A 回答 (14件中1~10件)
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No.1
- 回答日時:
安楽死の是非についての争点は、「自分のいのちを自ら断つことを権利として認めるかどうか」というところにあると思われます。
安楽死に反対するひとは、よく、普遍的な生命の重要さや曖昧な人道観念を説きますが、そのような曖昧なものが果たして、どれほど個人の権利に対抗できるでしょうか。人の生命は病気や事故などの、自分ではどうしようもないような災難に脅かされます。人間は自分の生命をどうすることもできないように作られているみたいです。しかし、生きている間に死よりつらい苦しみ(少なくとも自分がそう感じるほどの)を味わったとしたら・・・、そして自分の意思でその苦しみを回避できるとしたら・・・、それを権利として保障してもいいのではないでしょうか。だれに迷惑をかけるわけでもありません(家族が悲しむでしょうが・・・)。厳格な要件のもとでなら、安楽死を認めても良いのではないでしょうか。この回答への補足
>安楽死の是非についての争点は、「自分のいのちを自ら断つことを権利として認めるかどうか」というところにあると思われます。
なるほど・・・生き死にに関する問題もいまや権利が食い込んでるんだ。
大変な時代だね。
ところで僕はいつも思うんだが、安楽死の争点を議論すると本人以外のところから必ず挙がる声がすなわち「権利」だ。
生きている人は死んでゆく人を取り巻いて一体何が本当はしたいのだろうか?
No.2
- 回答日時:
つい最近NHKでやってましたので記憶に新しいです。
現在の医療は人の死を可能な限り引き延ばすことができます。
しかし、治療を受けている本人にとって、耐え難い苦痛の中でのその医療が
はたして望まれるべきものなのか疑問です。
確実な死が避けられない状況の中で、苦痛だけが伴う毎日だったとしたら?
そろそろ日本でも「終末医療」の在り方について話し合いがもたれるべきです。
参考URL:http://www.nhk.or.jp/fukushi/
この回答への補足
返信ありがとう。
幾人かの方々からの返信でやはり皆さんが「終末医療」の在り方について関心をお持ちであることはわかりました。
そこでお尋ね致しますが、人が病床にて「死」を迎えることは何せ今に始まったことではないのに、どうして今この問題(?)に非常な関心を皆が寄せているのか?
そこのところはどうでしょうか。
No.3
- 回答日時:
難しい問題ですね。
わたしとしては「本人の意思が書面で意識のはっきりしているときに残されていること」
「これ以上の治療の望みがないこと」
「あくまでも本人の苦しみを取り除くためであること」
(家族が望むだけでは、、経済的な理由でそれを望む家族もいると聞いたことがあります。状況は判らなくもないですが、「死」という結果をだすのはあくまでも本人であるべきです)
これが定着しない限り、(本人が意思を残すことが当たり前のことにならない限り)
「安楽死」は行われるべきでないと思います。
このことが(自分の生と死を自分で選択することが)一般常識の中に定着したとき、初めて「本人が選ぶ死」として安楽死は選ばれても良いのではないかと思います。
この回答への補足
>わたしとしては「本人の意思が書面で意識のはっきりしているときに残されていること」
「これ以上の治療の望みがないこと」
「あくまでも本人の苦しみを取り除くためであること」
(家族が望むだけでは、、経済的な理由でそれを望む家族もいると聞いたことがあります。状況は判らなくもないですが、「死」という結果をだすのはあくまでも本人であるべきです)
これが定着しない限り、(本人が意思を残すことが当たり前のことにならない限り)
「安楽死」は行われるべきでないと思います。
なるほど。しかしこれは「死」を端で見ている側からの意見であることは間違いないね?現在考えられている大多数の日本人の死生観から導き出されるのはやはりこの様な条件になるのだろう。
それではこの次は「安楽死」だけではなく「死」とはなにか?
あなたのお考えを伺いたく思うのですが如何か?
No.4
- 回答日時:
私は 難しいことは解りません。
それに、自殺は絶対にすべきではないと思っています。
でも、もし、自分が亡き義父のように、癌が体中に転移して 強い薬でただ延命処置を施されるだけで 自分と看ている家族の苦しみが先延ばしにされるだけならば 安楽死を選択するかもしれません。
苦しむだけ苦しんで、最終的には 栄養剤を一本 二本と減らされて、痩せ細って亡くなって行った義父をみていて思ったことです。
でも、義父は 最後まで自分は治るものだと思っていました。(癌と知らされてはいませんでした。)
だから、私は告知を受け入れ、医者と家族と話し合った上で 自分で選択するのであれば あってもいいのではないかと思います。あくまで、本人が選択するのなら、です。
No.5
- 回答日時:
変な言い方ですが、もう、リビング・ウィルの一つとして認めて欲しい。
終末期に「延命医療を望まない」権利は認められてますが、
本人がそれを選択するための情報提供すら十分でないのが医療の現状です。
ほんとにほんとの「究極の選択」です、
極限状態の心理で皆さんは医療者の、家族の、TVの、書籍の、宗教者の、
一言一頭足に右から左へと選択がすっ飛んでいきます、
ただ「生かしたい」(「生かしてみたい」んじゃないの?!)
医療者の思いに引っ張られたり、
逆に条件さえ整えばQOLの高い生活ができていくのに
「人工的な処置は一切嫌だ」と拒否されることになったり、
選べば、どちらも永遠です。延命は一度始めれば止める事ができませんから、
病苦も、介護苦も、本人には永遠に等しい。
生命は救われても魂が救われない、「殺してくれ」と嘆願される生も、
「本人の選択だけどもっと生きてて欲しかった」と家族に悔やまれる生も
あります。
厳密な基準を設けた上で、もう考え始めてもいいのではないでしょうか。
(しかし、上で言ったようなそれ以前の問題も全然クリアされてません。)
この回答への補足
>極限状態の心理で皆さんは医療者の、家族の、TVの、書籍の、宗教者の、
一言一頭足に右から左へと選択がすっ飛んでいきます、
ただ「生かしたい」(「生かしてみたい」んじゃないの?!)
>生命は救われても魂が救われない
全くもって人をバカにした話だよね。
科学者だか医者だかに出来ることなんて、ただ訳もわからず生き延ばすことぐらいだからね。
無理矢理でもなんでもかまわないのだ。
さてさて患者は救われたというべきか、否か。
人間にとって幸福とは何か。
>厳密な基準を設けた上で、もう考え始めてもいいのではないでしょうか。
(しかし、上で言ったようなそれ以前の問題も全然クリアされてません。)
多いにやるべきだね。
No.7
- 回答日時:
caballeroさんへ。
>今では死刑が許されているし、自殺も許されているのだから、安楽殺も許されるのは普通だと思います。
誰がどうやって、「安楽殺」をするのだい?
「死刑」は罪の代償であるし、
「自殺」の時は殺した本人が死んでいるのだから罰せないだけ。
「安楽殺」はしてもいい条件とはなんですか?
それすら、決めずに「普通だと思います。」と言うのは
「普通ではないと思います。」
条件を定めずに、行われる安楽死は殺人との境などないも同然である。
君の論理には「人間」という要素が全くない。
安楽死の実行者の立場を知る為には「高瀬舟」でも読んでください。
No.8
- 回答日時:
ANo.#1の意見に概ね賛成です。
もともと我々は頼んでもいないのに強制的に存在界に投獄され嬲り生かしにされているのです。「存続ごっこ」に興味の無い者にとっては甚だしい迷惑です。苦痛なく即時無条件に存在界から釈放されるのは当然の権利です。No.9
- 回答日時:
oni_ocさんへ。
>「自殺」の時は殺した本人が死んでいるのだから罰せないだけ。
自殺は本人死亡(加害者死亡)のため罰せられないわけではありません。自分で、自分の意思で、自分の生命を断つ行為であるため、違法性がないとされ、犯罪を構成しません。そのため、自殺に失敗して生き残ったとしても、未遂罪が成立するわけではありません(自殺が犯罪だとすれば未遂で罰せられるはずです)。自殺は犯罪ではないということです。
安楽死にも少し関わることですが、自殺が「違法性が無い」とされているのは、個人の自己決定権を尊重しているためであると思われます。
No.10
- 回答日時:
Edward_Bさんへ。
御指摘ありがとうございます。
「自殺は本人死亡(加害者死亡)のため罰せられないわけではありません。自分で、自分の意思で、自分の生命を断つ行為であるため、違法性がないとされ、犯罪を構成しません。そのため、自殺に失敗して生き残ったとしても、未遂罪が成立するわけではありません(自殺が犯罪だとすれば未遂で罰せられるはずです)。自殺は犯罪ではないということです。 」
とのことですが、確かにその通りです。
で、そのへんは承知の上でああいう書き方をしました。
僕としては、法律上に限定せず広義に
(モラル、倫理なども視野に入れて)見当することが必要
であるという意味合いを込めて書いたのでああいう書き方に
なったのですが、そのあたりに説明不足があったようです。
(例えばキリスト教では自殺は決して許されない厳重な罪であります)
このような問題は結局、そういう広義なコンセンサスの形を
作り上げた上での議論しか意味をなさないと思いますので。
なお、死刑と同列に安楽死を語るのもその意味において、
大きな間違いと言えるのではないかと思うのですが。
つまり、死刑執行人には、法的保護と社会的バックアップ
があります。では、安楽死の執行者はどう扱われるでしょうか?
未だに「高瀬舟」のころからの比較でも対して進歩した
とはいいがたい。
安楽死の是非を問う時には、自分が安楽死を得る立場で語られる
ことが多いように思いますが、与える立場の人の方が得る人のより
よっぽどつらい立場になるのであることを考慮すべきである、
ということが僕の意見の骨子であります。
御理解頂ければ幸いです。
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