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洗濯用石鹸の使用量不足が原因で衣類に石鹸カスが付着してしまうという現象はどういう理由・原理なのでしょうか?
洗剤量が多すぎて、すすぎきれずに付着してしまうのならば分かるのですが、量が少ないことでカスが付着してしまうというのが疑問です。

A 回答 (3件)

溶けた石鹸が最初に反応するのが、水道水中のミネラル分です



ポットの底に石みたいになって溜る白いヤツです

このミネラルと石鹸が反応して出来るのが石鹸カスで、これは水には溶けません

石鹸は、まずこのミネラル全てと反応して石鹸カスとなり、ミネラルがもう全部石鹸カスになって、残った石鹸が洗浄成分になります

石鹸が少ないと、石鹸全てが石鹸カスになるだけで、洗浄力はゼロ
水に溶けない石鹸カスは、汚れみたいなもので、洗浄もされないので洗濯物にくっついてしまいます

また、石鹸はある一定濃度以上がないと洗浄力がありません
ミネラル全部と反応して、残った石鹸も僅かだと、洗浄力が発揮できる濃度には達せず、汚れも石鹸カスも洗濯物に残ります
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追記です



石鹸の洗浄力の正体は、界面活性作用です

界面活性作用で、汚れを洗濯物から引き剥がし、その汚れを包み込んで、再度洗濯物に付着するのを防ぎます

この界面活性作用が現われる条件が三つ

完全に水に溶けること
一定以上の濃度があること
アルカリ性が保たれていること

石鹸そのものはアルカリ性ですが、ほとんどの汚れは酸性です
純石鹸だと、石鹸は汚れを中和するだけで役目を終えてしまい、肝心の界面活性作用を発揮することができません

石鹸の量が少ないと、尖兵隊がミネラルと刺し違えて戦死して石鹸カスとなり、残った残存部隊も酸性を中和して戦力を失い、汚れや石鹸カスを包み込んで洗濯物に付着させない兵隊がいない状態となります

そこで、汚れを中和させる専門部隊として、アルカリ剤(炭酸塩)が配合された洗濯石鹸があります

汚れの中和はアルカリ剤に任せ、石鹸カスにはならなかった残存兵力は界面活性作用を発揮して、汚れを引き剥がし、包み込んで再付着を阻止できます
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石鹸カスは、石鹸がミネラルや汚れと結合して変化したもので、


洗浄力はない。
石鹸カスに変化しなかった残りの石鹸で、石鹸カスという汚れを
洗い落とせるのが適正な石鹸の使用量で、石鹸カスが残るのは
使用量不足という事のようです。


石鹸カスとは
http://www.live-science.com/honkan/soap/soapbasi …


洗濯用「無添剤」石けんの問題点
http://www.live-science.com/sci/mutenzai/
2.石けんカスができやすい
石けんはミネラルに弱いという特徴も持っています。水中のミネラル
成分(カルシウム、マグネシウムなど。硬度成分ともいう)に石けん
が出会うと、石けんは洗浄力を持たない金属石けん(石けんカス)に
変化します。その形状は白く細かい粉末状で、洗濯のすすぎ水を
白く濁らせたり、洗い上がった洗濯物を白く汚したりします。

また、無添剤石けんでの洗濯では酸性石けん(石けんカス)の生成
も増えます。酸性石けんとは油汚れのひどいものを石けん不足の
状態で洗ったときなどにできる水に溶けないベタベタした物質のこと
で、これが付着すると衣類は黄ばんで臭くなり、洗濯槽に残るとカ
の栄養源ともなります。

これら石けんカスはアルカリ剤を併用することで大幅に生成を減らす
ことができますが、無添剤粉石けんではその効果は望めません。
石けんを増量して石けんカスに対応させることもある程度可能ですが、
それは不経済であると同時に次に述べるような環境への負荷の増大
につながります。
http://www.live-science.com/sci/mutenzai/
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