No.5ベストアンサー
- 回答日時:
>現代の技術なら、一旦フラッシュメモリにCDのデータを読み取らせて、メカ的な駆動系無しで再生することも可能かと思いますが、そのような製品はあるのでしょうか?
iPodやMP3プレーヤーなどのシリコンオーディオプレーヤー
PCやHDD、ネットワークを利用したオーディオシステムがあります。
PCでCDを音楽情報(再生音のデジタル)ではなくプレスされた状態での01のデジタル情報を直接読み出す事が出来ます。
PCではバッファ(メモリ)に読み込みながら再生されるのでCDの等速読み出しと言う問題から開放されます。
また、PCではMP3、WMAなどの圧縮音楽形式(データを間引くタイプからロスレス(間引かない)まであります)
にする事で生(WAV)よりもずっと小さくすることが出来ます。
最近のPCではUSB接続タイプのDACであるUSB DACやUSB接続でデジタル出力するUSB DDC(デジタルデジタルコンバータ)があります。
ビットレートもCDの44.1khz 16bitを超え、192khz、24bitまで対応したものもあります。
ONKYO DAC-1000
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/purecomponen …
など・・・
またHDDもSSDのシリコンディスクならデータの流れにメカ的な駆動部分がなくなります。
iPodにしても記録部分は一部製品を除きフラッシュメモリなのでメカ的な部分はありません。
今流行のiPodならこのようなiPod対応デジタルコンバータもあります。
ONKYO ND-S1000
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/purecomponen …
これを経由してDACへ接続となります。
第二世代の15GBのiPodを今でも使っています
そういえば圧縮無しでも取り込めましたね。もっとも15GBだとすぐに一杯になってしまいますが、現代の大容量だと実用的ですね
1976年頃に、NHK教育の趣味講座の「オーディオ入門」という番組を中学生の頃に見ました
最終回で、光ディスクのデジタルオーディオの試作機が紹介されていましたが、デジタルにしちゃうのなら半導体メモリーにデータを入れて、小型で高音質で便利なオーディオが可能に違いないと夢見ましたが、30年以上経った今日では、私の夢想も現実となっていたのですね
ご回答ありがとうございました
No.6
- 回答日時:
PCオーディオの技術的なことについては疎いので他の方々の説明を参考にしていただくとして。
。。私の個人的な意見としては、今後PCオーディオがピュア・オーディオの絶対的な主流になるかどうかは微妙かと思います。なぜなら、いくら練り上げられたPCオーディオでも、音源は通常の市販CDに頼らざるを得ないからです。だから、どんなに逆立ちしてもCDのフォーマットを打ち破るようなサウンド展開は望めません。
もちろん、ネット上にはCDの規格を凌駕する音源が存在します。でも、それらの絶対数はわずかなものです。今のところ、とても主流になるとは思えません。
「普通にCDプレーヤーで鳴らすよりも、PCに読み込んで再生した方が音が良い」という意見もあるようですが、私はそうは思いません。確かにPCでリッピングした方が音が良くなったようなケースに遭遇したことはありますけど、そのPCオーディオ一式と同価格帯のCDプレーヤーで鳴らした時の方が、全般的に良い結果に繋がったことが多いと感じました。
とはいえ、PCオーディオはいちいちCDをかけ替えないで済むなど、使い勝手の面での大きなアドバンテージはあります。音を追求するマニアは別として、普及はしていくでしょう。
一方では、アナログの復権も目立ちます。簡便さを追求したPCオーディオとは対極的な動きですが、アナログレコードには独特の味わいがあることは確かで、手軽さだけではオーディオは語れないといったところでしょうか。しかし、近年発売されたアナログプレーヤーやカートリッジが法外に高いのが気になります。いくら需要が限られているからといって、30万円を超えるカートリッジなんか昔では考えられません。
スピーカーに関しては、近頃は軒並み低能率になったことが挙げられます。これは、エンクロージャーの小型化が背景にあるようです。小さいサイズで低音再生を実現するには、重い素材の低域が伸びる特性を有した小口径のユニットを搭載する必要がありますが、その分能率は抑えられます。これを駆動力の大きいアンプによって高ストロークで大きく振動させようというのが、最近のトレンドみたいです。
特に今のONKYOのスピーカーなんて、犯罪的なほど低能率ですよね。同社のデジタルアンプじゃないと、ほとんど鳴ってくれません。わたくし個人的にはあまりにも低い能率のスピーカーは嫌いです。屈託無く鳴ってくれる昔の高能率スピーカーの音が懐かしいです。
あと、DIATONEをはじめとして国内では撤退したメーカーやブランドが相次ぎ、スピーカーについては海外製の独壇場です。アンプも国産は製品数が減っています。
対して、大手とは違ったアプローチで製品を仕上げるガレージメーカーが輩出してきたことも最近の傾向でしょう。Rosen KranzとかSOULNOTE、ALLION、SPEC、Nmodeなど、それぞれ一味違ったサウンドで存在感をアピールしています。
。。。以上はピュア・オーディオの内部事情に関しての事柄ですが、ピュア・オーディオの市場規模は縮小しています。何しろ一般ピープルの多くは昔のミニコンポよりも音の悪い圧縮音源で満足している状況ですから。これに対して業界側では「ピュア・オーディオの市場を広げ、復権させよう」という動きはほとんど無いです。せいぜいが小金を持った団塊世代を相手にするのみ。これでは見通しは暗いですね。
No.4
- 回答日時:
おおおっ! FCS_RIK さん、有難うございます。
mn1613a さん、回答ではない書き込み、お許しを(笑)・・・「回答を評価する」の 1 票では足りないほど有意義な情報だったもので(汗)・・・。
S/PDIF ではなく IEEE1394 (Firewire) がデジタル・オーディオのコンシューマ用標準インターフェイスになりそうになった時 (1990 年代) には「お先真っ暗感(笑)」があって iTunes が出た時には「これでいいや」的な感覚で iTunes 党になったのですが、そんな正統的なデジタル・オーディオの道もあったのですね(^_^)/
>ここ最近はバッファやFIFOとかの小手先ではなく脱S/PDIF的な流れもありますね
この辺りも興味深いです。
Fireface400、Ayre QB-9 の Asynchronous Mode・・・とても勉強になり、私からも御礼させていただきます。
(重ね重ね、mn1613a さんには失礼を m(_ _)m・・・)
No.3
- 回答日時:
自分はHALTWOさんとは逆方向ですね
トランスポートとしてPCが最適解であるとの判断から
Fireface400という製作側向けのインターフェイスを使い
DACとインターフェイスをGPSクロックジェネレータで校正したルビジウムクロックジェネレータで同期
DualAESにてI/FとDACを接続
DAC以降はピュアオーディオのシステムを構築しています
基本的にUSB接続のインターフェイスを使うことは少なく
RMEやLynxの内蔵カード、もしくはIEEE1394接続のインターフェイスを使い
通常のS/PDIFによりDACと接続するパターンが多いかと思います
IEEE1394接続のI/Fは専用のドライバを使い、低ジッターでの稼動を売りとする製品が大半です
USBDACなどはここ数年の産物ですので、一昔前は一枚20万位のカードを使うのが普通だったような
また、ソフトウェアもiTunesは音が悪いとして忌避されていた記憶があります
この辺はFoobar2000等+ASIOドライバが使える製品の組み合わせが基本でした
こういう形でPCオーディオという流れが有ったりします
また、二年程前にAyreからQB-9というUSB接続のDACが発売されましたが
これはUSBで通常使われるのと違う転送モードで(Asynchronous)
DACの要求に合わせてデータを送りこむ為、非常に低ジッターで稼動する製品になっています
(S/PDIF含め、通常はプレーヤーが垂れ流すデータにDACが動きを合わせる)
ここ最近はバッファやFIFOとかの小手先ではなく脱S/PDIF的な流れもありますね
安価な製品だとONKYOのDAC-1000がこの転送モードに対応しています
他にはLINNが完全にCD等の回転メディアを捨て
ネットワーク上に置いたストレージからデータを引っ張ってきて再生する
ネットワークオーディオプレイヤーのみの展開をしていたりします
ご回答ありがとうございます
デジタルならではのピュアオーディオ道も健在で進化し続けているみたいですね
スピーカーは、最新はどんな感じなのでしょうか?
No.2
- 回答日時:
Apple 社の Macintosh コンピュータが MacOSX オペレーション・システムになった 10 年余前に iTunes という音楽ソフトウェアが発表され、以後、Windows PC 用にも移植されたことから、今日のデジタル・オーディオ全盛時代になりました。
一般的には Apple 社の iPod という SONY ウォークマンを席巻するポータブル・オーディオ・プレーヤーが出現したことが今日のデジタル・オーディオ全盛時代を導いたとされるでしょうが、iPod には iTunes からデータを入れなければならなかったことから「初めに iTunes ありき」だったわけです。
その iTunes は Music CD を Mac (コンピュータ) に入れると自動的にデータを HDD (ハード・ディスク) にコピーするリッピングという動作を行い、リッピング後は HDD 内にデータが保存されることから 2 度と Music CD を入れる必要がなくなります。
この HDD を今日の SSD (ソリッド・ステート・ディスク・・・つまり駆動部を持たないメモリ・チップだけのディスク) にすると、御質問者様の仰る「フラッシュ・メモリに・・・」になるわけです。
HDD を使用していた頃でも HDD のデータは一旦 CPU (主演算ユニット) でメモリに読み出され、ネットワーク同期信号に沿ってメモリから外部に送り出されるようになっていますので、メカニカルな障害は原理的に起こりえないことになります。(リッピング時とHDD 読み出し時はコンピュータ動作ですので、0 と 1 を読み間違えるようなことがあれば、何度でも読み直しが行われます)
私は iTunes 出現当時「これで高価なデジタル・ディスク・プレーヤーは全て不要になる」と諸手を挙げて iTunes 導入 (ただし非圧縮データに限る) に走った結果、いわゆるピュア・オーディオからは完全に足を洗ってしまいました。(現在は昔のアナログ・ソースも全て iTunes 化していますので、愛蔵品以外のメディアは全て処分して、随分と身軽になりました)
ピュア・オーディオ・マニアにとって iTunes オーディオで最も肝要となる部分はコンピュータ出力端子となる USB 端子から出てくるデジタル信号をどのようにして DAC に受け取らせるかにあると痛感しているのですが「この辺りに気を配っているメーカーもマニアも殆どいないのでは?」という気がします。
これは 80 年代オーディオ製品で光入力に悩まされた経験をお持ちの方ならばよく判るのではないかと思います。
私も Philips DFA10000 (Marantz PM99SE の Philips OEM 製品) に用いられていた Motorola 社製光入力インターフェイス IC チップの酷さに閉口して Audio Acoustic 社の DTI (Digital Transmission Interface) で光信号を同軸信号に打ち直してから DFA10000 の同軸入力に導いていました。
USB 出力は電源やアナログ信号及びネットワーク・キャリア信号も一緒に伝送しているので、これからオーディオ・デジタル信号を取り出す際には当然のことながら不要信号の漏洩やジッターの問題が生じる筈なのですが、残念ながらこの問題に注目して製品(つまりバッファ・メモリに一旦データを貯め込んでから「DAC クロック」に同期させて出力させる製品) を作っているメーカーは皆無に近い状態のようです。(DTI を購入したマンハッタンのオーディオ・ショップ店員からは「そんなことにまで気を遣うのは日本人とイギリス人しかいない」と呆れられたのですが(笑)・・・)
スタジオ・システムで著名なレイ・オーディオを主催する木下オーディオの DAC (下記 URL) は「データをバッファ・メモリに貯えてから DAC クロックと同期させて処理する」方式を採っているようにも思えるのですが、定かではありません。
http://www.reyaudio.com/R-DAC.html
DAC に導かれて以後の iTunes オーディオは他のピュア・オーディオとなんら変わるものではない筈なのですが、私の場合は McIntosh C34V アンプを持っていたにもかかわらず、ボーズ感性工学リサーチ社の AWMS-VIA (Accoustic Wave Music System - Virtual Imaging Array) という非常識な値段 (28 万円) の CD カセットコーダーながらとてつもなく良い音がする製品 (市販ではなく直販制の製品) に出会ってしまったことから McIntosh C34V を中心としたシステムを解体、以後は「細かい音までじっくり聴くのにヘッドフォン以上の再生装置はなく、部屋に音を出す際には何処にいても心地好い音が出ていれば良い」と考えるようになって、Softon 社の Model 6 (改造品) と Sony MDR7506、Bose MWS (Music Wave System) に MacBook コンピュータという「我ながら、もはや現役のオーディオ・マニアとは言えない(笑)」シンプルなシステムになってしまいました。
Softon 社の Model 6 に用いられている DAC は Texas Instruments 社の PCM2704 という iPod などのポータブル製品用に開発されたシングル・チップ IC で、到底オーディオ用とは呼べない代物なのですが、後段のアナログ部がシンプルな真空管式であることからも「もはや細かいことはとやかく言わずに音色はキャパシタやレジスタを自分で交換して追い込めば良い・・・むしろそちらの方がオーディオ・マニアの常道では?」と「家人を閉め出した密室に多大な御布施を投じて手に入れた金塊 (金属の塊:高額機器) を積み上げて作ったオベリスクを前に身じろぎもせず、伏し拝むようにして有り難い御音に涙するオーディオ・マニア・・・と言うかメーカーや雑誌の盲信者」から「メーカーや雑誌の言などには耳を貸さずに自分の耳と感性だけを信じて孤高の道を歩む自作オーディオ・マニア」への転進を図ってしまったので、もはや最近のピュア・オーディオ事情には疎くなってしまいました(笑)。
一時はピュア・オーディオを一掃するのではないか (事実、ダイヤトーンやデノン、マランツなど錚々たるメーカーが撤退、再編を図る混乱に見舞われましたが・・・) とさえ思われた iTunes デジタル・オーディオですが、幸か不幸か iTunes オーディオ用 DAC が Dr.DAC II や CEC DA53 程度 (DA53 もヘッドフォン出力部は PCM1796 ではなく PCM2704 だったことはあまり知られていないようです) にとどまっていることからも iTunes オーディオを本格的なピュア・オーディオに持ち込むマニアはあまりいないようですね。・・・私もピュアから自作に転進してしまったし(笑)・・・
アナログ・オープン・テレコでの生録経験者やベルト・ドライブ・プレーヤーでのアナログ・ディスク再生経験者及びスピーカー自作派などであれば「40~50dB の実効ダイナミック・レンジが取れていれば、もはやそれ以上の物理計測特性の善し悪しは音色の善し悪しを決定付けるものにはならない」ということを体感していますので、デジタル・オーディオをピュア・オーディオとして見る観点もデジタルからオーディオの世界に入ったデジタル世代とは随分と違ってくるのだろうと思いますが、THD+N 100dB 以上とか 20kHz 以上の数値で激論を戦わせる数値マニアの世界にはもはや付いていけません・・・と言うか、付いていく気もしません(笑)。
そうした数値マニア向けの製品やブランド指向向けの製品は今もなお数多くあるようなのですが、それをピュア・オーディオと呼べるかどうかには疑問を感じてしまいます。
ご回答ありはとうございます
私も質問者さんの近い感じで、雑誌等の評論は静観しつつ、自分自身の耳だけを信じていました
80年代後半に、最終的にスタックスのイヤースピーカーのΣで止まってしまって、昨今は iTunesやiPODで、聞えていれば十分(笑)という感じです
でも、思っていた程はマニアも突き進んではいない様子ですね
No.1
- 回答日時:
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