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SHM-CDは、iTunesに取り込むと普通のCDと同じ音質になってしまうと聞いたのですが、本当ですか?
それとも、iTunesに取り込んだ場合でも、やはりSHM-CDと普通のCDでは音質に明らかな差がありますか?
音質の違いなどを細かく聞き分けられるほどの耳は持ってなく、一般の人よりも少し分かるぐらいです。SHM-CDは、そんな自分でも違いが分かるぐらい、iTunesに入れた場合でも高音質なものなのでしょうか?

A 回答 (4件)

結論から言えば、同じ音質になります。



ただし、マスタリングが同じことが前提で、SHM-CD化する際にリマスタリングされていれば、もちろん音質は異なります。これは、SHM-CDかどうかとは無関係に、音質が変わる要因です。

音質が変わらない理由は、データが同じだからです。通常のCDでも、SHM-CD(を含む「高品質CD」)でも、(1)記録されているデータが同じであり、(2)その読み出しが正確であれば、(3)パソコン上にできる音声ダータも同じなので、音質が変わる余地はありません。傷がなければ通常のCDでもデータの読み出しは正確で、パソコン上にできる音声データは完璧に一致します。

SHM-CD等が「高音質」とされる理由は、読み出しの正確性にあるとされます。これは、リアルタイムに読み出して、仮にエラーがあっても再読み出しせず、(訂正符号で訂正し、訂正できなければ推測補間して)再生するという、音楽CDの再生の仕組みを前提にしています。

これに対して、パソコンに取り込むのは、必ずしもリアルタイム性は必要ではありません。時間が短くても、長くても、要は正確にコピーできていれば良いのです。そして、通常、そのコピーは正確です。

たとえ話で言えば、音楽CDの「再生」は講演会ようなものだと考えれば良いでしょう。多少の原稿の読み間違いは想定の範囲内で、意味が通じれば問題ありませんが、少しでも正確に読み上げた方が良かろう、ということです。通常のCDは印刷が多少不鮮明な原稿、SHM-CDはクッキリハッキリ印刷された原稿というイメージです。

実際には、不鮮明といっても実用上問題がない範囲です。そのため、通常のCDとSHM-CDを聞き比べても、その差が分からないことも少なくない訳です。

一方の「コピー」は、写本のようなものです。内容の正確性が問題なので、正確に書き写せていれば、原本が不鮮明だろうと、鮮明だろうと関係がありません。そして、上記の通り通常のCDは「実用上問題がない程度に不鮮明な原本」なので、いずれにせよ写本の内容は正確です。

小難しく言えば、SHM-CDは「動的な正確性」を目指したものですが、パソコンにコピーする場合は「静的に正確」であれば良いので、動的な正確性はあまり問題にならない、ということです。

という訳で、パソコンに取り込むのであれば、通常のCDでもSHM-CDでも事実上関係はありません。

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なお、コピー時の読み出しの正確性に不安があるなら、SHM-CDを使って1回だけ読み出すより、通常のCDを使って、何10回か読み出したデータを比較する(原本と写本を何度も読み比べて誤字脱字がないかチェックする)とか、他人のデータと比較する(数人で写本して写本どうしを見比べる)とかのほうが、確実性は高くなります。

このような機能を持ったソフトとして、MacであればXLD、WindowsであればEACというものが有名です。個人的な経験の範囲では、これらのソフトによるコピー結果とiTunesによるコピー結果が異なっていたことはありませんが、不安であれば、iTunesではなくこういったソフトでコピーするのが良いでしょう。

いずれにせよ、パソコンに取り込むためにSHM-CD(やその他の「高品質CD」)を使うのは、ムダです。
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SHM-CD、何かとおもったら、またデジタルとアナログの区別の付かない人から金を巻き上げようとするやからの1つでしょう。


すこし関係ない話になりますが、CDの0と1が、どのように記録されているのかご存知でしょうか?どこが0でどこが1か。一度調べられてみるのが良いですよ。
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SHM-CD であろうと従来の CD であろうと記録される Pit (Laser 記録される穴) の Code 配列、すなわち Data に違いはありません。



違いが生じるとすれば読み取り Player 側で読み取り Error の発生率が変わるか否かという点だけです。

読み取り Error の発生率が低下するのであれば iTunes に取り込む Data も読み取り Error の補正回数が減るのですから「iTunesに取り込むと普通のCDと同じ音質になってしまう」などということはあり得ず、「iTunesに取り込むと普通のCDと同じ音質になってしまう」という説に根拠があるとは思えません。

かつては CD を液体窒素に浸け込んだ方が良い音がするなどと主張すると言う人もいました。

理由は -160 度の液体窒素で強冷することによって素材の結晶構造が均一化されて歪みがなくなることから Data が安定するというものだったかと記憶しますが、Stamping で製造される際に Stamper による圧力で Pit が歪んで生成された状態が正常なものなのであり、その程度の歪みは再生音に何ら影響がないとしているからこそそのような製造法になっているのですから、わざわざ歪みを直して音が変わったからと言って良い音になったのか悪い音になったのかの判断はできないものでしょう。

更に言えば 24bit 192kHz DVD Audio であろうと 20bit 96kHz の HDCD であろうと Microphone からの Analog 出力を Digitize する時点ではどれも Δ∑ 1bit Sampling したものを 24bit なり 20bit なりに Re-Sampling して変換 Error を生じさせた上で Mixer を通し、再び変換 Error を生じる 16bit に Re-Sampling して Mastering がされているのであり、初めの Δ∑ 1bit Sampling した Data をそのまま Player で再生できるものは DSD (Direct Stream Digital) Data しかありません。・・・SACD は DSD Data を記録していることになってはいるのですが、途中で Mixing しているようでは必ず Re-Sampling していますのえ DSD とは言えません。

しかし Microphone の位置は聴衆の位置ではなく、異常なまでに楽器に接近させた On-Mic Setting であることが多いように、Microphone で収録された時点の音は決して高音質と言えるものではなく、On-Mic Setting 収録されたものは必ず Mixing 過程で音質の調整 (変更) がなされています。

多くの楽曲はそうした Mastering 過程を経て初めて Recording Engineer と一緒に Monitor する演奏者や Producer 達の O.K. が得られているものですので、最も高音質なのはみんなで Monitor して Go Sign を出した時の音です。・・・これが本来の「原音」なのだろうと私は思っています。

ちなみに生演奏の音は Stage 直近の桟敷席中央と Hall 最後尾の端の席とでの音が同じである筈がないように、聴収する席の位置で音ががらりと変わりますし、Player が聴いている音と聴衆が聴いている音にいたっては全く違うと言えるほど大きな隔たりがあります。

CD Press 段階ではこの「製作者達、みんなで決めた音」である Mastering Data を SHM-CD であろうと通常の CD であろうと忠実に Disk に Press することになりますので、Disk に刻まれる音は SHM-CD であろうと通常の CD であろうと違いはありません。

更に「みんなで決める Monitor 音」は 20kHz 以上の音など保証されていない Microphone で収録して 20kHz 以上の音など保証されない Monitor Speaker で聴いて決定されている音ですので、CD であろうと DVD-Audio であろうと SACD であろうと「みんなで決めている音」の部分に違いなどなく、違いがあるのは「みんなで決めている音」以外の、再生機器が生じさせる Noise や変換 Error 歪などの部分です。

Re-Sampling などの Digital to Digital 変換では必ず変換 Error が生じる上に、DAC (Digital Analog Converter) は SACD 用 DAC も含めてこれらの Error を可聴帯域外の高周波数領域に掃き上げる動作を行なっていますので、DVD-Audio や SACD の 20kHz を超える再生能力は掃き上げられて倍々化された Noise や Error 歪、Amp' の位相歪や Speaker の歪をおもいっきり再生しているだけに過ぎないとも言えますし、16bit 44.1kHz の CD Data を 24bit 176.4kHz に変換して Legato Link のような人工的に生成された超高域 Data を後付けしている DAC 回路の音も Digital 変換を行なって時点で既に Disc に記録された Data を忠実に再現しているとは言えなくなるものとも言えます。

そのため、Disc の材質や Media の種類、DAC や Amp、Speaker の Data 再現の忠実度などといった妄想に近い机上のこだわりは捨て、御質問者さんが最も心地良く感じる音が最も高音質であると「自らの耳、感性を信じる」べきでしょう。


Disc の違いで大きな違いが生じるのは A No.1 BODYCHANGE さんが回答されていらっしゃるように Re-Mastering が行われた場合です。

Re-Mastering は Original Mastering の際とは異なる Engineer、Producer 達が従来の音とは異なる音に決定するものですので、当然のことならがら音が変わります。

CD、HDCD,DVD-Audio/SACD という Disk Media の変遷に従って、購買層は「新しい規格の Disk ほど Wide Range」と信じ込まされていますので、Re-Master する側も Wide Range 風の音に調整しなければ売れないのではないかという Pressure が当然かかるもので、かつては AAD とか ADD、DDD という記号が付いていた CD の Re-Master 版が妙に Wide Range に感じるのもそのせいです。

必ずしも全てがそうだというわけではないのですが、同じ楽曲でも Press Engineer が Monitor しながら決定する音が違うのか、日本で Press されたものと欧米で Press されたものとでも微妙な違いが生じる場合があります。

しかし、どれもそれを担当した Engineer が最も高音質であると決定した音ですので、Disk の材質や種類で音質の善し悪しが決まるものではありません。
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こんばんは。



自分もSHM-CD持ってますよ。同じアルバムを通常のCDとSHM-CDと両方持っているのがあるので聞き比べをしてみました。
結論は、ほとんど…というかまず判らない、どっちがどっか。

プレイヤーに入れるのは自分ですので、先入観が入りますよね?「今再生しているのはSHM-CDだ」って。だから通常のCDよりも少しだけ音がいい気がする…(笑)。

目隠しでもされてテストされたら多分判りませんよ!そんなトコです。
ハッキリ言えば、リマスタリングの方がずっとマシ!あれはモノによってはハッキリと違いが出ますからね。

と、いう事であんまり気にしない方が良いと思います。
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