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このカテでいいのかわからないんですが、質問します。

最近、色々なメーカやブランドとのコラボで有名な村上隆ですが、私にはそのよさがさっぱりわかりません。
いちおう芸術学部出身で、舞台芸能がメインではありましたが、小さい頃から美術館や博物館を庭とするような生活をしていた私ですが、その良さが全く理解できないんです。

あのヴィトンでも使われているキャラをはじめ、似たようなキャラ&雰囲気のものばかりで、それ以外のものは、アニメおたくと同じ感覚の作品に見えてしまう。

一般的に認められている村上隆のよさがわからない私って、何か感覚がかけているのでしょうか?
全ての人が受け入れられる芸術はないとは思っていますが、村上隆が多くの人に受け入れられるのが信じられない今日この頃。色々とコメントいただければと思います。

A 回答 (9件)

すみません。

「回答」にはあたらないかもしれませんが、私もhanazonoさんにまったく同感なため、意見させてください。(私は小さいころから美術の展覧会フリークで美術書から美術について学び、学芸員の資格を持っています。)
村上隆さんの作品を目にすると戸惑うばかりです。優れた構成力・色彩感覚と、インパクトのある内容。彼の作品が海外の一流ブランドやアーティストに認められ、MOMAなどで展覧会が開かれていることについては、ますます驚愕です。マンガ・アニメおたくに好まれる、大衆的(とはいっても支持する層に偏りのある)・趣味的作品なのではないか・・と。一般的なアメリカのエンターテイメント映画のように、ただインパクトがあって面白ければいいのか、とも・・・。
村上隆さんの親友である奈良美知さんの作品のよさは、実物に触れることで実感でき、嫌い→好きへと変わりました。
しかし、奈良さんのご友人である村上さんのデザインについてはどこがあれほどまでに海外ウケする理由だろうか・・と思案してしまいます。
ヴィトンについている村上隆の目玉のデザインは、いったいどなたが買って身に着けているのだろう、と思います。確かに斬新で独創的ではあります。
あれが目玉ではなく、「きれい」という一般的感覚に沿うような、花のモチーフなどであれば確かによかったかもしれません。しかし、それでは村上隆は新進気鋭の現代美術作家としては認められなかったのではないだろうか・・?
彼の作品にはfigureなどもありますが、平面作品については構成面で優れているのではないかと思います。しかし、どうも描かれてある中身が好きになれません。「現代美術」という枠組みから外れる作品と、その中に納まる作品とでは、いったい何が違うのか。力のあるcuratorなどが認めてその地位を向上させたことにあるのでしょうか。
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この回答へのお礼

お返事遅くなってとってもごめんなさい。

うあ!あたしと同じこと思ってる人がいたので実はちょっとだけホっとしてます。
確かに構成的には面白いと思うんですが、魅力を感じないんですよね。ただ私の場合は現代アートにあまり興味がないってのもあるんですけど・・・。

有難うございました。

お礼日時:2004/04/05 13:35

皆さんのように専門的なことは詳しくわかりませんが、そんなものなんではないでしょうか?



芸術でなくとも、この人がぁ??という歌手が売れることって、ままあるじゃないですか。
そしてどんどんいなくなったり、予想外に生き残っていい作品を作っていったり。その中には、一世を風靡しておきながら伝説にもならずに忘れられていく人もいれば、後々まで聴き継がれていく人もいます。

あまり、芸術だとか、学問だ、という感覚で捉えすぎてはよくないですし。芸術とはそういうものなのかどうかは、わかりませんが。

私は以前「村上隆??わからんねー」と思っていましたが、ヴィトンとのコラボ以来好きです。
ヴィトン好きではないのですが、
LVという洗練された伝統的で美しいモノグラムと、ポップな色彩&キャラクターが意外にも一つになると素敵!そう感じて以来、彼の作品などはすごく気になります。
芸術については詳しくありませんが、ファッションは、伝統的であるものほど美しく、常に斬新さや新規な発想は欠かせない、と思うのです。
結局、全てのラインや服の型は過去に出尽くしているわけです。新規に見えるものも、その蒸し返しに過ぎません。その中で、いかに新しく美しいものを作っていくか。その課題を、一番失敗したら痛い方法を用いながらに、見事にやってのけたと思います。
ポップで目新しいキャラクターのおかげで、LVのモノグラムの伝統的美しさが一層引き立ち、キャラクターもまた、引き立つ。芸術に何の知識もない者ですが、単純に感覚で、なんて素敵!と感動しました。
ただ定番と捉えていたヴィトンの美しさを見直した、って感じでした。

でも、どちらかというと、村上隆については、芸術家というより、デザイナーとして見ているかな。
また、アーティストでありながら、ビジネスの視点を持ち合わせているところも、彼の才能かな、と思います。
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この回答へのお礼

御礼遅くなりまして申し訳ありません。

下にも書きましたがよく言えばおっしゃる通り「アーティストでありながら、ビジネスの視点を持ち合わせているところも」あり、でも俗に言うと計算高いのかもしれませんね。

LVのお花モチーフはカラフルで可愛いかな~とも思うんですが、なんとなくお遊びっぽくて、すぐ飽きそうで、品格が落ちてしまったというか、どうもそんな感じがしてならないのでした。色々感じるところはみんな違うんですねえ。

お礼日時:2004/04/05 13:43

一応、芸術学部出身のものです。



ボクもあれに関しては芸術的価値はそれほどないと思いますが、フランスでは空前の日本アニメブームだそうです。それも、日本からのものだけが大ブレークしているそうです。だから、ヴィトンの採用を受け、メディアへの進出をはたした、アニメおたくの戦略マーケティング一本勝ちといったところではないでしょうか。日本人のセンスから言えば決して新しいものじゃないですよね。

芸術的にみれば理由のないものは、たくさん世の中に出回っていることは皆さん100も承知だと思います。その分かりやすさ、アイデンティティ、メディアを支配したキャラクタービジネスの一般例のような気がしますけど。

大衆のマーケティングに関しては深く考える必要はないんじゃないですか。大衆がそれほど芸術を理解しているわけはありませんから。ただ、新しいものを生み出していくのが最も困難な今、アーティストになるという獰猛さからメーカーを巻き込んでいく努力などは、広告業界的には評価すべきところなのだと思います。
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この回答へのお礼

お礼遅くなりまして申し訳ありません。

ウンウン、日本人的には今に始まったものではないと思ってたのですよね。でもおっしゃる通りで、確かにそれを世界的なものにしたのは彼自信?ですから、その辺は評価できる点なのかもしれません。

有難うございました。

お礼日時:2004/04/05 13:47

あまり気に病むことはないと思いますよ。


人の感性なんてみんなばらばらですからね。
一般的に受け入れられているように思える作品でも
嫌っているのはあなただけではないと思いますよ。
何かのよさがわかるから、わからないからといって
感覚が鋭いとか、欠けているとか言うものでもないと思います。
正しい芸術とか、間違った芸術なんてないのと同じでしょうね。
時代によっても変わっていくみたいですし。
それに芸術というのは考えて理解するものではないと思いますよ。
その辺のところ全くの素人なのでよくはわかりませんが・・・。
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この回答へのお礼

お礼遅くなりまして申し訳ございません。

そうですね、芸術派考えて理解するものではなく、感覚で感じる、捉えるものですよね?なんかホっとしました。
有難うございました!

お礼日時:2004/04/05 13:39

私は彼の関わったものを所有したいとは思いませんが、面白い現象だと捉えています。



もともと、彼は自分の作品がこんなに一般向けな使い方ができるとは思っていなかったのではないかと思います。結果的なものだと思っています。

コンセプトありきの今の現代美術シーンにおいて、彼のスーパーフラットという考え方を持った作品制作はまさに真っ当なやり方です。良く知られている所で言えば、ウォーホールが消費社会に対しての批判を持って制作を行い、評価されたのと同じです。
ただ、日本ではなく、アメリカで異文化の匂いのする、日本独特のアニメのステレオタイプなラインを使って発表したことは、戦略的なものを感じますが、
あくまで美術シーンでの成功を狙ってのことだと思います。欧米で評価されたものに、日本人は弱いですからね。ただ、日本でのみ発表していたら、それなりの評価はあったにせよ、ここまでになったかどうかはわかりません。確かに、その位しないと、現代美術だけでは生きてはいけないのは分かります。

では、なぜ美術シーンだけでなく、ここまで一般的な人気が出たのか?
最近、六本木ヒルズに行って感じたのですが、今、世の中はインテリブームのような気がします。現代美術ってなんかこ難しくって、というのが今までの一般的な風潮だったと思うのですが、そのちょっと頭の良さそうな感じとか、普通の人には分からない所を理解できるのが、おしゃれなのではないかと。とりあえず、内容はよく分からなくても、その感じだけでも、味わおうという印象を受けました。六本木ヒルズには、宮島達夫やルイーズブルジョアなど、おそらく美術に興味のある人しか目にしたことのないアーティストの作品が環境美術として堂々とありました。うきうきとショッピングに来た人が、あれだけを見て宮島達夫が原爆をテーマに作品を作っていたと、誰が思うでしょうか?でも、なんか、インテリっぽくておしゃれな感じ、で終わると思うのです。
ヴィトンの村上隆もそんな感じなのではないでしょうか?インテリな感じのする現代美術の中でも特に異端な感じのする村上隆を採用することで、ヴィトンの文化的なイメージをアップさせ、ヴィトン好きな消費者はヴィトンが良いと言うものだったら、何でも良いものに思えてしまうのです。後、もしかしたら、フランス人にとってもアニメのラインはエキゾチックに感じるのかもしれませんが。

誤解があるにせよ、一般社会的に今まで肩身の狭かった現代美術が認知されてきたことが、これからの日本の文化水準が上がる一つのきっかけになればいいなあと思っています。
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この回答へのお礼

お礼遅くなってごめんなさい。

確かに最近、ヒルズ以外でも文化の香りに触れるチャンスが増えました。でも村上隆がインテリ雰囲気かっていうと???とも思うんです。がー、おっしゃるとおり、そのインテリブームってのもよくわかりました。
いろいろな捉え方がありますね。
有難うございました。

お礼日時:2004/04/05 13:38

私はあまり彼のデザインを今のところ、高く評価しておりません。



【一時的なファッション】
面白いキャラの作品が多いですが、
私は村上隆の作品、デザインは5年、10年後まで評価されるモノではないと思います。

【たけしの座頭市】
たけしの座頭市と一緒で一時的には面白いといって一般的に受け入れられるかも知れませんが、
時がすすめば、忘れられていく一過性のファッションというものでしょう。
もっとも村上隆はそれを狙っているかも知れませんが。

【今後】
今後、村上隆がどのような作品を発表するか注目ですね。
現在、村上隆は新しい作品を発表して世間に認知させるか、
それとも特異キャラの作品のデザイナーで終わるかの分岐点に立っていますね。
私は彼の今後を高みの見物です。

参考URL:http://www.elle.co.jp/home/fashion/collections/s …
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまってごめんなさい。

なるほどい、そういう見方もありますね<高みの見物
私も今後を期待しながら見てみようかなってちょっと思いました。
有難うございました。

お礼日時:2004/04/05 13:30

>一般的に認められている村上隆


そんなことはないんじゃないでしょうか。
一般的にはヴィトンや六本木ヒルズでの作品を
見たことがある「最近人気らしい」ぐらいの話で
彼の作家性や作品のよさが分かる人なんて
レアでしょう?

私がポップアートが好きなので
村上隆は早くから認知はしていましたし
スーパーフラットは面白いコンセプトだと思ってましたし
DOB君あたりは結構好きです。
でも、そんなにイイか?という気はします。

ただ、スーパーフラットにまつわる彼の発言は面白くて
サブカルチャーでもてはやされるのはよく分かります。
(→参考URLをご覧下さい)

さらに、欧米のアニメブームやアジアブームの中で
ファッションデザイナーあたりがの図版に目をつける気持ちも
よく分かります。

海外の老舗ブランドとのコラボ、なんかは
エールを送りたい気持ちにもなりました。
(一種のナショナリズムでしょうか?)

>何か感覚がかけているのでしょうか?
感覚、というよりは
サブカルチャーやポップカルチャー
もしくはポップアートへの興味が欠けているのかな?
とも思いますが
別に気にするようなことではないように思いますよ。

ただ、芸術学部出身の方でもフィールドが違うと
>似たようなキャラ&雰囲気のものばかりで
>それ以外のものは、アニメおたくと同じ感覚の作品に見えてしまう。
それくらいの理解でしかないのかしら?とも
ちょっと思ったりしました。

参考URL:http://www.t3.rim.or.jp/~hazuma/texts/superflat. …
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この回答へのお礼

お返事送れて大変申し訳ありません。

確かに芸術学部でも、芸能系なんでちょっとフィールドが違うし、更に古典系だからかなり新しいものには理解が固いのかも?とも思いました。
ポップアートとかってなかなか理解できない範囲なので、おっしゃるとおり興味がかけてるんでしょうね。
有難うございました。

お礼日時:2004/04/05 13:27

一応グラフィックデザインの仕事をしているものです。



一般的に受け入れられているわけじゃないです。
日本ではあのアニメフィギュアみたいなのが認められるまでは芸術家というより「モデラー兼グラフィックデザイナー」というような感じだったと思います。

あのアニメ系フィギュアはやっぱり日本人には受け入れられないと思いますよ。
でもあの人の描く曲線をモチーフとしたキャラクターはかなり魅力的だと思います。
海洋堂制作の食玩で村上隆シリーズというのが出るそうですが、ちょっとチェックしたいと思っています。

ヴィトンに関してはちょっとあれはないんじゃないかなあ。と思いました。

10年後に村上隆がまだ一線にいるかどうかということに関しては「いる」とおもいます。ただしグラフィックデザイナーとして。
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この回答へのお礼

お礼遅くなりまして大変申し訳ありません!

一般的に受け入れられてるわけではないんですか・・・お礼遅くなってごめんなさい。海洋堂のフィギュアのニュースは私も見ましたが、PCまわりにチョコっとかざるくらいならいいかな、と個人的には思います。
有難うございました。

お礼日時:2004/04/05 13:24

>全ての人が受け入れられる芸術はないとは思っていますが、


  村上隆が多くの人に受け入れられるのが信じられない今日この頃。

あまり芸術だという先入観を持たない方がよいのではないかと思いますヨ!

彼の面白さは軽いノリであらゆる対象を「洒落ノメシ」ているところにあると考えています。

知らない子どもから見れば「アンパンマン」も「村上隆」も変わらないと思うでしょう。

頑なに守っていたような一昔前の[LV]のモノグラムロゴをポップ調で明るく漫画チックにしたのは

一見、彼自身はやりたい事をしているだけと云うポーズの中に案外計算されたしたたかさも感じ取れます。

彼にとって【LV】のモノグラムはデザインも古く贔屓目に見ても巧いものではなく、愚鈍な大衆の人気に

支えられて成り立っていることを知っていて、彼の才能で漫画チックに否定し虚仮にした感じが伺えます。

彼の場合は職人:横尾忠則のようなテクニシャンではないし、かなり豊かな発想先行が身上だと思います。

ここ最近の印象を私なりの印象で書きましたが、彼の評価はまだまだ先にならないと決まらない事だと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって大変申し訳ありません。

そっか、あまり芸術だって思ってみなければ気軽に見れますね!&計算はかなり見えました。
有難うございました。

お礼日時:2004/04/05 13:23

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