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第二次世界大戦の前線航空管制官についてです。

学習研究社の【歴史群像】欧州戦史シリーズを色々読んでいたら、「前線航空管制官」と言う記述がありました。
装甲車に乗ったパイロットが、味方地上部隊の発煙弾等を頼りに敵地上部隊の位置を上空の航空部隊に知らせると言うものでした。
パイロットが乗るのは地上の状態を上空のパイロット達に分かりやすく説明する為だったそうです。
(後の時代には航空機に乗った前線航空管制官も出て来たようですが、私が知りたいのは地上の前線航空管制官です。)
そこでいくつか疑問が出てきました。

1、装甲車にはパイロット以外にスタッフが乗っていたのでしょうか?
(通信担当とか、砲弾の着弾を観測する人間等?)

3、そういう装甲車は1台だけだっだのでしょうか?
(前線にいるのでかなり危険。1台だけではまずいのではと。)

2、どんな事をどんな風にパイロット達に伝えたのでしょうか?
(多分、敵部隊の方向や位置、それに味方地上部隊から無線で知らされたであろう敵の数・・・と、想像しています。が、上空のパイロット達に分かりやすくというなら他に伝える事や言い方、用語があったのかもと。)


出来たら前線航空管制官のやり取りの事例があれば助かります。
どなたかよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

 なぜ前線航空管制官が必要か分かっていますか?


 基本は空陸海の無線の周波数や運用コードが違うから。つまり前線航空管制官は通訳のような仕事をしている。
 つまり最近の機上の前線航空管制官とやることは同じだから…
 1)着弾とかはみんな陸上の観測員に任せるから、実質前線航空管制官とはいっても通信員なので一人だけ。(今でもそう)
 3)危険だから装甲車にカンズメにする。戦場での死傷は破片によるものが多い。従って装甲車で充分。その装甲車が敵の攻撃に晒されるようでは司令部が危ないわけだから、じっとしていないでさっさと後退。
 2)現在;航空隊から前線航空管制官に「コチラ○○~の方向から接近、あと何分で到着予定」「了解、爆装を申告せよ。」「全何機、各○○ポンド何個、あと20ミリ…」(ベトナム戦争のときは一機ごとに申告していた)そのあと(地上から)発煙筒を炊くと空から煙の色を申告(敵のダミーと誤認しないため)「確認、そこから~の方向~キロに主力。…攻撃してくれ」
 ベトナム戦争当時は発煙筒から200メートル~300メートルでも落としているけど、あの時代は誤差が結構大きいから、機体によるけどおそらく500メートル以上だろうなぁ~。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
まず番号が2と3逆だった事をおわびします。

無線周波数やコードが陸海空で違う事自体知りませんでした。
確かに「通訳」が必要ですね。
「地上の状態を上空のパイロット達に分かりやすく説明する為」と言うのはパイロット目線で説明と言う意味だと思い込んでいましたので。

>3)危険だから装甲車にカンズメにする。
装甲車に乗る理由は別に移動して着弾を見たりするとかではなく、管制官の安全と考えていいのでしょうか?
司令部付近で常駐している管制官の装甲車の情景を勝手に浮かべていますが・・・
WikにはWW2の英国の管制官が戸外の斜面の陰?みたいなところで通信している写真があったのですが、安全性が確保されているなら時と場合に応じてそうする事もあるのかと思いました。

やり取りの説明、分かり易くて助かります。
ベトナムの事に触れていましたので、念のため少しだけ調べみました。
航空機によるものでしたが対空砲やAKに狙われながらだったので、爆撃地点を知らせる為のロケット弾1つ打ち込むのも命がけだったとか。
多少ずれても仕方ない気はしますが、「発煙地点から○km。」と言っていました。
しかしWW2の頃ですから、500mの誤差はそれでも想定内だったかもと思いました。

お礼日時:2011/10/05 23:10

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