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今、花屋をやっています。
ちょっとした興味なのですが、むかしの花屋さんはどのような商売の仕方をしていたのかなと思い質問させていただきました。

花を求めていた人は、どのような人か、どんな花が好まれていたかなんて判ればおもしろいのですがよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

江戸時代の花屋さん=植木屋さん


植木屋さんはお屋敷や江戸の外れの地域で育種育苗をしてました
当時は武士,僧侶などの知識階級位しか出版する事が出来なかったのに
育種育苗法の本を出版を許されたそうです

江戸の外れの地域=染井,巣鴨,向島(堀切?)周辺が問屋として発達
桔梗等の切花や朝顔等の植木苗を天秤で担いで売り回っていました
当時は粋な職業だったのか?歌舞伎役者が花屋の格好で浮世絵になってます

あと,野菜の無い時期に季節の野草,縁起物を一束にして売ってる農民や
野良仕事が出来ない子供等がいたようです
江戸六花と呼ばれ人気があったのは,椿,芍薬,花菖蒲,朝顔,菊,山茶花
縁起物=秋の七草などや,梅枝・・・と言う事は客層は不特定ですね

武士(武家)は椿が苦手・・・な割には,徳川家は椿が好みだった様子
家康の庭園には椿,撫子,菊,紫陽花,スカシユリが植栽されてたらしいです
家光の頃は江戸は椿ブームだったとか

熊本の殿様は江戸の菖公?と呼ばれる人の屋敷で見た菖蒲が欲しいのに
「金持ちなんだから花屋で買いなさい」=同じ物が見つからず
そのお屋敷に出入りしてる植木屋に頼込み入手
「門外不出にする気持ちが分かる名品だ」とずっと隠して育ててたそう
菖公の家で小火が出た時に返却したら「ただの道楽者ではなかったのだな」と
育苗方法の書を送る仲になったのだとか
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。大変いろんな事を教えていただき恐縮いたします。本当に興味深く読ませていただきました。
重ねてお礼申し上げます。

お礼日時:2013/09/12 17:16

私が過去に漁った文献の資料の記憶からの回答です。



江戸の花売り(花屋という固定の店舗を持った商売は見当たりませんでした)といえば◎桜草売り◎朝顔売り◎釣り忍売り(シダ系の植物を観賞用に軒先に釣って楽しめるようにした物)などが有名です。
他にも◎菖蒲売り◎盆栽売りなど、菖蒲売り以外は全て根付きのものですね。

主に天秤棒に板を掛けて鉢売りにしていました、土埃のひどかった江戸の町ではか弱い切花は商売には不向きだったと思います、仕入れて売り歩くというよりは生産者が売り歩いていたものと推測されます。

武家屋敷には庭師が居たので切花は屋敷の中で自家栽培の物を使用していたと思います。

縁日などではヨシズ掛けの出店でホウズキ、桜草、朝顔、釣り忍、盆栽などいろいろ売っていたのではないでしょうか。
西の方では切花を頭に載せて売っていた資料が有ったような気がします、うろ覚えで申し訳ありません。

参考文献としては 三谷一馬著 彩色江戸物売り図絵 中公文庫 などが入手しやすいと思います、他にも三谷一馬氏の著書を覗いてみてはいかがでしょう、江戸時代の古文書をベースにした美しく楽しい本です。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。今後の参考させていただきます。参考文献として、三谷一馬氏の著書など探してみようと思います。

お礼日時:2013/09/12 17:21

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