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現在英検準1級を持っているものですが、英語をマスターしたと言えるのはどこまで勉強した人を指すのでしょうか?専門用語もやはり覚えないと英語をマスターしたと言えるでしょうか?

A 回答 (4件)

あくまでも、マスターとは一般的な解釈として話を進めます。


ただし、この語学の世界には、哲学的な意味で「マスター」というものもないと思います。何を基準とするかにも違います。

私たちの周りでは、スペイン語をマスターしたとか、フランス語をマスターしたというのに、英語だけは、そういうマスターという言葉自体を否定する人が多いような気がします。一応、一区切りの学習が終わって、自分の意志が伝えられれば、使えるという意味だと思います。だから、ある意味では英検2級レベルでも、マスターしたといえるはずです。自分自身の学習の区切りによって、その意味合いは変わるものです。人が英語以外の言葉を喋れば関心されるのに、こと英語になると、マスコミなどでは、変な外国人を連れてきて、その日本人の英語は下手だとか、言い間違いがあるとか、散々こき下ろします。だから、他人が英語ができるのは面白くないし、'sour grapes'で、マスターなどはしていないと言うわけです。

書籍の中には、デイビッド・セイン氏のように、日本人の英語コンプレックスを逆手にとって、英語の一般的な用法まで混乱させるものもあります。それに、日本で付けられている商品名にまでケチをつけたりして、そういう本を喜んで買ったり読んだりする自虐的日本人がいるので、よく売れるようです。

シュリーマンの10数カ国の語学をマスターしたというけれども、その程度は、想像に難くはありません。私は、英語に対するレベルが格段に上がるのは、日本人ならではのアメリカに対する敗戦国としての植民地意識や自虐史観が残っているかもしれないと思います。いわく「アメリカの文化は素晴らしいし、アメリカの言っていることはすべて正しいです。アメリカの言うことは何でも従います。到底、我々は、アメリカの言葉をマスターできるとは思っていませんが、取りこぼしなく聞き取れるようにします。」というわけで、渡米する目的も英語ネイティブと直接話しをすることもないのに、求人広告の見方や電話の掛け方、買い物の仕方、オフィスの利用の仕方まで律儀に学ぶ人がいるわけです。

マスター/グルとかいう達人論では、「英語道」の松本道弘氏がいます。

後年、彼の批判もちらほら聞こえてはきますが、英検1級とかで有頂天になった人を、まだ限りない上があると諭していました。もちろん、彼は、英検1級の試験官だったわけで、同時通訳でもあったわけですから、そう言って当然です。彼は、よく"TIME"を数時間で、最初のページから最後のページまでを読むということを豪語していました。また、英単語レベルも何万語とか言うのですが、これ自体は、英語ネイティブの基準値というものはあるものの、私たち、外国人では追いつかないものがあるとも言えます。特に、中学・高校の歴史や科学、数学などを英語で学んではいません。

単語の総合的な問題に関しては、http://testyourvocab.com/ のサイトを読んでみてもよいと思います。ちなみに、英検準1級ですと、だいたい単語数は、7000語~1万語レベルに到達するかどうかのはずです。ここのサイトのネイティブレベルからすれば、到底足りませんが、外国人として、卑下するほどのものではありません。

松本氏の話に出てくる達人には、松本亨、西山千が挙げられます。私は両氏とも、テレビでの英語をしゃべっているのを聞いていますが、当時、まさに雲の上の人たちだった思います。こうした人たちは、天分があったし、海外の生活も長いようです。私たちが、このレベルにあこがれて目指そうとしても、環境的にも違いますから、無理だと言えば無理です。

他に、明治の英語の達人、斎藤秀三郎氏の伝説は、未だに語り継がれていると思います。斎藤という人は、英語ネイティブの英語の使い方や発音まで直す人だったようです。明治に活躍した人なのに、平成の現代になるまで彼の辞書は使われているし、私も使っているのだから、よほどの天才だと言えます。

東京大学で英語の教鞭をしている斎藤兆史氏の『英語達人列伝』 (中公新書) を読んでみるのも面白いかもしれません。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121015 …
ただし、斎藤氏の他の著書で、こうした人たちが、どうやって勉強したのか調べていくと、あまり期待した内容は出てきません。

松本道弘氏の本は、好き嫌いが出ると思いますので、あえてお勧めしません。彼の上達論は、なんとなくですが、体育会系のような気がします。彼が言うほど、同じようにやっていれば、上達していくとは言えないです。絶版ですが、『私はこうして英語を学んだ』(実日新書) という本があります。彼は、英語を学ぶ環境に恵まれていたわけでも、最初から英語が出来たわけではなさそうです。英語をある程度勉強している者なら気づく、初歩的なミスや考え方の間違いもありながら、それでも、英語では、その人ありと、知られる存在にはなったようです。
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この回答へのお礼

詳しい説明を長々とありがとうございます。実践してみます。

お礼日時:2013/08/24 11:40

言語は日々成長するので文法・文型を学習すればマスターしたといえるでしょう。



もし、質問者様が英検やTOEICなのど資格を基準として考えているなら、


英検準1級はマスターしたといえませんね。


準1級は大学生なら取れて当たり前なので、1級を取らなければマスターしたと言えません。


※1級は通訳案内士が免除されるほどの超難易度です。

この回答への補足

日常英会話ができれば、すべてマスターしたと言えるでしょうか?

補足日時:2013/08/23 19:57
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そんなもの答えはないんで別の話をしますと,


外国語は learn はしても,master するものじゃない,
という先生がいました。

哲学的なことでなく,英作文での話です。
master は征服し,支配するわけで,そんなレベルはあり得ないと。
日本語で「英語の制服」とか,マスターでカタカナで言う感じで適当に使うなと。

でも英英辞典にも
master a second language という例が出てくるので
実際には使えます。
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プロではありませんが。



TOEICとかで間違えない人を見ていて思いますに、「思考言語が二つある」とかだと思います。
MODEが入った時は英語で考えて英語で回答します。
そういう人によると 英語で考えているときと日本語で考えているときで結論が微妙に変わったりするそうです。
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