アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

福島第一原発は廃炉すべき代物だったのです。

1997年1月逝去された平井憲夫さんの遺言です。

「二十年間、原子力発電所の現場で働いていた1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。」

廃炉も解体も出来ない『福島第一原発』!!!

『具体的な廃炉・解体や廃棄物のことなど考えないままに動かし始めた原発ですが、厚い鉄でできた原子炉も大量の放射能をあびるとボロボロになるんです。

だから、最初、耐用年数は十年だと言っていて、十年で廃炉、解体する予定でいました。

しかし、一九八一年に十年たった東京電力の『福島原発の一号機』で、当初考えていたような廃炉・解体が全然出来ないことが分かりました。

このことは国会でも原子炉は核反応に耐えられないと、問題になりました。
   (当時総理大臣 鈴木善幸 1980年7月17日- 1982年11月27日)

 この時、私も加わってこの原子炉の廃炉、解体についてどうするか、毎日のように、ああでもない、こうでもないと検討をしたのですが、放射能だらけの原発を無理やりに廃炉、解体しようとしても、造るときの何倍ものお金がかかることや、どうしても大量の被曝が避けられないことなど、どうしようもないことが分かったのです。

原子炉のすぐ下の方では、決められた線量を守ろうとすると、たった十数秒くらいしかいられないんですから。

 机の上では、何でもできますが、実際には人の手でやらなければならないのですから、とんでもない被曝を伴うわけです。

ですから、放射能がゼロにならないと、何にもできないのです。放射能がある限り廃炉、解体は不可能なのです。人間にできなければロボットでという人もいます。

でも、研究はしていますが、ロボットが放射能で狂ってしまって使えないのです。

 結局、福島の原発では、廃炉にすることができないというので、原発を売り込んだアメリカのメーカーが自分の国から作業者を送り込み、

日本では到底考えられない程の大量の被曝をさせて、原子炉の修理をしたのです!!!

今でもその原発は動いています!!!

 最初に耐用年数が十年といわれていた原発が、もう三〇年近く動いています!!!


そんな原発が十一もある。くたびれてヨタヨタになっても動かし続けていて、私は心配でたまりません!!!!』

A 回答 (10件)

要不要論は別として、「制御棒が入っているので連鎖反応は起こらない」、というのは正確ではありません。


現在の状況は、炉心の冷却と中性子減速材を兼ねる水(純水)の水位が下がり、燃料棒を冷却できない状態になっています。燃料棒が持つ高熱により燃料棒自身の形状を保持する超耐熱合金の管が一部溶け、その結果外部でセシウムが検出されるに至っています。
万一、この管(燃料ケース)の溶融が進み、炉心の圧力容器の底に崩壊した燃料自身が蓄積された場合は、全く制御不可能の連鎖反応が進行する「可能性」はあります。そうなると、核分裂の熱で炉心自身を溶解し、格納容器も溶解し、誰も予想できない大事故に発展するケースも「可能性」としては存在します。
放射性物質の拡散については、圧力容器、格納容器が破壊されない限り、大規模な放射性物質の拡散は起こりえません。
今は全機無事で、これらの容器を守るために少量の放射性物質を大気に放出する事を覚悟しつつ、内部の水蒸気を大気解放して対処しています。
この時点での放射性物質の拡散は限定的な物で、直接放射性物質を吸入したりしない限り、政府発表の通りクリティカルな物ではありません。
悲惨な事故に発展する事を避ける任務のため、生命の危険を顧みず、懸命に、文字通り決死の努力を続けている方々がいることを知ってください。
また、地震直後に制御棒は自動的に挿入され、連鎖反応の停止操作は設計通り実施されました。また停電で自動的に10台以上の自家発電装置が即座に起動し、1次2次冷却ポンプを稼働し続けました。
しかし、今回の事故に至った直接の原因は、原子炉自身の設計ではなく、その後に到達した巨大津波による物なのです。
建屋を乗り越えるほどの巨大津波により、稼働中のバックアップ発電機のエンジンがすべて海水を吸い込み完全に破壊されてしまいました。(クルマのエンジンが吸気系統から水を吸い込むと瞬時にされるのと同様です)
そのためポンプが停止-余熱による炉心温度上昇-圧力容器安全弁作動-過度の沸騰により水位低下-更に温度上昇-圧力容器安全弁作動-水位低下-燃料棒露出-高温により燃料棒ケース一部破損-度重なる圧力容器の安全弁作動により格納容器内圧力上昇-格納容器安全弁作動-水素が格納容器外部に放出-原子炉建屋内で水素爆発-建屋破壊
となっています。
ここで、外部から海水と硼酸を注入する非常手段で冷却するため、圧力容器の圧力を抜き、注水、一号機は何とか停止しました。
この操作により、海水注入した炉は決して再使用出来なくなり、廃炉になります。
また、注入した海水は炉心との接触により放射化されているため、今後落ち着いた後で膨大な量の海水の除染処理が必要になります。
いたずらに不安をあおる気は毛頭ありませんが、クリティカルな状態であることは確かなのです。
風下の一般の市民の方が出来る対策としては、花粉症用のマスクを用意し、万一放射性物質が大量に放出された場合の内部被曝を最小限にとどめるための準備でしょう。
もしご自身で不安を感じていらっしゃるなら自身の判断と自己責任で、海外を含め出来るだけ遠方に移動されるのが最も安全な対処法です。(南半球なら最も安全でしょう)
また、政府や誰か他人を責めるのではなく、抗議や文句は後からにしましょう、今は各々の判断と責任で出来ることをすべき時です。
現在のところ、一部の「コメンテーター」と呼ばれる方の無責任な発言を除いて、政府と報道機関は正しい情報を慎重に言葉を選んで国民に伝えていると思います。そのおかげで著しく困難な状況でも秩序だって避難や救出、移動と懸命の作業が続けられています。
未だ時期尚早ですが、この発表と報道の姿勢は後日高く評価されるべきだと思います。
一科学者としての私個人の考えとしては、私は原発は自動車と同じく現代の日本の維持と生活には必要と思います。
自動車事故では数千人が亡くなっており、大気汚染や温暖化の原因でもあります。航空機も同様ですね、しかしいわば不可欠な必要悪、という考え方です。(わがままで申し訳ないですが、しかし自分の家が原発近くの立地だと、転居します。)
しかし今後確実に原子炉のあり方の広範な議論がなされるべきでしょうし、それが可能な良識と能力が日本国にはまだあると信じています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変ご丁寧な説明をして頂き有難うございます。現地で作業されている方々には頭が下がる思いです。現実に我々がどのように考え、行動するかが今後より重要となって来ました。

現在さらに3号機が水素爆発を生じる危機的状況ですが、現場の方々のお骨折りも考えながら皆さん活動してほしいと思う次第です。

有難うございました。かなり現地のことにもお詳しい方であると察します。今後とも頑張っていかれることを希望します。

お礼日時:2011/03/13 17:46

BWRは知らないですが、PWRはかならず同じ材質のサンプルを圧力容器においてサンプルチェックをしています。

したがって、材料的にはそんなに問題はないかと思います。
ただ、設計思想、特にバックアップの思想が古かったのだろうなと思います。PWRはThree Mile Island(TMI)を教訓に、設計思想の再チェックがあって、女川も設計開始はTMIの前ですが、その教訓は生きていると思います。
ただ、美浜とか古いPWRも危なさそうなのは確かですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

やはり古い原発は、危険なのですね。有難うございました。

お礼日時:2011/03/13 05:02

そんなものはどうでもいい。



自民党の河野太郎の著書を読めばいい。
日本に原子力は要らない。

この回答への補足

いまさら現実に原子力の恩恵に皆さん浴しているのに、要らないとは無責任だ。
理想論では意味がないでしょう。

補足日時:2011/03/12 18:38
    • good
    • 0

女川町もかなりの被害を受けたのに、女川原発はなんともなかったのは、なぜなんでしょう?


電力供給ができなかったと聞いて本当にビックリしました。何がどうしてこんな事になったのか、女川はどうもなかったのはBWRとPWRの違いなのか、それとも原発周りの電源確保の考え方が違うのか??

PWRの設計にしかかかわったことがないのでBWRはよく知らないのだけど、この後の解析は本当に大事と思います。
まぁ、福島第一・第二は廃炉決定ですね。

浜岡も、今頃は大変だろうなぁ。先輩が何人か行っているけど..

この回答への補足

とにかく確かなことは、福島第一原発は10年の寿命であったのに、米のエンジニアの小手先直しで、長々と30年ボロボロになるまで運転されてきたことです。

放射線は1mの鉄板も突き抜ける代物であり、板のなかの亀裂は長時間被爆されれれば進行すると思いますよ。

女川の原発は、どのくらい運転されていたのでしょう。機械強度は放射線被爆時間によると考えます。新しければ地震にも強いです。

福島原発は廃炉になるのが遅きに失したといえるのではないでしょうか。

補足日時:2011/03/12 18:55
    • good
    • 0

今回は緊急停止で制御棒が入っているので核分裂は止まっており、チェルノブイリの二の舞になる、その心配はない。



核分裂が止まっても高い崩壊熱が出るので、冷却水が不足すると炉の温度が下がらず、炉内の圧力が上がって核燃料を含む冷却水が放出される。最悪の、スリーマイル島のように大量の放射性物質が格納容器の外に出るリスクはあるが、この場合でも建屋から大気中に出る放射能は軽微で、人的被害もほとんどない。

現段階で大爆発はあり得ないと思うな。

水が減ると言うことは配管損傷も考えられる。

この原発は鉄筋コンクイリートで覆って廃墟とするしか無いかも。

メディアは悪戯に不安を煽ってるが、深刻な状況とはまだ言いがたい、情報が無さ過ぎで政府も把握して居ないのでしょう。

電源車がすべて到着すればECCSが動けば、機能を回復する可能性もある。

大事には至らないと思うよ。でも非難はして置いた方が良い、少しでも放射線浴びるべきでは無いからね。

っだそうです。

この回答への補足

爆発音と激震と白い建物消失が同時に、生じているのですが・・・。
保安院は何も言わず、我々に任せよ、分析をこれからするでは筋が通らない。
遅すぎる。原発で真になにが起こっているか早く知らせるべき。保安院なら配置図も設計図も持っているわけだから白い建物消失は憂慮されると言わざるを得ない。ヨウ素を準備しているとも言われている。

補足日時:2011/03/12 19:11
    • good
    • 0

原発反対です。



『絶対安全だ!』『必要だ』という政治家、役人、電力会社の方の家族や子孫を

原発敷地内に住まわせるという法律を作るというのはいかがなものでしょうか?

それでも安全だと言いますかね???

この回答への補足

悪辣な保安院、東電のような連中もいっぱいいるわけですから、自分らは安全なところに住むんですって。

補足日時:2011/03/12 19:16
    • good
    • 0

ごめん1/4でした。



引き抜き
 制御室の線量は毎時150マイクロ・シーベルト。そこに1時間いた場合の線量は、胃のレントゲン検診の約4分の1程度に当たる。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110312-00000 …

この回答への補足

爆発音の件ですが、原子炉そのものの爆発かどうかなら、設計図を見れば専門家なら判るはずだ。一つの建物が消えたことは間違いない。テレビでも消えたと言っている。

保安院の会見は全く信頼性に欠ける、不誠実な対応だ!

放射能に関しても具体的にどう測定するかさえ知らせられない納得がいかない。

放射能を測定するときにすら、測定者は被爆するのだから容易に計測できるとは考えにくい。もしそれでも測定させれば人権蹂躙だ。

補足日時:2011/03/12 18:34
    • good
    • 0

放射線1000倍ってたかが知れてる。



胃のレントゲン撮影の1時間分の1/3程度の放射線だそうだ。

でも悠長な事では無い話に間違いないな、日本の半分は死の大地になるかもよ。


だれかが行くしか無い、ロボットはまだ実用的じゃないのかな。

10年ほど前にも何か事故あったよな?その時は職員が短時間で交代で、被爆するのわかって侵入したよな?どっかの業者?会社だっけ?

この回答への補足

ロボットでも無理です。放射能で壊れる。
とにかく今までにないセシウムが出たことは、燃料棒が溶けだしたわけですから、尋常ではありません。

燃料棒が溶けてたまると解説員が言っていますが、圧力容器の底が抜けて溶けて爆発するのと違いますか。

補足日時:2011/03/12 15:28
    • good
    • 0

 初めて聞く話ですね。



 「チャイナシンドローム」という、原子力映画を思い出しました。

 今回の地震は、当初からTVで見てて、ここまでなるのかと驚いてますね。

 現地の人には、被爆しないように、早く逃げてほしいと思います。

 今回の件は今後問題となるでしょうから、各政党に質疑で取り合ってもらうように、メールでも送りましょう。自公やみんなの党など、国会で取り上げてくれると思います。
 過去にメールで訴えた時は、国会で質疑をしてもらったことがありますから。
 言ってみるといいでしょう。

この回答への補足

メールでも送るなどの悠長なことを言っててはだめです。
そろそろ東京の人でも、新幹線で西の大阪に避難異動が始まっているようです。
チェルノブイリでは650kmが、汚染されたのですから東京はだめではないかと考えます。

補足日時:2011/03/12 15:20
    • good
    • 0

貴方の、杞憂が現実になりましたね。

ニュースを見ての、私感ですが、燃料棒が入ったまま、ひびがはいった、現在、福島、第一原発の1号炉は、炉芯より、水位が下がっているそうです。きっと、亀裂でもできたのでしょう、消防隊が水を足している、焼け石に水のようですね。

ところで、メルトダウンが起きると、原爆のような、原爆雲が、起きるのですか?。

そろとも、目に見えるのは、黒煙だけですか。

消防隊はいつ逃げるんだろう。水を足しても、足りない、意味がわかりません。

テレビでは、水を足す、原始炉の外の回路が故障したとか言っているけど、

そんな、簡単ではなさそうな雰囲気を感じます。門で、普段の20倍、

コントロールルームで1000倍の被爆量だといっています。1000倍が、たいした量で

あるわけがありません。一体このさき、どうなるのかな、チェルノブリーの様になるのかな。

10キロ四方の退去ですむのですか?。私は、逆に貴方に聞きたいです。素人ですが。

この回答への補足

はじめまして。
私は、超電導専門家ですが、原発は素人です。しかしリニアにしても原発にしても、本当に役人たちは保守検査に怠慢なことは確かです。

どうなってしまうかですが、800度で300気圧の圧力容器は使用してきましたので、かなりの圧力に耐える容器もあるのですが、耐用10年なのに、廃炉出来ずに米エンジニアのやっつけ作業で修理し30年間に至っているわけですから、どこまでもつものか見当がつきません。

少なくとも水蒸気爆発で原爆状になることも覚悟する必要があるのではないでしょうか?。

補足日時:2011/03/12 15:11
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!