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No.4
- 回答日時:
「御の字」はもともと、
1)江戸初期の遊里語で「御を付けたいほど極上のものや人」を指していましたが、
2)やがて市中に普及する江戸後期頃には、形容動詞として「非常に結構だ」「十分有り難い」意味の形容として、
「ぶし付けながらお前方は弐拾八文(ブリバン)二つで御の字だらうが」(「忍草売対花籠」文政4(1821)年)
3)大正期には「結構」の価値低下に合わせたように「せいぜい結構だ」「充分満足する」といった程度の形容に、
「けっこうですとも、それだけあれば、御の字ですよ。」(菊池寛「貞操問答」)
4)現代の辞書では、「まあまあありがたい」程度に落ちています。
「ありがたい、しめたものだの意。⇒もと、「御」の字を付けたいほどすぐれたものの意。」(「岩波国語辞典」)
「予期以上・(十分)であり、ありがたいこと」(「新明解国語辞典」三省堂)
このように、当初は名詞として極上の概念であっても、それが形容動詞など形容の形に移った時点で主観的な意味合いに変化し、更にはそんな形容詞を修飾する程度副詞となった時点で急速にその価値低下が促進されます。それは「凄く」「恐ろしく」「全く」「ひどく」「至極」などと同様です。ですからアンケート結果は至極もっともなことと思われます。
参考:「言語は時間とともに変化する。単語の意味も、変化を免れることはできない。」
http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/wp/2009/03 …
>「一応,納得できる」を意味する熟語
:
名詞:応分、結構
形容動詞:相応な、随分だ
副詞:それなり、なかなか(却々/中々)、けっこうな、まあまあ、ほどほど、好い加減
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