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シャープの経営不振についてお教えくださいませ。

現状の業績不振に陥った要因とは何でしょうか?
円高と過剰な設備投資でしょうか?

今後はシャープはどのような経営手法に切り替えていくのでしょうか?

A 回答 (6件)

>現状の業績不振に陥った要因とは何でしょうか?



事業分野の選定を間違えました。間違え続けてきたのです。

シャープは韓国人でもできる商品を”韓国製よりも高品質に”つくる戦略をとりましたが、世界の消費者、アメリカや中国やコンゴやインドネシアなどの消費者は、高品質であることよりも、低価格であることを重視しているので、韓国製の低価格品が良く売れます。
シャープの営業は、韓国商品と同じような値段で売る様になりますが、高品質の商品を低品質と同じ価格対で売っては、利益がでません。
これがシャープの現状です。

今後を考えると、韓国人が真似のできない分野を探し出し、その分野の技術・製品を出し続けて、韓国人との価格競争に入らないようにすることです。

エジソンが造ったGEは一個50セントの電球を造ることから撤退し、いまは一基10億円以上もする航空機用ジェットエンジンの世界的メーカーに変貌しております。

シャープも1台10円以下の家電製品への依存度を下げ、人工衛星や、人体画像撮影機器などの高価格帯の商品に進出することができれば生き残る可能性が出てくるでしょう。
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> 円高と過剰な設備投資でしょうか?



いいえ。コモディティ化への対応が遅れたためです。

工業製品に限らず、産業全般に言えますが、何かを占有しているのでない場合、中心になる商品には、必ず真似する人が出て、よりやすく、より大量に生産をしてきます。
よくCMで出てくる、ジェネリック薬と似た現象です。特許などが切れた時点で、後発メーカーが、ゾロゾロと安い類似品を生産します。薬の場合、国やお役人までがお墨付きを付けて、新規開発をしないメーカーの製品の販売を応援しています。
テレビでも同じ。同じように使える製品なら、質が悪くても安い方がいい、というのが、国内でも海外でも増えたため、シャープの液晶が売れなくなったのです。

シャープの場合、自社部品を使って売っていたメーカーを、自社でより良い品を同じ地域に輸出して、破壊してしまったという点も大きかったようです。自身が築くべきエコシステムを自分で破壊してしまった形です。
そこに、コモディティ化の大波が来て、対応できなくなった形です。

技術面では、IGZO液晶の製品化の遅れが大きかった。自社製品に囲み込もうとして失敗したように見えます。
私見ですが、この特許が切れるまでは、シャープは生き残れると思いますよ。その間に次の技術を作れるかでしょう。
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高付加価値品、先端技術品を生産することでしょうね。

競争力とは、価格と機能のバランスですから。
価値=機能÷価格+ブランド(信頼)です。価値を高めるには機能を上げ、コストを下げ、顧客の信頼を得る必要があります。
円高の是正も必要でしょう。日本は加工貿易立国ですから、このままでは、人も物も金も技術も情報も海外に出ていって日本には何も残らなくなります。
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いくつもの要因が積み重なっていると思いますが、いくつかの雑誌などを見ていると以下のようです。



1)何十年もかけて育てた技術者を大量リストラして人件費を減らし、利益を確保したため、その後の開発力が低下した。
 (しかもリストラされた日本の技術者たちは、中国・韓国企業に再雇用されて、競争相手の技術力をアップさせた)
2)顧客目線での商品開発をしないで、上司とか組織内の評価を第一に商品開発していた。

その他にも理由はあると思いますが、経営者の交代や人事評価方法の変更は短期間にできるでしょうけど、優れた技術者を育てるには数十年かかります。
やはり利益の根源である技術者を大量リストラしたのが根本原因だと思います。

もしかすると、他の日本企業も長期戦略を持たなくなり、社員教育、人材育成をやめて、どこか他社が教育した派遣社員を短期で雇い入れるようになったことでシャープと似たような未来が待っているのかもしれませんね。
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日本の家電産業が現在のように落ち込むという事は、とっくの昔にわかっていました。



日本人の中には家電、自動車などの産業は昔から"日本のお家芸"のように思っている人が多くいますが、元々はアメリカのお家芸であり、もっとその前はイギリスなどのお家芸でした。
どの産業の企業でも、人件費の高騰などの理由で、新興国の企業との価格競争に勝てなくなってくると、その役目をおえ、外国に移転していきます。
日本の家電産業も、もう役目を終えたという事になります。
これまでも、繊維、鉄鋼、造船などの産業も韓国、台湾などの新興国に移転してます。

日本の家電産業が復活する事はもう絶対にありません。
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こんばんは。


シャープの従業員さんですか? シャープと言わずにパナソニック、ソニー液晶テレビの有名なメーカーは、サムスンにボロ負けの状態ですね。 台湾のふぉんはいとの株式買取による提携も話は消えましたね。9月の社債の償還に間に合わせるためだったと、思いますが技術の流出はNGだったから、手を引かれた感じになりましたね。 とりあえずは、大手の銀行確か3社だったと思いますが、経営改革(人員削減、新しい堺工場を担保とする)等の条件で社債を償還することは、出来ました。
ただ、また春にも償還が待っているはずで、財布の中は火の車状態です。
 質問様のお話通りと思います。 為替の問題、シャープは、知りませんが確か、トヨタで1円円高で400億円消えるそうです。
ソニーで1円円高で40億円、消えるそうです。 リーマンショック前は、1ドルが、120位でした。今は、衆議院解散して少しましになり82円ぐらいですね。約38円円高です。計算したら恐ろしい数字です。
 もちろん、円高で輸出したTV、ウォン安で輸出したTV、アメリカ諸国やヨーロッパ諸国で売れるのは、どちらだと思います?
似た性能で安い方が売れるに決まってます。 じゃー国内では、どうかというと、地デジ化の需要は、等の昔に無くなりました。 1インチ1万円が1インチ千円までダンピングが、進みましたから。
そこに、亀山工場、堺工場と過剰設備に成ってしまいました。 あとは、採算が合うところまで設備を売却敷地を売却そして、人員削減と苦しい状況がしばらく続くと思います。
さて、シャープの未来は、今は、暗闇のトンネルをさまよっている状態です。また、春にも社債の償還が待っています。
お金が続くか、破たんするか 本当に瀬戸際です。 とりあえずは、財務の安定に必死になるしかないと思います。
 パナは、三洋を吸収してバッテリーの技術が有ります。 あとパナとかぶる事業は、中国のハイアールに売却し人員整理を進めています。 まだ生き残れる時間は有ります。 シャープに関しては、生き残りの時間が少ないのでは?僕には、解りません。 シャープより危ないとうわさされていたルネサステクノロジーの様にトヨタを始めとした官民ファンドが設立されて救済が有れば話は、変わってくると思います。 経営手法の切り替えは、難しいのでは? 僕は、そう思います。
長文に成り大変申し訳ありません。
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