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辞書でひくと「自動詞」は「目的語がなくても意味が完結する。例)走る、咲く」
「他動詞」は「目的語がないと意味が完結しない。例)読む、待つ」とあります。
たしかに辞書で見ても日本語では「走る」「咲く」は自動詞のみ、「読む」「待つ」
は他動詞のみです。
しかしドイツ語のwartenは自動詞です。auf+4格で「(4格)を待つ」という意味が
書かれています。 wartenに他動詞もありますが「待つ」とは違う意味を持つようです。
erwartemは他動詞でwartenと同様に「(4格)を待つ」という意味が書かれています。
日本語とドイツ語では「自動詞」「他動詞」の定義が異なるのでしょうか。
どなたか教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

専門的なことは知りませんが


単独で目的語を伴わない動詞が自動詞
単独で目的語を伴う動詞が他動詞
というのはどうですか。

待つの意味の warten は自動詞で
目的語がなくても意味は完結します。
日本語でも自動詞としての「待つ」はあると思います。
例:ちょっと待ってください、待てども待てども来ない等
目的語はなくても(明示的でなくても)意味が通ずる場合があります。

ドイツ語では何か(人)を待つと明示的に言う必要があるときは
auf+4格で前置詞のauifが必要になるらしいが、
ということは warten 自体は自動詞です。

しかし(誰かの)世話をするの意味の warten は他動詞
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この回答へのお礼

relereroletto様
ご回答感謝します。

>日本語でも自動詞としての「待つ」はあると思います。
例:ちょっと待ってください、待てども待てども来ない等
目的語はなくても(明示的でなくても)意味が通ずる場合があります。

広辞苑と明鏡国語辞典では「待つ」は他動詞のみです。
例に挙げられた「ちょっと待ってください」は「私を」が省略されて
いるのではないでしょうか。
「待てども待てども来ない」も文脈から分かる「相手」が省略されて
いるのではないでしょうか。

私もさらに調べてみたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/06/14 20:34

他動詞と自動詞の線引きが言語により異なることがあります。



印欧系の多くは前置詞などを伴わずに対格(4格)目的語をとるものを他動詞と決めています。格変化のある言語では「~を…する」と訳せても対格を取らないものは自動詞とされ(ドイツ語 helfen など)ます。

warten や wait が「~を待つ」のとき前置詞を必要とするのは、日本語と違う発想よるとしか言いようがありません。erwaretn や await が他動詞として直接に4格目的語をとれるのは接頭辞 er-, a- の働きによります。

ここまでは比較的明確な分け方ですが、実は他動詞の扱いについて慣習的に言語による扱いの違いが見られます。

日本語の「待つ」は確かに「を格」目的語をとりうるので他動詞ですが、前後関係から目的語が分かれば省略できます。また話者が目的語に重点を置いておらず行為だけに着目していても省略が行われます。この省略された場合を「自動詞」として辞書で別項目を立てることもできますが、他動詞の目的語省略が許されるとすることもできます。実際、たとえばロシア語の辞書を見ると、他動詞の意味用法の中に「補語省略で(この場合の補語とは目的語のことです)」と注を付けて意味が書かれてあり、別に自動詞の項目を設けていないことがよくあります(「~を読む」と「読書する」、「~を書く」と「ものを書く/著作する」など)。

英語やドイツ語はその点が厳格で、他動詞の目的語を省略することを許さないか、あるいは目的語を省略した言い方がよく使われるなら他動詞とは別に「自動詞」としての意味を与えます。「この場合は前後関係から分かるから目的語省略」とはいかないので、「手に入れろ!」を Get! とか Bekomm! とは言えません。一定の決まったときだけ目的語なしが許され、そのときは「自動詞」扱いするというわけです。read, lesen が「読書する」、write, schreiben が「著作する」のときは自動詞としています。
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この回答へのお礼

trgovec様

>印欧系の多くは前置詞などを伴わずに対格(4格)目的語をとるものを他動詞と決めています。格変化のある言語では「~を…する」と訳せても対格を取らないものは自動詞とされ(ドイツ語 helfen など)ます。
warten や wait が「~を待つ」のとき前置詞を必要とするのは、日本語と違う発想よるとしか言いようがありません。erwaretn や await が他動詞として直接に4格目的語をとれるのは接頭辞 er-, a- の働きによります

大変明快なご回答でよく理解できました。

>定の決まったときだけ目的語なしが許され、そのときは「自動詞」扱いするというわけです。read, lesen が「読書する」、write, schreiben が「著作する」のときは自動詞としています。

確かに辞書で見るとご指摘のようになっていました。
おかげさまで少しドイツ語の性格?が分かったような気がしてきました。
ありがとうございます。

お礼日時:2012/06/15 10:52

日本語、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語等々に独自の文法理論があります。

これらの言語は全て自動詞と他動詞の区別がありますが、では他動詞とは何かとなるとややこしい話です。
ドイツ語の場合は、動詞の目的となる(代)名詞を前置詞などを介さずに4格(対格)で表せる場合に他動詞と呼びます。
Ich warte auf dich. 自動詞
Ich warte dich. 非文
Ich erwarte dich. 他動詞

英語の場合はちょっと違っていて
I wait for you. wait自体は自動詞だが、wiat forを他動詞的な動詞句と考える
 ---You are waited for by me.などが可能だから
I wait you. 非文

名詞格にもとづいた自動詞と他動詞の区別は、ラテン語やドイツ語、格変化を失ったとはいえ関係の深い英語やフランス語といった印欧語系の言語で行われてきたことで、日本語にそのままあてはめるのは無理でしょうね。日本語における自動詞と他動詞の定義を知りたいところです。
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この回答へのお礼

Oubli様

>ドイツ語の場合は、動詞の目的となる(代)名詞を前置詞などを介さずに4格(対格)で表せる場合に他動詞と呼びます。

明快なご説明納得いきました。

>名詞格にもとづいた自動詞と他動詞の区別は

自動詞と他動詞の区別が名詞格から来ることを初めて知りました。
ありがとうございます。

お礼日時:2012/06/15 10:57

>例に挙げられた「ちょっと待ってください」は「私を」が省略されて


いるのではないでしょうか。

そう指摘されると「待つ」はやはり他動詞とするのが妥当ですね。
私は文法学のことは素人なのでw

別の方が書かれているように言語によって文法用語の定義は微妙に
(あるいは大きく)違っているので、日本語の文法ではこうだから
ドイツ語文法でこうなのは変でないかという疑問はしばしば的を得ない
ものになるとおもいます。

似ている英語とドイツ語でも時制の使い方が違いますよね。
例えば過去のことをいうのにドイツ語は現在完了形多用とか。
進行状態を言うのにふつうの現在形を使うとか。
英文法を基準に考えるとドイツ語文法はおかしいということになってしまいます。

>日本語とドイツ語では「自動詞」「他動詞」の定義が異なる

というのは正しいとおもいます。
もちろん正確な定義を言えるほど私は勉強してませんがw.
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この回答へのお礼

relereroletto様

>日本語の文法ではこうだから
ドイツ語文法でこうなのは変でないかという疑問はしばしば的を得ない
ものになるとおもいます。

おっしゃる通りだと思います。
再度のご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/06/15 10:59

>>>日本語とドイツ語では「自動詞」「他動詞」の定義が異なるのでしょうか。




勿論違います。(偉そうに云うなと怒らないで下さい。)
文法用語では自動詞他動詞に限らず、同じ言葉を訳語として当てはめるから誤解が起こると私は前から主張して参りました。
sakura54 さんがご質問の中にこれを書いて下さったのでとても嬉しく思いました。
典型的な例を書けば、副詞の定義を日本語とドイツ語で比べてみて下さい。

学者によっても定義の仕方が違うときがありますし、面白いと思います。

定義自身も問題です。Ich danke Ihnen. danken は自動詞です。なぜならば、Ihnen は3格だからです。3格の目的語だと云えば、他動詞とも云えますね。更に4格とは何でしょう。他動詞の目的語になる形です。これでは、他動詞の定義と、格の定義がぐるぐる回ってしまいます。

ご提示の例でも前置詞の附いた名詞は動詞の目的語と云わないのです。しかし形容詞や、冠詞のついた名詞はひとかたまりにして目的語と云うのです。とても曖昧ですね。

Ich bedanke bei Ihnen. と通常は習います。しかし南ドイツやオーストリーでは、Ich bedanke Sie. とも云うのです。

スペイン語では、相手が人間である時と、物品である時で、前置詞が附いたり、附かなかったりします。


横から口を出し、日頃の悩みを書かしていただきました。
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この回答へのお礼

BASKETMM様

>定義自身も問題です。Ich danke Ihnen. danken は自動詞です。なぜならば、Ihnen は3格だからです。3格の目的語だと云えば、他動詞とも云えますね。更に4格とは何でしょう。他動詞の目的語になる形です。これでは、他動詞の定義と、格の定義がぐるぐる回ってしまいます。

私の頭の中もぐるぐるまわっています。

>ご提示の例でも前置詞の附いた名詞は動詞の目的語と云わないのです。しかし形容詞や、冠詞のついた名詞はひとかたまりにして目的語と云うのです。とても曖昧ですね。

はっきりしてと言いたいところですが、言語に明確な基準を求めること自体がまちがっているのかもしれないと思います。
いろいろ教えてくださったありがとうございました。

お礼日時:2012/06/15 11:06

回答者の皆さんが既に書かれておられるように、日本語とドイツ語とは文法面でもかなり異なった言語ですね。


ところで、自動詞と他動詞のことがこの欄の主題ですが、私が今主として使っている”Meister Deutsch-Japanisches Woerterbuch"大修館書店(初版)では 動詞を他動詞 自動詞 と言う分類を行っていません。 単に、動詞 と表記して用法、例文で覚える と言うことなのでしょう。 実際に、用法を正確に覚えていれば、自動詞だとか他動詞だとか考えなくとも、問題が生ずることも無いのではある程度やられた方が”英語”と”ドイツ語”の違いを考慮せず、英語ではxxxなんだけど、ドイツ語では
zzzzと言い、変な感じだとかなぜzzzzなんだろう、とか言っているのを聞きます。”helfen”と”help”なんかは典型的ですよね。
”warten”も良く間違えると言うか、英語とゴチャゴチャになるでしょう。

質問への答えにはなっていませんが、参考になりませんか?
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この回答へのお礼

wy1様

>私が今主として使っている”Meister Deutsch-Japanisches Woerterbuch"大修館書店(初版)では 動詞を他動詞 自動詞 と言う分類を行っていません。

非常に驚きました。

>実際に、用法を正確に覚えていれば、自動詞だとか他動詞だとか考えなくとも、問題が生ずることも無いのでは

おっしゃるように語学の学習では文法の基礎はもちろん習得しなければいけないのですが同時に言語の持つファジーな点を受け入れつつ慣れるということも重要なのでしょう。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/06/15 11:11

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