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化学で有色イオンの色彩表現なのですが、誰が決めたものなのでしょうか?やたら文学的な表現が多いし曖昧な表現が多過ぎて迷惑です。

例えば青系統の色は細かく分類されていますが、緑系統の色は適当じゃないですか?(※高校化学の範囲のお話です。)
クロム(III)イオンとニッケル(II)イオンの色に関して言えばニッケルは薄いグリーンでクロムは暗い緑なのに表現上は"緑"…。ちなみに掲載されているのは学校で配られた数研出版の化学図録です。
化学は暗褐色とかあるのだから暗緑色とクロム(III)は表現するべきだと思います。

色の決定は外国人がしたのでしょうか?間違ってたら申し訳ないのですが、外人の虹彩はアジアのような黒ではなく青や緑の人が多く、その関係で色盲が多いというのを聞いたことがあるのですが、そういうのが関係しているのでしょうか?

A 回答 (3件)

一応、色の表現方法というのはJISで定められています。


参照→JIS Z 8102「物体色の色名」/JIS Z 8110「色の表示方法 - 光源色の色名」
(※JISはインターネットで無料で閲覧可能です。番号で検索して閲覧してみてください→http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html

また、溶液の吸光スペクトルを測定して、そこから計算によってxy色度図を用いることで、表現は可能です。
参照→JIS K 0101「工業用水試験方法」 10.色 の項
xy色度図と色名の対応↓
http://www.mottai-navi.com/Contents/Sikaku/sikak …

なお、溶液の場合、明るいか暗いかは濃度や厚さにもよるので、一概に見た目で比べてこれは暗いというのも酷な話です。
そのために、化学では、モル吸光係数という濃度と液の厚さ(同じ色の液体でも、光の通る距離が長くなるほど濃く暗く見えますよね?)で標準化した値を用います。

>色の決定は外国人がしたのでしょうか?間違ってたら申し訳ないのですが、外人の虹彩はアジアのような黒ではなく青や緑の人が多く、その関係で色盲が多いというのを聞いたことがあるのですが、そういうのが関係しているのでしょうか?
「色の決定」が何を指しているのか難しいのですが…。
一応上に書いた色に関するJIS規格はアメリカのISCC-NBSという規格が参考にされているそうです。

ただ、色名(色の文学的表現方法とでもいいますか)について申しているのなら、色盲云々というのは、おそらく違うと思いますね。
科学的に測定した波長やスペクトルといったものについて論じるならば、これは当然ながら万国共通です。(物理法則ですから、日本でもアメリカでもヨーロッパでも同じ。当然ですね。)
ですが、同じ波長であっても、その国の文化によっては、色名が違うことがあるのです。
有名な話としては「虹の色数」というのがあります。
(参考→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%B9#.E8.99.B9 …
また、太陽の色は、文化圏で差があったりします。(日本では通常赤色ですが、西欧圏ではたいてい黄色だそうです。)
つまり、同じ波長やスペクトルでも、表現上、違うことが起こりえるのです。
(青りんごなんかが典型ですかね。海外だとちゃんとグリーンアップルです。ま、緑という概念が定着した現代の日本では違和感を感じますけど。)

最後に、色の違いがなぜ起こるのか、に関してですが、これは他の方が書かれているようなかなり高尚な学問になります。
興味がおありならば、大学に進学されたさいに触れてみてください。

以上、話が途中それたような気がしますが、参考まで。
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この回答へのお礼

詳細なご回答本当にありがとうございました。今はとにかく"受かる"ことに特化した勉強をして大学に入ってから深く潜っていきます。

お礼日時:2012/09/03 23:00

色を定量的に表したものは吸光スペクトルです。


こういうものを厳密に表そうとすると量子力学が必要になります。

No1さんの回答のように、大学に入ってから量子化学や
錯体化学を勉強してください。
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この回答へのお礼

大学に入ってから勉強しようと思います。ご回答ありがとうございました★

お礼日時:2012/09/03 22:58

金属は配位子として何が付いているかにより色調がとてつもなく変わります。


これを細かく表わした人は日本人ですが、最近は吸収波長とモル吸光係数以外使いませんね。
いずれにせよ高校レベルでそれ以上細かく表わしたら「大嘘」になりますので、大学へ入ってから配位子場理論で悩んで下さい。^^
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この回答へのお礼

色々な理論の集積の結果を今は"覚える"しか手はないのですね。ご回答ありがとうございました★

お礼日時:2012/09/03 22:58

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