今回のSTAP細胞問題に関連して考えたこと。
夢の技術、STAP細胞で若返りできるって言ってた奴がいた。
しかし誰もSTAP細胞など作って見せたものはいない。
巷ではSTAP細胞など存在しないと考えるようになってまいりました。
実はこれは当たり前なのである。
我が脳内においてはSTAP細胞はもとより存在し得ないのです。
何故なら万物は熱力学の第2法則(エントロピー増大の法則)に従わねばならず、細胞現象とて同じでなければならないからです。
つまり、あらゆる生体内において分裂前の細胞のエントロピー < 分裂後の細胞のエントロピーが成立つのであり、細胞現象は常に一方向なのであり、既に分化した細胞を未分化するなどは熱力学の第2法則に逆らうものであって自然界では決して起こり得ないからである。
大体そんなことは少し考えてみれば分かる。
80歳の老婆が17歳のピチピチギャルに戻れる訳なかろうってこと。
今回のSTAP細胞問題が教えてくれた事とは何か、皆さんはどのように捉えますか。
No.2
- 回答日時:
まず熱力学の第二法則は大学の基礎で習う基本的な物理法則です。
「細胞は熱力学の第二法則に反しているようにみえるが、どうして成立するのか?」というのもよくある練習問題。
そこのところを、ご自身でよく理解出来ていないと思います。
ごく初歩的な誤りをされていると、私は思います。
一方、ネイチャーの審査員は、高度な大学教育を受け、細胞生物学の専門家で科学を職業として何十年も研究をしてきた人たちです。そうした審査員が数名で論文の審査をします。こうした専門家が原理的にありえないことを書いた論文を通すわけがありません。
ご指摘されていることは、そうした審査員が間違っていて、ご自身の方が正しいということです。
客観的に考えて、そうしたことが起こりえる確率は非常に低いと思われませんか?
今回の論文がダメだったのはデータが不正だったからです。
科学の基本原理として成立しないからではありません。
すでにiPS細胞やes細胞では成立している未分化の状態にもどすということ自体は新しいことではありません。
すでに実験的には証明されていて、世界中の専門家が再現できている内容です。
今回のSTAP細胞は、その未分化の状態に戻す方法として新しい手段を開発したに過ぎません。
私が興味深いのは、どのような場合に自分の間違いを訂正できるか?という問題です。
私も含めたいがいの人は自分の考えが正しくて、他の人は間違っていると思っています。
もし、そう思っていないのなら、自分の間違っている考えをすてて、正しいと思う考えを取り込むからです。
そして、自分が正しくて、他人が間違っていると思える状況をつくります。
しかし、現実には自分の考えが間違っていて、他人の考えが正しいという事態はよく起こります。
そのような場合に、自分の間違いを訂正することは難しい。
なぜなら、その考えは急に出来上がったものではなく、長い年月をかけて固まったものであり、
それらと関連した別の考えともからみあっているからです。その正しいを思っていることを
訂正するのは大変むずかしい。
ではどうすれば訂正できるかと言うと、やはり自分の考えが正しいかどうか、よく検討してみることだと思います。
間違えを放置してしまうと自分の考えがそこで止まってしまいます。
より多く間違えて、より多く訂正した人が、より正しく考えられるようになるのだと思います。
今回の場合に関しては大学の熱力学の初等教科書を復習されるのがよいように私は思います。
あるいはすでに確立しているiPS細胞なり、es細胞について調べてみるのがよいと思います。
最近はわかりやすく解説された本もありますから、何か解説書を読まれるとよいです。
>一方、ネイチャーの審査員は、高度な大学教育を受け、細胞生物学の専門家で科学を職業として何十年も研究をしてきた人たちです。そうした審査員が数名で論文の審査をします。こうした専門家が原理的にありえないことを書いた論文を通すわけがありません。
高度の大学教育を受けているからとか、専門家であるとか、何十年も研究してきた人たちであるとか、そんな綺麗事でどれだけ多くの人達が騙されてきたことか考えないのかい。
現に目の前に堂々とSTAPペテンが演じられているんではないのかい。
万人がそれを目撃しているんではないのかい。
そんなのんきなこと言ってるアホがいるから騙されるんではないのかい。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
基本的な認識として、未分化な始原細胞から多様な
体細胞への分化はエントロピーの減少であり、その
逆の未分化なSTAP細胞への退行は、熱力学の第二
法則(エントロピー増大の法則)に反するエントロ
ピーの減少ではありません。
そもそも生命がエントロピー増大せず、新陳代謝した
り増殖したりする事こそ、表面的に見れば「熱力学の
第二法則に反する」ものであり、それはエントロピー
の低い食物を摂取してエントロピーの大きな排泄物を
出すという、開放系である事によって可能になってい
るのです(環境のエントロピーを加速する事で自分の
エントロピーを減らしている=トータルには増大する)。
万能細胞が作り難いのは、エントロピー増大の法則に
反するからではなく、体内の遺伝子カスケードやDNA
のメチル化などなど、エントロピー増大に対抗して40
億年かけて築き上げた細胞分化メカニズムに自ら穴を
開ける事だからです。
普通に考えて、酸性に晒されると始原細胞に戻るなら、
胃液に晒される消化器系や環境の酸性に触れる体表の
細胞などが、いきなり特定の機能を持たない未分化な
細胞に退行してしまい、機能的に問題を生じます。
もし可能であるにしても、今回のように生後1週間の
マウスの細胞など、限定された条件下によってのみ
可能であり、今回の一件の正誤を問わず、簡単に起き
てはならない現象であるのは確かです。
生物が営む生命活動とは熱力学の第二法則に対する絶え間なき抵抗であると言えましょう。
生物のエントロピーは誕生時が最小であり、死ぬときに最大となる。
生物はその生命を維持するために絶え間なく生命活動を行うことにより、エントロピーの増大を抑えようと努めるのである。
しかし生物はそのエントロピーの増大をゼロにしたり、マイナスにしたりすることは決して出来ない。
生物はそのエントロピーの増大を完全に抑えることは出来ないのである。
その結果、生物はいつかは必ず死ぬのである。
あらゆる生物はそのエントロピーの増大を抑えようと努力するが、一瞬足りともそのエントロピーの増加をゼロにしたり、マイナスにしたりすることはできないのである。
あらゆる生物においてそのエントロピーは常に増加し、最後に最大値に至って死ぬのである。
No.5
- 回答日時:
>既に分化した細胞を未分化するなどは熱力学の第2法則に逆らうものであって自然界では決して起こり得ないからである。
既に分化した細胞を未分化にすることはiPS細胞で成功していますよ。
問題であった癌化を防ぐ技術もいろいろと発見されてきているようです。
No.6
- 回答日時:
>今回のSTAP細胞問題が教えてくれた事とは何か、皆さんはどのように捉えますか。
確かに論文に誤りはあったでしょう。
ただ、悪意があったかどうかはわからない、stap細胞が実際に作られたかどうかは確認中(理研で発表された作成の詳細からは、とても込み入った方法であることから再現の確認は容易ではない)、、、、これが実際であるのに、
鬼の首を取ったように、事実以上のことを主張し、攻め立て、悪口をかきまくる輩が多いことに驚きますね。
確かな根拠もなく群集がいかに一方向に進みやすいか、あらためて日本人(近隣国の人も含む?)の集団心理の危険性を思いしらされました。そして、それを利用そして購読に結びつけようとする、マスコミやネットのいかがわしさ。
こんなんじゃ、いじめ反対なんて対策をいくらとっても、おいつかないと思いました。
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