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点音源について教えてください。

そもそも点音源再生って何でしょう?オーティオの世界ではなぜ点音源再生が理想だと言われているのですか?
あと、オーディオ雑誌で見たことあるのですが大口径のスピーカーより小口径のほうが点音源という面では良いのですか?
タイムドメインなど点音源を謳った製品はほとんど小口径である事が多いので逆に低音再生に不利ですよね?

A 回答 (7件)

そもそも「点音源とは何ぞや」という定義の部分からして、人によって違いがある疑いがあるので、あまり確定的なことは言えないのですが...



>> 点音源再生が理想 //

1つは、2ウェイ、3ウェイなどの帯域分割によって「音源位置がズレる」ことを問題とする場合に、「1点から放射されたほうが良い」という意味で、「点音源」と言われます。確かに、高音域になると波長は数mm~数10mm単位になるので、ウーファーとツイーターが10cmも20cmも離れているのは問題と言えます。

具体的には、ふつうウーファーとツイーターは上下に並んでいるので、左右方向の移動はあまり問題ありません。これに対して、視聴位置が上下に変化すると、主にクロスオーバー周波数付近で、周波数特性が乱れやすくなります。数dB単位での変化なので、普通の人でも注意深き聴けば分かるレベルの違いとなって現れます。

一般的には、ウーファーとツイーターの中間で、その真正面の任意の位置(たとえば1mの位置)において、正しい特性が得られるように設計されるので、それより近づいて聴いた場合、上下方向の移動による弊害は大きくなります。逆に言えば、スピーカーから十分離れて聴くのであれば、帯域分割はあまり大きな問題とはなりません。むしろ、分割によって歪みを減らせるメリットのほうが勝ってきます。要するに、「大きな部屋には大きなスピーカーを置いても問題ないが、小さな部屋に置くと頭を1カ所に固定して聴かないと変な音になりかねない」ということです。その意味で、「小さなスピーカーのほうがセッティングしやすい」とも言えます。

>> 大口径のスピーカーより小口径のほうが点音源という面では良いのですか? //

端的にいうと、高音は指向性が鋭くなります。従って、多くの場合、スピーカーの真正面からズレると高音が減衰して聞こえます。これを改善するには、振動板を球形に近くし、かつ、できるだけ小さくしたほうが有利です。ツイーターにドーム型が多く、ウーファーに比べて小さいのは、そのためです。

逆に、フルレンジドライバを作ろうとすると、どうしても視聴位置が限定されることになります。大口径フルレンジは、そういう意味で不利です。2ウェイ、3ウェイが多いのは、(中高音の)指向性を改善したいからでもある訳です。従って、フルレンジであれば、小口径のほうがベターだとは言えます。高音の指向性が良くなるほか、分割共振も少なくなります。

>> 小口径である事が多いので逆に低音再生に不利ですよね? //

そうです。低音の再生能力は、「同時に動かせる空気の量」に左右されます。従って、大口径にするか、振幅を大きくするか、しかありません。現在のスピーカーは、後者が主流です(そのため、比較的小型でもそれなりの低音が再生できます)。しかし、いずれにせよ歪みが増えるという問題があります。小口径でありながら低歪みを求めると、低音は諦めざるを得ません(その究極形態がツイーターだから)。

音源位置を揃えつつ、低音も十分で、高音の指向性・歪み率も改善したい、という欲張りな願望を叶えるのが、「同軸スピーカー」です。単純に考えれば、上で書いたメリット、デメリットをすべて考慮した理想形態にも見えます。

もっとも、「ツイーターの周囲に巨大な反射板がある」という別の問題を抱えています。近年では、高級品から普及品まで、比較的スリムな(あるいは多角形の複雑な形をした)スピーカーが多いですが、単にデザイン上そうしているだけではありません。「発音源の周囲に何もない」ほうが回折が抑えられて歪みが減るためです。同軸スピーカーは、これに真っ向からぶつかることになります。

「点音源を謳ったフルレンジスピーカー」も、なんだかんだでデメリットがあります。同軸スピーカーも、通常の2ウェイ、3ウェイも、メリットとともにデメリットもあります。要は、「いかに折り合いを付けるか」が問題なので、「xxxxだから良い」などという単純明快な話ではありません。「点音源を目指したスピーカー」は、メーカーが「ふつうの2ウェイ、3ウェイよりマシな音が出ると思った」という程度の話、ということです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/04 07:58

オーディオには詳しくありませんが、音響を波動的に考えると…



複数の音源があると、リスニングポジションによって、各音源からの距離の違いによって位相差が生じ、干渉が起きるのでしょうか。つまり、特定の周波数の音域が打ち消されてしまう、という現象が起きるかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

お礼日時:2011/11/04 07:55

たとえば普通の住宅で聞く場合はスピーから耳までの距離はせいぜい3m程度ですね。


これに対して大型スピーカーではウーファーとツィーターの中心位置は30cmくらい離れているものもあります。
こうなると、耳を少し耳を動かしただけでも音の聞こえ方が違ってきます。
10kHzの音の波長は3.4cmですから、ほんのわずかな位置の違いでもこうなるのです。

これが点音源ならば常に出るところは同じですからこういう不自然なことは起こりません。

ただし方向間とか音域のバランスについてはこのとおりなのですが、一方で点音源には大きい欠点があります。
それは点音源の小さな振動板では低音は無理だということです。
低音を十分に出すには十分な量の空気を振動させる必要があります。
でも小さな点音源ではこれはまず無理な話です。
それと点音源にしても一般的な部屋では反響の影響でその効果の多くは理窟どおりになりません。

こういう理由で平坦な周波数特性を無理なく得るという目的と、点音源の欠点を考えると、理想的であっても現実的ではないというのが現状でしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/11/04 07:55

2way,3wayのスピーカーだと、同じ音が複数のスピーカーから出るので云々かんぬん・・



と言われていますが、そもそもステレオの時点で左右2つのスピーカーから音が出ているわけだし、
2way,3wayのスピーカーで、音が複数のスピーカーから聞こえていると感じたことは一度もありません。

つまり点音源云々というのも、オーディオ世界のポエムなのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/11/02 08:21

オーディオの世界は御存知のように、色々な論評が飛び交う世界で、


誠しやかなデマも存在します。
私の意見もその中の一つなので色眼鏡を掛けて読んで下さい。

音楽再生でモノラルからステレオにすると、音が左右に広がり、モノラル
では感じる事が少なかった演奏者の位置(定位)が明瞭になります。
更に、音像を明瞭にするには音源が一点(ステレオなので二点)から
発せられなければ、成りません、ここから点音源なる思想が生まれた
のだと思いますが。

人間の耳に聴こえる範囲の音とされるCDの規格20Hz~20KHz
を再生出来るスピーカーは今の所、存在しません。

大口径のスピーカーを使用すると2WAY、3WAYにせざるを得ないので
点音源とは云えなくなります、小口径のスピーカーでは低域の音量感は不足
だが、低域不足を我慢すれば、なんとか音楽を聴く事が出来るので点音源を
実現して、そこそこ音楽聴けるので、点音源を売りにしているスピーカーが
小口径なのは、ここから来ていると思います。

故長岡教祖が考えられたスピーカーのスワンを一度は聴いて戴きたいですね。
大口径と同じ程度の低音再生力でカーテン越しにブラインドで聴いたなら、
多くの人が口径10Cmのスピーカーから発せられている音は思わないでしょう。
図面も雑誌に載っています、今はホームセンターで合板を正確にカットして貰える
ので、誰でも自作出来る環境に有ります、中汗を掻いて挑戦する価値ありです。

大口径と小口径をコアキシャルにして点音源を目指している、タンノイが有り、
パイオニアはウーファーとウファーの間にツィーターを入れたりして工夫してます。

再生機器の製造メーカーは色々工夫しているのですが、録音現場は点音源再生の
意識は薄い進歩していないと謂わざるををえないのです。

マイクの性能が向上して音自体はクリヤーになってますが、ワンポイントマイク
では録音してません、数本のマイクで録音した物をミクシングする昔ながらの方法
で行ってます、従って録音エンジニアが音作りに大きく関わっているのです。

耳の数のマイク数(ワンポイントマイク)で録音し、再生側も点音源でと思うのは
私だけでしょうか。

音楽再生を楽しむのは、今の環境でも充分でして、本物を聞きたくなったらコンサート
に行けばよいだけの事なので、録音現場が点音源がなんて思うのは、具の骨頂かも・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/11/01 21:31

点音源とはフルレンジとは違います。


音というのは本来360度(全方向)に音が出るものです。
これが本来点音源、あるいは呼吸式と呼ばれるものです。
http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/newshea …
http://www.weblio.jp/content/%E7%82%B9%E9%9F%B3% …
そのため、大型化ができない、低音が出ないなどのも問題もあります。

タンノイなどの同軸による点音源とはウーハーとツイーターが同一線上にあり視聴上リスニングポイントにおいて点音源に近い効果が得られるスピーカーです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/11/01 21:28

「そもそも点音源再生って何でしょう?」



私の知っている範囲では、フルレンジ一発のスピーカーとか、KEF300スピーカーの様にウーファーの中心部にツィータが付いている同軸2wayスピーカーをそう呼ばれてます。
http://www.phileweb.com/news/audio/image.php?id= …

「大口径のスピーカーより小口径のほうが点音源という面では良いのですか?」

これは、特にボーカルメインの楽曲の場合ですが、1っのスピーカーユニットでなく低音用大口径ウーファー、中音域用の15cm程度のスコーカー、高音域の小口径ツィータ等複数のスピーカーで構成(点音源でない)されていた場合、音は少しお互いに離れた3ヶ所から発生する訳で、ところが人間の口は1っですよね。
なので、本来一箇所から発生する人の声に対して、3ヶ所から再生されるのは、本来のあるべき姿では無いので不利で、点音源の方が有利といわれてます。

ただ、聴いたことがありませんが、大口径の点音源スピーカーも世の中にはあり、評価高いです。
http://www.esoteric.jp/products/tannoy/yorkminst …

「小口径である事が多いので逆に低音再生に不利ですよね?」
タイムドメインスピーカーは、これまた聴いた事がないのでなんともですが、小口径スピーカーは色んな技術を使用して低音を出そうとしていますが、大口径に対して不利な事には変わりありませんね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。なるほど、大型の点音源スピーカーもあったんですね。

お礼日時:2011/11/01 21:29

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