プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

日本のプロ野球で、打率4割を達成した選手は一人もいない。
(最高は元阪神ランディ・バース氏の3割8分9厘)
メジャーリーグでも1941年テッド・ウイリアムスが4割6厘を達成したのを最後に出ていない。
なぜ4割打者が出なくなってしまったのか?

A 回答 (9件)

 まず、確実に違うのが投球術です。

テッド・ウィリアムズが4割を打ったのが1941年ですが、変化球の歴史を紐解いてみると1867年が最初とされていますから、変化球の存在は4割打者が出なくなったことの証明にはなりません。
 
 元楽天監督の野村が現役時代にテッド・ウィリアムズの本を読んで、「ピッチャーは、投げる際に既に球種を決めており、球種によって体の動きに微妙な変化が出る」という旨の記述を読み、これをきっかけにピッチャーのクセを研究するようになったという。
 
 今時、露骨な癖を持っている投手はいませんが、ベーブ・ルースは若い頃カーブを投げる時に舌を出す癖があって、それを見抜かれて打者に転向したというエピソードがあります。味方も本人も気がつかないなんて笑ってしまいますが、そういった時代だったのです。
 
 投球術は癖だけではありません。カーブと速球しかない投手でも、配球をしっかりしていれば打者を簡単に手玉に取ることができます。その逆で、多彩な変化球を投げる投手でも、同じ変化球を投げ続けていれば、あっという間に打ち込まれてしまいます。
 いい例が、西鉄、西武で200勝を挙げた東尾でしょう。彼の武器は外角へのスライダーですが、それを活かすために、内角を攻めたことから、死球の日本記録保持者です。
 
 それと、世の中が進歩した結果、昔の人と現代人では基礎体力が全く衰えているのも理由ではないでしょうか。稲尾投手は、幼い頃からお父さんの手伝いで舟を漕いで漁に出かけていました。プロ野球の投手となってからその時の体験が強靭な足腰のバネに繋がったとされます。
 今の漁師ならエンジンを積んだ舟で漁に出かけますからね。テッド・ウィリアムスも78回転で回転するレコードのラベルを読むことができたようです。今時の子供なら、それだけの動体視力を身につける環境にありません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%83% …
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我々が到底無理だと考える想像を絶するような記録も、いずれは出ることと思います。


ですから打率4割を出す選手も必ず出現するでしょう。

なかなか出ない原因の一つとしては、選手の思い通りに打たせてくれない環境だからではないでしょうか?
打席に入ると監督やコーチのサイン・指示を受けて打ちますからね。
主力打者だと自分の判断で打たせて貰えるようですが、クリーンアップという立場上の責任感から
大きなヒットを打たなければと言うプレッシャーが罹ります。
せこいヒットで良いと許されるのなら、4割も時間の問題でしょう。
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4割って、大変ですよ。



一言でいえば、5打数2安打です。一般に1軍野手は1試合に1本ヒット打ってれば及第点であり、それを20試合も続けられれば全国ニュースになるくらいですが、4割打者になろうと思ったら、その倍、1試合2本がノルマです。
つまり全試合マルチヒット。
むろんそれを連続する必要はない訳だが、1試合でも1安打に終わったら次の試合は猛打賞でなければならず、もし1試合でも無安打におわったら次の試合には4安打せねばなりません。
そんな化け物みたいな選手、聞いたことありませんね。

しかも4割は年間のトータル数だから、調子が多少落ちる時期もあることを考えると、調子のいい時期にはそれこそ全試合猛打賞くらいの勢いで稼いでおかなければいけません。
ちょっとでも野球をしっている人なら、そんなこと、あり得ませんね。
だから4割バッターもありえないのです。

というか、もし年間150試合フル出場して4割達成なら、1試合平均5打席まわるとして、年間300本。イチローですらあり得ない数字です。
だから4割バッターはあり得ないのです。
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イチロー選手が往年の王さんくらい四球を選んで、しかも規定打席到達→そのとき4割到達していたら、以降全て欠場、とまで徹底していたら、可能性は十分にあったと思います。



イチロー選手は基本的な考えとして「バットを振らないのはつまらないし、お客さんも喜ばない」ということで、多少ボール気味のタマでも打ってしまう傾向があります。だから打率ではなく最多安打にこだわるんですね。またストライクゾーンが審判によってアバウトなMLBでは「積極的に四球を選ぶ」という狙いが事実上難しいし、ブンブン振って三振でもOK、ガンガン打つのが野球、が信念のアメリカではお客さんにもウケません。

そういった理由でイチロー選手が「打率4割」を口にせず、「最多安打」にこだわるわけですね。
さらに4割にこだわるあまり、シーズン終盤に仮病で欠場したりする行為も彼の気持ちにそぐわないでしょうし・・・・
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出なくなってしまったのは四割打者だけではなく、30勝投手もです。


近年では20勝投手すら絶滅状態です。金田正一の通算400勝を抜く投手も、決して
現れないでしょう。山本昌は「最後の200勝投手」と呼ばれています。
要するに全体のレベルが上がったんだと思います。
現に、高校球界では近年でも、通算打率五割超の打者とか、たまにいます。

全体のレベルが上がるにつれて突出した個人が出にくくなるという例はたくさんあります。
近所で評判の美少女が上京してモデル事務所に入ったら平均以下、とか、
近所で評判の天才が進学校に入ったら平均以下、とか、
進学校で評判の天才が東大に入ったら平均以下、とか、
高校球界の五割打者がプロに入ったら平均以下、とか。
いずれも、本人が落ちてるんじゃなく、「平均」が上がることによる結果です。

No.4 さんの挙げておられる本↓
スティーヴン・ジェイ-グールド著『フルハウス(-生命の全容―四割打者の絶滅と進化の逆説-)』
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ドーキンスだったか、グールドだったか、どなたかがどうしても思いだせないのですが、アメリカの生物学者か誰かがこの「なぜ4割バッターがいなくなったか」について研究したものを読んだことがあります。



それによると、データを解析すると(野球というのはありとあらゆるデータが揃えられるスポーツです)テッド・ウィリアムスもエース級と呼ばれる一流ピッチャーからは打っていないんですね。その打率は現代の一流選手の成績と変わらないそうです。
ただし、二線級からバカスカ打っているのです。そこで数字を稼いでいるんですね。つまりそこから見えてくるのは一流と二流の間にかなりレベル差があるということです。昔のメジャーリーグに比べると今は全体の底上げがされていることは明らかだそうです。

結論として出ていたのは、「当時の一流バッターも、一流ピッチャーも、現代でも通用する技術と才能を持っていた。しかし、ごく一部のそのような選手を除けば他の選手は今の選手に比べれば格差があった。ゆえに、昔の選手はそのぼんくら相手に数字を稼ぐことができた」というものでした。

テッド・ウィリアムスの時代は、メジャーリーグというのはアメリカに住む白人だけのスポーツでした。黒人も参加できないし、外国人はもってのほか。今は世界中から才能と実績を持った選手たちがメジャーを目指してやってきます。なかなか飛び抜けた記録を持つことはできないでしょうね。
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1. ピッチャーの変化球の種類が増えたから。


2.作戦が高度に・複雑になったから。
3.(日本の場合は)球場が広くなり、昔はホームランだった当たりが、外野フライになる確率が増えたから。(バースのときにはラッキーゾーンがあったと思います。)ファールでスタンドインになる打球も、内外野・捕手に捕られる確率も増えたかな?

複合的な要素でしょうね。
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無意識のうちにリミッターか調整がかかり、3割当たり前の時代では3割五分が高打率




三割五分が当たり前になると、ちらほら4割が出るという・・・・


そんなことは無い


かなw
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1シーズンずっと同じ好調子を維持し続ける。

10回打席に立ったら最低でも4本ヒットを打たなければならない。どこも痛める事無く、スランプ知らず。いつでもかつでも絶好調。

打率4割って何だか出来そうだけど、事実はそうじゃないんでしょうね。上記の条件が揃えば4割打者誕生という事になるんでしょうが、3月から10月までの長期間、その好調さが果たして維持できるのかがポイントになってくるでしょう。バースは確かに惜しかった。もし相手のピッチャー全員が全員、真っ向勝負してきてたら、多分4割はいってたんでないか?と思います。皆さん打たれたくないからバースの苦手のコースをついたんですから。でもその状況下で3割8分9厘は4割に値すると思います。

あの「イチロー」ですら達成できない打率4割。もうこの数字は「神の領域」に入ってしまったんでしょう、きっと。これからも出ないと思うし、テッド・ウィリアムスが世界で最後の4割打者になるのではないでしょうか?
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