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世俗派とはどういう意味ですか?
世俗の対義語は宗教ということはわかっているのですが、現実に置き換えてみるとよくわかりません。
どうする派なんですか?宗教は信じないということですか?

A 回答 (3件)

 使われている場所によるでしょうが、イスラム教圏の支配体制のなかの、「世俗派」のことですか?



 ならば、「イスラム教は信じない一派」ということではありません。

 ザックリ言うと、「政治と宗教は切り離そう」という考え方の人たちと思えばいいのではないか、と思っています。

 反対派からみれば、「西欧かぶれした連中」ということになるかな
f(^_^;


 トルコの政治体制を見るとわかりやすいかも知れません。

 あの国は建国の父「ケマル・アタチュルク」以来、政教分離、世俗主義で統治している国です。

 (最近の選挙の結果、その国是が危うくなっていますが)

 ほとんどの国民がイスラム教を信仰していますが、女性もベールの着用が禁止されたり外で働けるとか、多党制で選挙を通じて政権を担う者を決めるなど政治体制は西欧的です。

 そうすることで、西欧の危険視をなくし(異質なものを危険視するのは人の世の常)、NATOなどにも加盟し、西欧との交流を通じて社会を発展させてきました。

 そうすべきだ、と考え、実際にそういうぐあいに導いてきたのがトルコに於ける「世俗派」です。

 余談ですが、アタチュルクの机の上には、明治天皇の写真が飾られていた由。
 
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出典は何ですか?誰がいった言葉ですか?前後の文章を読み解かないと言葉の意味は分かりません。

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#1 の方の回答に蛇足ですが



 今の時代に限定すれば、イスラム教を国教とする国、ないしは支配的な宗教である国で、政治権力と宗教的権力を切り離そうとする考え方、その考え方を指示する人々・集団ということです。

 トルコの例を挙げておられますが、そのほかにもイランはパーレビ王朝の元では、脱イスラム化(世俗化)がもっとも進んだ国でした。が、イスラム革命により王制は廃止されたもののガチガチのイスラム原理主義国家になってしまいました。

 その他、エジプト、イラク、シリア、アジアではインドネシア、マレーシアなども世俗化が進んでいる国です。ところがこの数年「革命」が起きると世俗派と対立する原理主義派が力を持ちますね。エジプトがそうです。イラクなどもバース等率いるフセインによって世俗化が進んだ国でしたが、原理主義派が力を持ち始めています。

 見分け方は簡単です。女性の姿を見ればわかります。女性が普通に顔を出し、人前で自由に水着姿になれること、トルコはまさにこれです。あと中央アジアの旧ソ連内の国々など。
 スカーフを巻いていても顔をだす事が許されていること。エジプト、インドネシア、マレーシアなど。

 革命前のイランは女性の社会進出が盛んでした、今は顔を出すと宗教警察に取り締まりを受けます。大学においても男性教授による講義を受けることは禁じられモニター越しの講義となります。

 アフガニスタンでは、同じくガリガリの原理派であるタリバンが「女性に教育は不要」という主張から、女子校をおそって生徒達を殺傷する事件が起きています。

 キリスト教圏では長い長い争いとたくさんの血を流す対立の後ようやく政治と宗教の分離が実現しました。イスラム教はこれからということになるのではないでしょうか。
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