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こんにちは!

私は、文学系の学科に所属していて、
文学の、特に児童文学の「絵本」に興味があります。
理由は、いつか絵本を書きたいと思っているからです。
その為に、
ずっと読まれてきている絵本の、どのようなところに子どもが興味を持つのか、共通点があれば調べたいと思っています。
しかし、それでは、卒論のテーマとしては、曖昧だし、広すぎるかなと思っています。さらに、世界各国様々な絵本がありますし、、

どのような方向性で進めてよいのか困っています・・・

どなたか、良いアイデアがあれば、是非お願い致します!!

A 回答 (2件)

 こんにちは。

卒論の対象として英米の児童文学それも絵本を採り上げたいとのことで少しばかりお話をさせていただいてもよろしいでしょうか?。
 私達が書店に行く光景を想像してみましょう。様々な本が並んでいる中でどの本を手に取るでしょうか?。探していた本があれば其れを見つけるために書店に行くのであって、ふと立ち寄った時にタイトルや腰帯に惹かれたなどの経験はありませんか?。児童文学といっても作品自体が必ずしも読者層を児童に限定しているモノばかりではありません。現在公開中の『ハリーポッター』シリーズも児童文学として書き下ろされた作品ですが大人と呼ばれる年齢層をも虜にしてしまっていますね?。
 例えばドイツにはケストナーをはじめエンデなどの名だたる作家がいることもご存知でしょう。彼らは意識して児童を相手にするための物語を綴ったのではなく、大人が読んでも立派に通用する作品を残しました。こうした傾向は英米殊にイギリスにも多く見られます。『指輪物語』で知られるJ.R.トールキンは元々オックスフォードで英語学の研究に携わっていた学者でした。
 彼らの作品に共通する点を一つ挙げるならば、物語の主人公が1人の少年もしくは少女であり、冒険や様々な試練を通じて1人の「人間」に成長していく過程を綴っていることが挙げられます。こうした部分では文学作品に「児童向け」も「大人向け」もありません。当初は大人を対象としていたために言葉遣いなどが難しく、こうした点を「読みやすくするために擬似的に翻訳した」形で提供されている、とお考えになっては如何でしょうか?。
 具体的な事例として岩波書店から刊行されている「世界児童文学全集」には例えば中国の四大奇書として知られる『三国志』や『水滸伝』などの当時の大人達が夢中になった作品までもが収録されています。
 同様に原画展が行われたフレデリック・バックが作画した『木を植えた男』は寧ろ大人向けに書かれた絵本としても有名です。
 恐らく選択科目として「児童文学」の単位を履修されていると思われますので、今一度そのテクストを読み返しし、そこから分析視角や研究方法の手掛かりを探し出して見ては如何でしょうか?。
 因みに出版社に勤務する友人から聞いた話として、中国の出版事情として昔話の本は珍しい存在だそうです。映画のシーンに見られる親が子供を寝かしつけるために童話を読んだり、私達が子供の頃に経験した「昔話を聞きながら眠った思い出」などは中国では珍しいとの話も同時に聞いています。
 「絵本」を本としての構造から見た時にも幾つかの種類があることもご存知だと思われます。ページを開くとペーパークラフトのように立体的な仕掛けが持ち上がるように工夫されているモノもあります。この辺りの事情に関しても毎年春にイタリアのボローニャで開催される「ボローニャ国際児童図書展」があります。また国立国会図書館の施設として2000年に設立された「国際子供図書館」にも絵本ギャラリーを始め数々の資料がありますので、お訪ねになることをお奨めします。
 何れにせよ、子供が本を開いた時に真っ先に目に飛び込んでくるモノが何であるか、何処に目線が行くかなどとの物理的な形での絵本の意味というより、発達心理学や児童心理学的見地からの児童文学や絵本の効用に関する考察は幾らでもありますので、在籍されている大学の教育学の研究室などでもアドバイスをいただけることも可能でしょう。もし教職課程を履修されているならば既にこの辺りに関しても学習は済んでいるはずになります。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

素晴らしいです!
アドバイスを頂き、視野が広がりました。
多くの情報を共用して下さって、ありがとうございました!

お礼日時:2011/08/24 20:27

こんばんわ。



ん~そうですねぇ、、、

比較し、異なること、共通点などを見いだし、
それによって教育理念などを見つけていくといいかもですね。


例えば、
日本の有名な昔話と、
外国の童話(グリム童話やイソップ物語など)の比較はいかがでしょうか?


日本ならではの特徴と、
外国(グリムの特徴という風に限定してもいいですが)ならでは特徴、
それぞれの特徴を挙げて比較するという内容でもいいと思います。


逆に、
共通点を見つけるのも面白いと思います。

いくつもの絵本を調べ、
比較することで、
似たようなお話があるということを証明し、
また、それによって学ぶことができる教訓を述べるも良しですね。


文学的な面でいうなら、
この場合は、物語が最初に発表された時代なども一緒に調べると、
どちらが先に生まれたかもわかるので、興味深いものになると思います。

さらに掘り下げるなら、
例えば、文法や言葉のチョイス(表現方法)の共通点を見つけるとかもアリだと思います。



“ことわざ”なんかでも良くわかるんですが、
言い回しや表現方法は違うけれど、
意味は同じというものが結構あります。

昔の日本人が感じていたことと、
外国の人が感じていたこと…、
一見違うように見えるけれど、
感覚は同じなんだなぁ…ってことがそこでよくわかりますwww

そういった面は絵本でもあるのではないかなぁ…と思います。

国が違えば表現の仕方も違うけど、
最終的に子どもたちに伝えたいことは同じである(世界共通)ということを証明し結論にしていくのも良いですね。

そして、それを元に、
それらの絵本が長い間、世界各国で子どもたちに愛される理由を
自分なりの言葉で結論付けるのはいかがでしょうか?


絵本は、なるべく日本か外国の片方だけでも有名なものをチョイスした方が説得力があると思います。
長年、愛され、受け継がれているようなお話で。

<例>
桃太郎、鶴の恩返し、ウサギとカメ、泣いた赤鬼、ごんぎつね、浦島太郎、さるかに合戦などなど…と、

人魚姫、ブレーメンの音楽隊、ラプンツェル、白雪姫、マッチ売りの少女、北風と太陽などなど…。



または、
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、オセアニア、アメリカなど大陸別の
絵本の内容の特徴を調べるのも面白いかもしれませんね。

宗教的なこともあるので、
絵本の内容が異なっている可能性は考えられますよねぇ。

アニメ—ション映画なんかは、
国によっては場面をカットしたりして
意識的に内容を変えたりすることもありますから、

もしかしたら、
同じ、ピーターパンでも国によって内容が微妙に違っていたりするかも!?


アメリカは、
正義は悪を必ず倒さなきゃならないとか、、
ハッピーエンドじゃなきゃ見ないなんて風習もありますし、
そういうお話が圧倒的に多いですしね。


長々と書いてしまいました。
すみません。

少しでもご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

素晴らしいアイデア、ありがとうございます!
興味深いヒントが沢山あり、私の卒論の方向付けるものとなりそうです。
大変感謝します。
ありがとうございました!!

お礼日時:2011/08/24 08:20

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