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円の1周が360度だから360円ですか?

googleで
1ドル 360円
で調べると
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1302920.html
がトップに出ます。
>勿論、冗談ですよ。
>理由は、金1オンス=35ドルと決められていたため、それを円に直すと360円になっていたわけです。

ここには「1オンス=35ドル」と書いてあるだけ(これは正しい)で、1オンス=何円と書いていないので、ドルと円との関連性が示せません。

上のリンクの理屈なら、1オンス=12600円と予め決まっていた必要がありますが、いつ決めたのか教えてください。

ちなみに1オンス=35ドルは1934年金準備法の大統領宣言で決まったと見聞しました。

A 回答 (2件)

終戦からしばらくの間は、日本は超インフレ状態で、国産品にはまともな製品もなく、


マッチは擦っても擦っても火が付かない、懐中電灯も突然消えていじれど叩けどなかなか点らない、とかこうとかしていると何かの弾みで点灯し、その内また消えて付かなくなると言う、文字通りの粗悪品が横行していました。国産品といえば、欠陥商品の代名詞とも成っていました。
食糧も不足勝ちで、欠食児童・飢餓状態も珍しくないほど経済状態は悪かったのです。
そうした占領下の状態で、アメリカの政策で、当初は1ドル400円の固定相場でしたが、日本の産業が復興し始め、特に繊維製品の輸出が米国内の繊維産業を、価格でも品質でも圧倒し始めます。
そうなると、やはりアメリカの都合で、1ドル360円の固定相場になりました。
やがて国際間の経済競争が激しくなると、ドル建て二国間固定相場制を経て、ドル中心の変動相場制が世界の標準になって行きます。
日本の経済成長期に、やはりアメリカの都合で変動相場制に成り、現在の円高傾向が続いています。
変遷の年代等は、他の方の回答やその他の資料等参照して下さい。
因みに中国は、対米貿易でも固定相場に固執し、アメリカの恨み節がひっきりなしに聞こえてきます。
円高が悪いことと決めているのは、日本の輸出大企業だけです。輸入大国でもある日本は、本来、円高の方が有利です。
娘夫婦が焙煎コーヒーショップを経営しています。先日、『円高で生豆の仕入れ値が下がったか?』
と聞いてみました。回答は、『下がる時は小刻み、上がる時は大幅』でした。
相場が上がっても下がっても、儲かるのは大商社だけです。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございました。

お礼日時:2012/08/16 13:02

>円の1周が360度だから360円ですか?



というジョークを本当だと信じている人もいまだいるようですね。

>1オンス=35ドル

1900年前後は、金本位体制で1オンス=35ドルと決められました。
まだ明治~大正の時代で、1ドル=2円~3円程度でした。

その後、日本金本位体制から脱し、インフレで物価が上昇しました。

太平洋戦争の戦後は輸出・輸入ごとにドルの換金比率がそれぞれ違いました。
(例 輸出1ドル140円、輸出1ドル50円 1947年頃)

当時の貿易は、貿易庁が日本の貿易の一切を取り仕切っていました。
上記例の2年後の1949年には、既に輸出1ドル330円までになっています。
(経済企画庁の資料、大蔵省の昭和経済史などの資料等を参照されると詳しく書いてあります。)

>1ドル 360円

1949年、当時の米33代大統領ハリー・S・トルーマンの要請で、ジョセフ・M・ドッジが来日しました。

日本経済の安定への第一歩という名目で(あくまで名目)、単一相場制の早期実現の為、
「日本経済安定の為、1ドル360円が望ましい。」として、1ドル360円(当初案は330円 下記参照)となったという話があります。(ドッジライン)
(日本政府とはまともな協議無しに半ば強制で勧告したという話もあり)

当時の大蔵省財務官「柏木雄介の証言」という本を参照されると、この辺の事が詳しく書かれています。

しかし、ドッジがワシントンに承認を求めた時は、「1ドル330円程度」としたのですが、これを拒否され、NAC(北大西洋理事会)が「1ドル360円」を強制的に勧告しました。

それを受けたマッカーサーが、1949年、日本に「公的為替相場樹立に関する司令覚書」を出して、この中で「1ドル360円」とし決められました。(大蔵省資料)


質問の回答としては、1オンス=35ドルと決まっていたが、最初から1オンス=12600円ときまっていたわけではない、です。
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この回答へのお礼

つまり円ドルレートは、金ドルレートと金円レートから導かれたわけではなかったということですかね。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2012/08/15 08:08

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