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腰痛に対するマッサージと牽引は根拠なしなんですね。朝日新聞の一面を見てびっくりしました!詳しい方、なぜなのか教えて下さい!

A 回答 (3件)

牽引治療には大きく二つの目的があります。



1.骨と骨の間を広げ、患部の物理的ストレスを低減させる
2.筋肉などの軟部組織をストレッチを目的とし。患部の血行改善や筋緊張の緩和を図る

などです。しかし1に関しては昔の考え方に基づく牽引治療で現在においてはエビデンスはないと思われます。朝日新聞を見ていないのでわかりませんが、記事は恐らく1に関してなのだと思います。個人的には2であればそれなりの効果を期待できると思います。現にお薬や他のリハビリは血行改善を目的にしていますので、牽引や電気治療もある一定の効果をあげられると思います。2を目的にするのであれば体格のいい男性でも20kgはいりません。一般的な体格でしたら10~15kgが妥当ではないかと思います。リハビリを行ったあと痛みが増したりすれば、直ちに係りに言ってキロ数を下げるなどの処置が必要です。


ちなみに整体やカイロプラクティックが謳う「骨格のずれ」とは何の根拠もありません。彼らはレントゲンが取れませんので、触診のみでわずかなずれを察知し、それを矯正する能力があるとは到底思えません。何よりただしい位置に矯正されたというレントゲンでの確認や、それを患者さんや第三者にわかりやすく説明する客観的な作業を一切行っていませんので、今の段階では医学的・科学的根拠に乏しいと言わざるえません。術前・術後でレントゲンで評価すれば理論の真偽は一発でわかると思うのですがね。


長文、乱文失礼しました。ご参考になれば幸いです。お大事にどうぞ。
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腰痛というとき、原因不明の腰痛症と原因のある腰痛が別物であることを


理解しておく必要があります。

また、医師により原因不明とされた腰痛でも、何らかの病気が見つからなかった・・・と言うことも
たまにはあるかもしれません。

詳しい検査でも原因が特定できなかった場合の「腰痛症」に限定して言えば
マッサージも牽引も対処療法でしかないのは医業者・医業類似行為者の間では自明の理となっています。

つまり、やったときだけ少し楽にはなるけれども、治っているわけではない・・・と言うことです。

腰痛症の場合、精神的な要素が大きい・・・と言われているのも、あながち見当はずれでもありません。

西洋医学の盲点は生命維持に必要な「気の流れ・体内を流れる電気的エネルギー」を非科学的なものとして、探求もせず、その効用を研究してこなかったところにあります。

ですから、これに対する具体的な治療法と言うものはないのですし、とりあえず楽になるなら・・・と言うことでの対処療法、ここで言えば、マッサージや牽引という言葉が出てくるのでしょう。


この腰痛症に関してストレスの無害化を図るための手法を施せば、瞬時に痛みが消える・・・という現象を確認することは可能ですし
その手法には再現性も認められています。(TFTなどのタッピングセラピーで)


ただ、殆どの人の人生において、ストレスは複雑多岐にわたり 絡み合っているため、この手法も、一回やれば問題は解決する・・・と言うわけでもありません。

整体やカイロプラクティックなどでは、骨盤や骨格の位置のズレに着目した施術が主体となりますが、
レントゲンで見てもほんのわずかなズレは、問題ないとして、見逃されてしまいます。

その(わずかなズレの)為に腰痛を訴える人も、たまにおられるのも事実です。

朝日新聞のトップ記事を飾ったというその記事は、詳しくは記憶していないのですが・・・
ある意味、的を得ているところもあり、またある意味、解釈や表現に欠損が合ったように記憶しています。

追記;東洋医学的に「気・血・体液」を調えること自体、簡単なことではありません。
    そこには、西洋医学的には問題が無いとされている五臓六腑の機能低下の状態を例えば今回の「腰痛症」の場合
    にも、考慮しなければならないからです。
    症状を根本的に治癒させる→原因に対する治療法には、時間がかかります。 
    それは、多くの場合、体質の改善が必要とされるからです。 

参考文献;「腰痛は怒りである」春秋社   
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朝日新聞を見ていないのでなんとも言えませんが、腰痛症に対する牽引療法の効果については専門家の間でも意見の分かれるところです。



質の高い判断するためには、被験者を無作為に割り当てて、盲見化して効果を判断する必要があります。

例えば高血圧の薬の効果を見るためには、実薬(効果のあると思われる薬)を飲む群と偽薬(薬の形をしているが効果がまったくないもの)を飲む群とに無作為に(ランダムに)分けます。
被験者(協力してくれている患者)や観察者(医師)はそれが実薬であるか、偽薬であるかを知らないようにする(盲見化といいます)必要があります。

これを腰痛の牽引に対して行うのが困難なので、はっきりとした結論が出にくいということです。牽引しているかしていないかは盲見化できません。

また、腰痛症は心理的因子や社会的因子によって大きく影響されるので、それも効果の有無を判定しにくい一因と考えられます。
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