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六条河原、六郷土手、など六のつく場所には、縁起の悪い場所が多い理由も併せて解説して頂けるとありがたいです。_(._.)_

A 回答 (2件)

仏教用語の「六道」に由来しているのでは?


死後に赴く六つの世界への分かれ道を「六道の辻」と言い、
地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道の六つの世界への入り口(分かれ道)のこと。
六観音、六地蔵、六道銭(死者の棺に六文の銭)等も、これに由来しています。
昔、京都鳥辺山の火葬場へ通じる道を「六道の辻」と呼んでいたとも云われます。
「六道巡り」は、葬列が墓の周囲を何度も回る習俗。

「六」は以上の様なことから、死(死者)に纏わる数として、縁起が良くないとされたのでしょう。
本来の教義とは離れての、葬儀に関する習俗に起因する迷信とも思えます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます、六道のことは考えてはいたのですが、とは言えそれで不吉なこととは直結しないようにも思えておりました。「辻」など場所の名前と繋がることで徐々に不吉感を伴うようになったのかもしれませんね。

お礼日時:2014/07/01 12:48

特に不吉な数字とされていた訳ではありません。


仏教つまりお経などで六を使われていたことから、現代人の感覚からお寺→葬式→不吉という連想がでてきてしまったのでしょう。
仏教の基本的な考え方に六道輪廻(六道=天、人、修羅、餓鬼、畜生、地獄)という考え方があります。
死んで四十九日経つと、この六つの世界の何処かへ生まれ変わるという考え方です。
各々の世界の救済者であるお地蔵様を六地蔵と呼んで、古いお寺などによくありあります。
又、法華経を六十六回書き写して、それを六十六のお寺へ納めてあるくという習慣がありました。
これをやっている人を六十六部略して六部(りくぶ)と呼んでいました。
実際は、信仰や修行のためにやる人よりも物乞いをして放浪して歩く人の方が多かったようです。
いわゆる乞食坊主です。
村に定住しない人は、よそ者として排斥する考え方が日本の村落には根強くあります。
何分にも宗教行為であるということになっていますから、これ等の人達に危害を加えて殺せば祟りがあるとされていました。
この習慣的な考え方から発生した「六部殺し」と呼ばれる怨念話が日本のあちらこちらにあります。

河原は非常に古い時代から、世間からドロップアウトした人達が住む場所とされていました。
歌舞伎役者を河原乞食というのは、このことによります。
又した動物から皮革を製造するためには大量の水を使うことから、川岸でやられていました。
仏教思想から、皮革製造業者を蔑視したことも悪影響を及ぼしています。

以上のような背景から、六は不吉という印象をお持ちになられたのではないのでしょうか。
後は、碌でもないという言葉からのごろ合わせもあるかもしれません。

古代のインド人がなぜ六道と六を使ったのかまでは知りません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。「六部殺し」初めて知りました。インドでの語源も興味深いですね。大変勉強になりました。

お礼日時:2014/07/01 12:50

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