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電車内で区間外乗車の精算をしたとき、車掌が原券を回収することがありますが、あのあとの作業手順はどうなっているのでしょうか?

車掌を観察していたら回収した原券を大きな財布のようなものに入れて胸の内側のポケットに入れるところを見たことがあります。
ま、私物の財布ではないでしょうけど。
あのあと、車掌交代までずっと原券を持ち続けた後、どうするんでしょうか?
到着した駅でいちいちハンディ機の発売記録と照合したり、回収した原券に異常がないか調べるんでしょうか?
それとも原券は改札担当に提出しておしまいなのでしょうか?

詳しい方、お願いします。

A 回答 (2件)

No.1です。



残念ですが、JRではありません。私鉄の従事員です。

車内で精算した場合、乗車券を入れて読み込ませる、と言った機会は持っていませんから、お客様から行先(目的地)をお聞きし、発売可能な区間であれば目的地まで、発売できない区間の時はそのぎりぎり線の乗り換え場所までの精算券を発行します。

専用のハサミで作成する「車内補充券」、または車内精算機を使うのですが、車内精算機はその価格か余りに高額なため、私の会社は、私が所属する線区用に、10年以上前に数台導入はしましたが、車内精算をする車掌用ではなく、イベント会場などでの乗車券販売用でした。

しかも時期に未対応のため余り活用できず、現在は使用しているかどうかさえ不明です。

車内精算自体、SFカード導入で難しくなりました。カードで精算と言われても、車内精算担当の車掌は現金精算しかできないのです、私の会社では。後ろで実際に運転を司っている車掌を営業車掌、車内精算をする車掌を旅客専務車掌というのですが、後者をやっtうぇいる人は、今はもう居ません。車掌が自分の担当列車がない日に、kじょうらくしーずん等に実施している程度です。

カードで乗車された場合、社内で現金精算しても、カードの処理を駅に申し出てもらわないとなりません。お客様としては面倒な状況になるので、一般にSFカード(現在は乗車には使えませんが)時代から、そしてICカード式乗車券では当然ながら、丁寧に窓口で精算をしていただくか、タッチして出ていただくことを案内するのみです。

と言う理由で、ほとんど車内精算はやっていないのが、現実です。こうした精算用機器は、JRの方が開発が早いので、何かそうした機械を開発しているのかもしれないですが。

回収された乗車券は、最終的に、私の会社では審査課と言うところに集まります。と言って実際のところ確認する機械を使う、なんてことはしません。

改札にあるような生産額を算定する機械は、1枚を入れて算定されるまでに数秒かかります。それ以外に磁気ヘッドがあるところまで券を移動させる時間、磁気ヘッド部から回収箱、あるいは投入口まで移動させる時間がそれよりもかかるので、1枚の確認をして次の券の確認が出来る状態になるまでに10秒以上かかってしまいます。余りに非効率的です。

と言うことで、私の会社では、慣れた係員の目視ですね。決まったパターンの乗り越し原券なら、計算等しなくても慣れた社員なら一目で精算額は出てしまいます。複雑な乗車券は、運賃計算用のパソコンの専用ソフトがあるので、これに区間と原乗車券データを入れれば、不足額は数秒で算出できますので。

こうした業務を審査課は毎月行い、連絡運輸をしている会社ごとに収受した不足運賃の中から相手の会社に支払う金額を算定し、相手の会社と相互に連絡をして相手の会社がこちらに支払う予定の金額と差し引きし、渡す分が多い会社がその差分のみを支払っています。(精算機分は毎日実施しています)
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この回答へのお礼

たいへんよくわかりました。
ありがとうございます。
ベストアンサーです。

お礼日時:2010/10/23 15:57

鉄道従事員です。



現在は駅管理者をしておりますが、以前は車掌をしておりました。当然のことながら、車内精算の経験もあります。

各社ごと詳細は異なりますので、一例にしかなりませんが、私の会社での例を含めて書き込んでおきます。

駅ですと、精算機で精算した場合は、精算機内のメモリーに精算内容が記録されます。係員の操作でジャーナル紙への出力も可能ですが、普段は決まった時間に集計を取らせ、社内LAN回路を利用し、会社のホストコンピューターにデータを転送します。あとはその金額と精算機内収入金があっていることを確認して専用社内便で納金します。精算時の原券は、1日分ごと区分して保存し、月末に検査を行う部署へ送付します。検査部署は毎日送ったデータと精算原券に相違がないかを確認して、購入した鉄道会社に自社分の運賃を請求しています。

窓口についてもほぼ同様で、係員は受け取った原券を元に運賃差額を計算し、この金額を収入管理システムに登録します。決まった時間に集計し、データは社内LAN回路を利用し、会社のホストコンピューターにデータを転送、現金が合っていれば専用社内便で納金します。精算時の原券は、1日分ごと区分して保存し、月末に検査を行う部署へ送付します。検査部署は毎日送ったデータと精算原券に相違がないかを確認して、購入した鉄道会社に自社分の運賃を請求しています。

車掌が社内で精算し場合は、原券を専用のバックに保管、現金は専用の精算用の釣り銭入れに収納します。

車掌の事務所(会社によって、車掌区とか、乗務管区とか乗務区とか呼ばれます)にもどると、再選をした際にお客様に渡す精算券(手書きのものは車内補充券と言います)の控え用紙やハンディ精算機のデータから精算金額を算出、持ち帰った現金の総額から、あらかじめ車掌区より預かった釣り銭用現金分を差し引いた分が精算金額と一致すれば、納金用の書類を書き、精算原券と納金報告書に精算金をそえて所属事務所に納金します。と共にハンディ精算機を事務所に返却、車内補充券の時は控え用紙も提出します。

受け取った車掌区事務局は全員の分を合算して報告書を作成して現金と一緒に会社に納金します。月末にまとめて精算原券を検査部署に送ります。あとの処理は駅と同じです。

収入金に誤差があった場合は、多い場合は「旅客運賃訂正通知書」という書類を起こして納金しておきます(私の会社の場合、後日お客様から誤精算のお申し出があった場合、この書類を作って納金しないと返金できなくなってしまうので)。不足するときは、担当者が弁納します(不足分は自腹で支払う)。

万が一、精算間違えをすると書類処理が発生したり、後日お客様にお詫びの上返金しなければならなかったり、不足させると自分で弁償したりしなければならないので、真剣に取り扱わざるを得ません。

ご質問者様が見られた車掌が専用バック(車内精算担当時に、会社から借りる)に納めた現金と精算原券は、最終的には駅の精算分と一緒に他社への請求する金額の証明書類に使用されます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
回答者様の会社はJRでしょうか?

>月末にまとめて精算原券を検査部署に送ります。あとの処理は駅と同じです。

検査部署というのは原券に対してどのようなチェックをしているのでしょうか?
いちいち磁気データをチェックして、車内精算した日時と原券の入場記録とを突き合わせてチェックまでするのでしょうか?

お礼日時:2010/10/21 22:51

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