プロが教えるわが家の防犯対策術!

将棋も囲碁も殆ど未経験な初心者です。
以前、戦争をテーマにした小説を読んでいてある士官が
「あの○○さんは将棋は強いそうだが囲碁は全くやらんそうだ。
あの方が囲碁にも通じていたら戦局は違っていたかもしれない」
と言っていたのですが、囲碁を打つ人と将棋を指す人では
物事に対する考え方や鍛えられる能力が変わってくるのでしょうか?
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

 確実に、変わると思います。

変わるというか、違うというか。

 将棋は、王様をめがけて一瀉千里に突き進みます。駒損なぞは眼中になし。他人がどう思うかなんて関係なし。自分の信じる道を突き進むのみ!という性格になります。

 常識人ならとてもガマンできないような恥をさらしても関係なし、みたいな性格になりますね。

 かつて超実力者の某棋士が某女流棋士にとても口にはできないような電話をかけて、それの録音が漏れたのに、平然としています。私なら、あんなの漏れたら自殺かな。

 あるいは、昨日の新聞の将棋欄でもエピソードが紹介されていたのですが、相手の棋士が暑いと思うかどうかという配慮なんて全然せず、自分が寒いと思えば一方的に冷房を止めさせたり、という性格に育ちますね。

 というか、そういう性格の人でないと、将棋では強くなれない、というべきか。

 和をもって尊しとなし、トイレへ行くのもつるんで行く「女性」には不向きです。


 囲碁の棋士は、勝負師ですが、常識人です。

 囲碁は、碁盤に打った石で相手の意思を尋ねながらこちらも主張して、話し合いながら、妥協しながら打ち進めます(ゆえに囲碁を "手談" とも言います)。

 あるいは、あっちで損してもこっちで1目余計に儲かればよいというように、損得を勘定しながら穏やかに進んでいきます。そして負けても、救いがあります。昨日は5目半負けたが今日は3目半の負けだった、つまり上達したゾというような。

 囲碁の棋士はよく、「棋譜を残す」と言いますね。勝てばなんでもいい、というのではない。後世、他人が見て、「なにこれ」と言うような棋譜を残して勝つなら負けたほうがいい、みたいな。

 あるいは、「打った石の顔を立てる」とか言います。無意味に自分の石を殺させない。結局死ぬにしても、一局の中で意味ある死を迎えさせるように、次の手を打つことを言います。

 もっと言えば、「部分的には正しい」ということを言います。碁を打っていて、そう言われたら褒められたと思ってはいけないんですね。「碁盤全体を見渡した場合は、正しくない」というお叱りの意味ですから。

 女性にも向いています。現に女流棋士でもかなりの位置まで行っています。(普通の男性棋士では勝てない女性棋士もいます)


 たしかに、どっちの性格の人が戦争の指導をするかで、戦争は違ったものになるでしょうね。

 将棋派なら、ころは良しと思えば、脇目もふらず、歩や香、桂馬の戦死などものともせずに突撃させ、勝てれば大勝。負ければ玉砕となるでしょう。くどいですが、他人の忠告なんて関係ない。

 囲碁派なら、あっちで負けてもこっちで勝つとか、結局捨て石にするにしても犬死にさせることはなく、勝つとしても相手のメンツが立つように軍を進め、あまり勝ちすぎないあたりで戦争を収めるんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

2つのゲームの違いについて少し分かりました。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/08/03 21:22

個人的な印象を書くと、



 将棋は、どこか「数学」に似ています。
現実には、有り得ないことを、上手に実現してしまいます。
 ちょっと、やくざっぽい感じになります・・・。

 囲碁は、どこか「英語」に似ています。
ルール(文法)が、ひたすら簡単。
 しかし、上達するには、実践あるのみ。
その一方で、定石(構文)、プロ棋士の棋譜並べ(長文解釈)、詰め碁(英文読解)などをやる必要があります。そして、中々、上達しません。(気付いたら、「あれ?上達している!」)といった感じ。上達の仕方も、英語にそっくり。
 現実社会でも、尊敬されます。(一目、置かれる)
 

 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
囲碁をされる方が尊敬されるという話は初めて聞きました。
将棋も囲碁に負けないくらい高度なゲームだと個人的には感じているのですが
あまり一般的な考え方ではないのでしょうか?

お礼日時:2011/09/04 23:58

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