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Maya という海外製の3DCG作成ソフトがあるのですが、それが "beauty" という言葉を「最終的な画像」という意味で使っているようなのです。

ちょっと専門的な話になります。
3DCGの画像は、陰影や、光沢や、鏡面反射などといった要素が合わさって作られます。
それらを別々に出力することができ、それぞれ diffuse, shadow, specular, reflection などと呼ばれます。
それらを全て合わせると最終的な画像になるのですが、それを "beauty" と呼んでいるのです。

しかし "beauty" を辞書で引いても、「美しさ」といった意味しか出てきません。
そのため、なぜこれを "beauty" と呼ぶのかがわかりません。
"beauty" には、辞書に載ってない「最終的な画像」に相当するような意味があるのでしょうか?

ちなみに他の3DCGソフトだと、最終的な画像を "RGB" "Final Color" と呼んでいる例があります。
"beauty" と呼ぶのは(自分が知る範囲では)Maya だけです。
しかし Maya は普及率が高いため、3DCG業界に最終的な画像を "beauty" と呼ぶ慣習が定着しつつあります。

A 回答 (4件)

CGのことは何も知りませんが、ググった知識で回答しちゃいます。



一般的な用語としてbeautyに「最終の画像」の意味がある訳ではなく、VFXの専門用語としてbeauty passとかbeauty renderという言葉があるようです。

http://books.google.co.jp/books?id=WOmJUmCTCTsC& …
こちらはGoogle booksで検索したもので、ウィスコンシン大学の先生が書いた本らしいですが、
The Final Color output is commonly known as a beauty pass because it features all of the components of a fully lit and textured scene.
と説明しています。

ちなみに、beauty passという言葉自体は、Mayaの造語ではなく、ミニチュアモデルの画像を光学合成していたころから使われていたそうです。
http://forums.cgsociety.org/archive/index.php/t- …

それと、beauty passという言葉は、元々は「最終の画像」ということではなく、「基本的な要素を全部含んだパス」のような意味だったそうです。

http://www.3drender.com/light/compositing/index. …
こちらは、PixarのTechnical DirectorのJeremy Birnさんのサイトですが、reflections、highlights、shadowsの三つは通常beauty passに含まず、別のパスにすると説明しています。
上のほうにある説明の画像でも、beauty pass、highlight pass、reflection passを合成して、最終画像を作っていますね。
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この回答へのお礼

わざわざ検索してくださってありがとうございます。

ミニチュアモデルの画像を光学合成していた技術者が "beauty pass" という言葉を使い出したということですかね。

確かに、日本でもこういった映像の技術用語は厳密に定義されず、業界によって使われ方がまちまちなので、一部の人たちが使い出したのが広まったということは考えられます。

そして Maya がそれを採用したと。

2番目のリンクのページでは「beauty render って何よ?」って質問しているわけですよね。
ネイティブの人にとっても馴染みのない言葉の使い方だということですね。

なぜそれを "beauty" と呼んだかについては、当時の技術者に聞いてみないとわからなさそうですね。

3番目のリンクですが、この本の日本語版が手元にあります。
それを見ると書いてあることが違います。

リンク先の画像では "Beauty Pass" となっている所が、日本語版では「ディフューズパス」になってます。

そして他のページに、

>ビューティパス(Beauty Pass)は〈略〉反射、ハイライト、シャドウなどのすべての属性が含まれます。

と書いてあります。
同じ本なのに書いてあることが違うってどういうことですかね……。

お礼日時:2014/07/10 10:09

あら、本当だ。


http://books.google.co.jp/books?id=IRrsAQAAQBAJ& …

前の回答でリンクしたページは、2006年の第2版の記述。(左上に出ている本の表紙から、そのように推測されます)

お手元の本とGoogle booksの検索対象は、最新版(2014年の第3版)ということなのかな?
http://www.3drender.com/light/index.html
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この回答へのお礼

手元の本は第3版です。
第2版から第3版の間に変更があったようですね。
プロの間でも言葉の使い方がはっきりしてないんですかね~。

お礼日時:2014/07/10 14:23

未完成なものや製作途中のものは「美しくない」、完成したものが「美しい」・・・等という考えがあったとしても、それは至って普通なのではないでしょうか。



ちなみに自分は、未完成なものこそが「美しい」・・という考え方が的外れだとは思いませんけどね。


クリエイター系のツールでFinalやcompletedを使うのは、ある意味的外れとも言えるかもしれません。映像作品は、後々修正や加工したり、新たなバージョンを作り直したりする可能性が大いにあり、実質「終わり」が無いからですね。Finalやcompletedを使ってしまうと、その後が困るというか。
そこで、「1つの完成形」という意味で"beauty"という言葉が選ばれたのだとしても、そう不思議は無いかもしれませんね。
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この回答へのお礼

「美しい」は極めて主観的な言葉なので、「完成=美しい」とするのは適切でないと思います。
完成したって汚い絵はあるし、書かれているように未完成だからこそ魅力を感じる絵もあります。

Finalやcompletedについてはその通りですが、3DCGソフト上での最終画像、という意味でFinalを使っても問題ないと思います。
それ以降の加工は加工ソフトでの作業になりますから。

お礼日時:2014/07/10 09:29

日本語でも「最終的な画像を作る」ことを「きれいにする」と言いませんか?それと同じことです。

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この回答へのお礼

言わないと思います。

お礼日時:2014/07/10 09:20

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