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太平洋戦争に関して、海方面では例えばミッドウェー海戦とかレイテ海戦とか個々の戦いについて
ああいう采配をしてればとか、この兵器があればとかいうイフがよく語られます。
一方陸方面では、南進と北進のどっちだったとかインパール作戦は失敗だとか、作戦や戦略
レベルでの検討はされますが、一つ一つの戦いでの采配についてどうこう言われる事は少ないように思います。
これはどうしてでしょうか?

A 回答 (4件)

単に、陸軍の作戦ではそういう場面がなかったということではないでしょうか。


ミッドウェーとか、レイテでは、あるまとまった軍団どうしが、正面きってぶつかる、という状況ですが、陸軍の作戦でそういうのはなくなっているのではないかという感じがします。第一次大戦あたりから、そういうのはなくなっているんじゃないでしょうか。

陸軍の作戦でも、一人の指揮官に率いられた軍団同士がぶつかる会戦方式ならいくらでもイフが考えられるでしょう?
実際、アウステルリッツ三帝会戦なんかイフを考えるもの面白そうです。
古代のカンネーの戦いとか、アレシアの戦いとか、もしハンニバルやカエサルが、ちょっとしくじったらどうなっちゃたんだろう、と考えるのも興味深いです。

第二次世界大戦では、そういう会戦方式がほとんどないでしょう?激戦というと、拠点攻略作戦が殆どであるような気がします。スターリングラード攻防戦とか、モンテカッシーノの戦いとか、ノルマンディー作戦とか、マーケットガーデン作戦とか、そこに敵がいて準備を整えている、攻撃するほうも準備して攻撃する、ということになるわけで、偶然の入る余地は殆どないと考えられるわけです。
何で失敗したのか、というと、そもそも攻略拠点をまちがえたとか、準備が整っていなかった、とかそういうことになるわけです。映画「遠すぎた橋」みても分かります。個々の場面でいろいろドラマチックな場面はあるのですが、結局は「遠すぎた橋だったんだ」で総括できるわけです。

インパール作戦だって、個々の場面が大局を決したわけじゃなくて、そもそも構想に無理があったわけでしょう?
ガダルカナルもそう。水陸連携するという新しい方法を実行し、高度に機械化され、大量の兵力を抱えている陣地に、気合で抜こうったってそれは、"そもそもなんか違うんじゃないの"ということになるじゃないですか。

もうひとついえるのは、相手の戦力を殲滅することを目的にすると、会戦方式になって、後から見るとイフを考えるよちが多くなるんじゃないですかね。
ミッドウェーはそうでしょう?もともとは、米機動部隊をつり出して殲滅するのが目的だったわけですよね。レイテだって、栗田艦隊はレイテに突入するより、米艦隊を求めて反転したんだっていう説がありますよね。
陸軍の作戦でも、バルジの戦いは連合軍の戦力を殲滅するのが目的だったわけで、アンデルヌを攻略する目的ではなかったわけです。映画「バルジ大作戦」を見れば分かりますが、これはいろんなイフを考えることができます。

思いつくままに、雑多に書いてみましたが、どうおもわれます?
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 敗者は記録を残さないから。


 海軍系は船が沈んでも、陸に記録が残りますが、陸上の部隊は、記録を持って敗走することはありません。特に、日本では敗戦の将は兵を語ろうとしないので、なおさら分からなくなる。そして最後は、生き延びたオッサンが好きなことをしゃべりまくって、内容を歪める。(硫黄島の記録は、栗林中将に左遷された生き残りの言葉が中心になっている。)船は操船関連の資料は少なく(戦艦大和にはエレベーターと冷蔵庫があったことも知られていない。)、陸は中国戦線などでの兵隊の日常関連はほとんどない。
 ご存知の情報がどこから来たのかを、考えてみれば分かると思う。さらに終戦の直前に、戦犯裁判怖さに膨大な資料が燃やされました。ですから戦艦大和の銃器配置さえも、資料がないので今のは推測。
 さらにあと知恵で、推測を紛れ込ませて信じ込んでしまう輩が山のようにいますから。
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IF好きで采配についてどうこう言う人の傾向として、



海戦は個々の戦いをなんとなくでも知っている(だから個々の戦いに口出しする)
陸戦は個々の戦いの類をなんとなくでも知らない(だから個々の戦いに口出ししない)

ってだけでしょう。

単に、その人の知識量の問題とかその程度の浅い理由ではないでしょうか?
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「面白くないから」が全てだと思います。


下記は良く出来ていましたが、華が無いですね。

セイロン島沖海戦。

>南進と北進のどっちだったとか
敵機動部隊は「敵機動部隊発見。」の報告を受けず、北西ではなく、東に進路を取ります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4% …

その為、先に日本軍を発見。

航空機は劣勢で旧式の複葉機も混ざっていましたが
「戦闘機も機銃で全力攻撃せよ。」と、日本軍に先制攻撃を仕掛けます。

ここでも山口 多聞の意見具申の却下の末、兵装転換中に空襲。赤城艦橋への機銃掃射で南雲中将は戦死。たったす数発の爆弾で赤城1隻喪失。

しかし、南雲指令と赤城の仇は必ず取れ!と言う副指令の命を受けて憤激した機動部隊は敵を壊滅させます。(ここで史実とつじつまを合わせます。)


ミッドウエー島作戦では小沢機動部隊指令と山本GF指令は激しい口論に発展。

小沢は
「ミッドウエー占領などしませんから。私は機動部隊の壊滅しか頭にありません。」
とやっちまった。

山本オヤジはプライドがズタズタでミッドウエー島を何が何でも占領したい。
オヤジの策は万全で、機動部隊は絶対に来ない。

この2つの「顔」と「頭脳」を同時に否定したので激怒したんだ。

それで「ミッドウエーをエサにし続けていたら直ちに報告せよ。」
と目付け役で俺(山口多聞)を加賀に乗せたんだとため息。

第一次攻撃開始。

兵装転換所か、加賀を囮にしてでも第一次攻撃隊は収容する。と言う強い信念で
魚雷兵装のまま機動部隊発見の報告を待ち続け、ここで米機動部隊も壊滅。
(加賀喪失。)

敗因を変えている訳です。

戦後ともつじつまが合う。
日本軍の大きなミス(防弾や技術力)
シーレーン確保。

などと言う、教訓を考慮出来ない部分が支持者が得られない理由だと思います。
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