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高圧ケーブルの端末処理部には「ストレスコーン」を作り電界を小さくし絶縁破壊を防ぐようですが、端末部分の電界はどの様に計算するのでしょうか?

A 回答 (1件)

ストレスコーンは、電界を小さくする訳ではありません。


電界の集中を緩和する、電位傾度を小さくするものです。
高電圧による誘導が抑えられる訳ではないのでお気をつけ下さい。

高圧ケーブルは遮蔽層をまとっているので、通常はこの遮蔽銅テープとの間に均一に電位差(電界)を生じています。
しかし端末処理で遮蔽銅テープを取り除いてしまうと、それより先端側の誘導が行き先を失い流れやすい場所へ向かうので、切れ目に電界が集中してしまいます。
ストレスコーンは、それを緩和する訳です。

端末部分の電界の計算については分かりませんが、住友電気工業による以下の論文があるようです。
http://ci.nii.ac.jp/naid/40017950917

この回答への補足

無限長円筒導体の電界の問題はちょくちょく見るのですが、有限長の端末部の電界の問題は難しいということですか。

補足日時:2013/01/14 22:09
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>しかし端末処理で遮蔽銅テープを取り除いてしまうと、それより先端側の誘導>が行き先を失い流れやすい場所へ向かうので、切れ目に電界が集中してしま>います。

遮蔽銅テープを取り除いた部分の電荷(正電荷とすると)は電気力線を流出しているが、その電気力線は、銅遮蔽テープの切れ目に静電誘導によりできた電荷(負電荷となる)に全て流入する。(言わば切れ目の銅テープの厚み分に流入するので電気力線密度が大きくなる。電界が大きくなる。)という解釈でいいですか。

紹介された論文のサイトはいけましたが内容を見ることができませんでした。

お礼日時:2013/01/14 22:09

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