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私が思うに、神様がいる民族の方が戦争に勝てる確率が高かったのではないか。神様の存在は戦死の不安を解消してくれるし、民族の団結心を高めることもできたはずです。極端に言うと、神様はいざと言う時に戦争に勝つために必要なものであったのではないか。
神様がいるので平和になるのではなく、神様がいるのことで戦争が起こりやすくなると思うのです。なぜなら神様は民族の願いを実現せめばならないものだからです。
神様が平和を望むように変貌するのは戦争で勝ち残った状態を維持したいためであると思うのです。
皆さんは多くの民族に神様がいるのはどうしてだろうと思われますか。

A 回答 (12件中1~10件)

 どうも、金儲け主義の糞ボーズである私はお盆でめっちゃ忙しいんですよ。

ほんとに答えたくなるような質問は書かないでいただきたいですな。(笑)いや、ほんとに(笑)
 この質問なんですが、題名と質問内容は関係あるようで関係ありません。これは私の副次的な専門の認知科学の方面から回答させていただきます。

>>多くの民族に神様がいるのはどうしてだろう

 認知心理学者ジャスティン・バレット氏によれば「行為者の過剰検出」と言うことが神という概念を作り出すために必要な能力の一つ挙げておられます。この「行為者の過剰検出」というのは、私達現生人類は約20万年前のアフリカに出現したそうですが、当時のアフリカには人間の食べ物である「獲物」や、逆に人間を食べてしまう「捕食者」が存在していました。この獲物や捕食者について、私達人間は「居ないのに居る」と感じるように私達は進化しています。「居ないのに居る」と感じるように進化したのは、「獲物はこっちにいそうだ」とか、「捕食者が向かって来ているのではないか」と、「居ないものを居る」と感じるほど敏感な直感を持つものの方が生存する確率が高かったからです。
 例えば真っ暗な山小屋の一軒家で一人で一晩明かさなければならなかったとして、物音や影の動きなどから、何か居ると直観します。これは「行為者の過剰検出」のなせる業です。これが、宗教で言えば、「幽霊」「神」等々の宗教的行為者の概念に繋がるのではないかというのです。
 ただ、そのとき「風の音であった」とか「木の動きであった」とか確かめると、行為者の過剰検出と言う直観は捨てられるはずです。しかし、宗教的概念は行為者の過剰検出と言う直観を、霊や神と言った安定した形で保ち続けています。山小屋に一人でいる人で言えば「こちらからは見えないが、誰かに見られているかもしれない」という思いを安定した形で持ち続けるのと同じです。
 では、「行為者の過剰検出」を安定した形で保ち続ける能力はなにかと言えば、何をもって優れているかという事が議論はさておき良くも悪くも人間が「万物の霊長」と名乗っているのは前頭葉の発達が大きく関わっているようです。この前頭葉の発達は、高次の推論システムの中核をなしています。
 私達の推論は架空のものに関しても、正確に働くことが出来ます。心理学者トム・ウォード氏は被験者に「どのような変な特徴でもでっち上げてよいので、想像上の動物を描いて言葉で説明しなさい」と課題を出しましたが、注目すべきはほとんどの被験者が動物の身体的構造はある原則に従っていることです。全ての絵が左右対称のシンメトリーが維持されていました。十本脚の動物は、右足が五本、左足五本に描かれており、また目がたくさんある動物も正面には目が二つ描かれていました。一見自由奔放な想像であっても、推論としては現実の動物かけ離れてはいない非常に真っ当な推論であることがわかります。
 また宗教的な推論について、バレット氏の別の研究においては、被験者であるキリスト教信者に「迫り来る危険から他の人々を救うために神に祈らなければいけない状況」を想像させました。例えば、外洋を航海中に船が氷山に衝突して今にも沈んでいくとして、この時神に祈るのは「その沈没する船の人たちを助けてほしい」ということですが、神はどのように人々を助けると推論するでしょうか?「船は壊れても、沈まないようにしてくれる」「他の船の計器が狂わせて、沈没した船のほうに進ませる」というような物理的な変化による救い、「乗客が凍りそうな海の中に落ちても耐えられる肉体にしてくれる」生物的な変化による救い、キリスト教の全知全能の神であればどれも出来そうなことですが、被験者はどれも選びませんでした。物理的生物的なことをどうにかしてもらうのではなく、「沈没する人々の心を変えて欲しい」という選択肢をほとんどの人が選んだそうです。この推論も、推論としては非常に真っ当なものと言えます。つまり、宗教的な概念であっても推論としては、現実に存在するものへの推論と差はほとんどないのです。
 このようなことから、「行為者の過剰検出」を安定した形で保つのは、前頭葉の発達によって生み出された高次の「推論システム」ではないかと考えられます。人間が宗教を生み出す根本にあるのは、宗教的なものを「感じ」「推論する」という事にあると考えられます。神のようなものを感じるのに霊感とか神通力のような特別な能力は必要はなく、人間として普通に持っている「行為者の過剰検出」や「推論システム」といった当たり前の能力があれば充分なのです。


>>私が思うに、神様がいる民族の方が戦争に勝てる確率が高かったのではないか。神様の存在は戦死の不安を解消してくれるし、民族の団結心を高めることもできたはずです。極端に言うと、神様はいざと言う時に戦争に勝つために必要なものであったのではないか。
 
 上で書きましたように、神の概念が広がるのに戦争は実は必要なく、進化の過程で現生人類が持っている知覚機能の中で説明ができます。ただ、知覚機能と申しましても、上述の「行為者の過剰検出」や「架空のものへの推論」は認知機能を獲得した上にあらわれる副産物、つまりバグなんです。けれども、このバグは消すことができないバグなわで、これの一つの対処法がバグのいくつかを組み合わせて人の利用しやすい形にするという事です。そんな中出来てきたひとつの形が集団としての宗教というものになるわけです。
 この「集団としての宗教」となった時、titelist1さんが考えるような戦争における機能を発揮したのは間違いない事実でしょう。そんな中集団選択(群淘汰)という事が起こり、宗教を持った集団が料理を納める確率が高かったという事は言えるでしょうね。そのことはニコラス・ウェイド氏『宗教を生みだす本能 ―進化論からみたヒトと信仰』のなかで、詳しく説明されています。
 しかし、

>>神様がいるので平和になるのではなく、神様がいるのことで戦争が起こりやすくなると思うのです。なぜなら神様は民族の願いを実現せめばならないものだからです。
>>神様が平和を望むように変貌するのは戦争で勝ち残った状態を維持したいためであると思うのです。

というのは、間違いですな。世界の宗教戦争ってやつを眺めてみても、宗教そのものの対立はあとから持ち出されている場合が多いんですよね。根本的な戦争の原因は、経済だったり土地の利権争い、または遺恨だったりなんですよ。しかし、上述したように宗教は認知機能のバグを人間が利用しやすくしたものですから、戦争に勝つために利用されちゃう。しかしその反面、他の回答者の方もおっしゃっていますが、集団の維持であったり経済や政治よりも範囲の広い利益によらない越境なんかの平和利用もできるもんなんですよね。どっちに使うかは宗教によるのではなく、実は人間によるもんなんだと思いますよ。

 ただし、この戦争という「集団選択(群淘汰)」によって神の概念が広まったというのにはやっぱい無理があるんですよね。私たち現生人類が二十万年前にアフリカにあらわれて、現代的な行動の中でも芸術や記号のような抽象表現を手に入れたのがアメリカの考古学者サリー・マクブレアティ氏とアリソン・ブルック氏なんかの説によれば、約十万年前くらいのようです。この芸術や記号のような抽象表現って、(集団的な意味での)宗教と関連が深く、個人的な信仰心的なものはもっと前から存在していたでしょうが、体系化された集団的な宗教がつくられ始めたのはこの時期じゃないかと思うんです。そうなると、たかだか十万年程度の間に集団選択(群淘汰)が理由で、世界的なレベルで神の概念が広がったとは考えずらい。しかも、バレット氏の説によれば人間は生まれながらに神のような宗教的概念を持ち合わせているといいます。
http://oka-jp.seesaa.net/article/216966709.html
となると、遺伝子レベルで神が存在しているわけですから、そうなるともっと考えずらい。進化ってもっと長いスパンで起こるはずなんですよね。

 やっぱり、神の概念は戦争のような群淘汰というものではなく、最初に述べたような人間の認知機能というもっと根本的な人間の機能にかかわっていると考えます。

 こんなところです。ではまた。誤字脱字乱文ご容赦を。
合掌 南無阿弥陀佛
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この回答へのお礼

>人間は生まれながらに宗教概念を持っている。なるほど納得。
仏教で言う天上天下唯我独尊、道元の本覚、法然の自然に通ずる。DNAに書かれていてはなにをほざいても勝てないことが分りました。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/08/13 09:40

昔は、優れた人間の事を神様としたのではないかと思います。

例えば人馬一体の騎馬術を備えた人はケンタウロスのモデルになったでしょうし、地図を作る能力のあった人はホルス(隼の神)のモデルになったのだろうと。
一種の卓越した力の事を神がかっているとしたのではないでしょうか。
あるいはまた、地震や雷、噴火など、人智を超えた力の現れを少しでも理解しようとしてその力の源を擬人化したのかもしれません。
あくまで推測に過ぎませんが。

この回答への補足

家康が東照宮で神様になり、明治天皇が明治神宮で神様になる。一族の権威を高めるためです。個人でも墓は一族の権威です。神社も墓も同じ目的で作られる。
>人間の事を神様とした
私も同じ考えです。それでは他の民族への説得力に欠けるので抽象化が行なわれたと思っています。

補足日時:2014/08/12 06:39
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>私の考えはどうでも良いのです。

No.1の方にも戦争のことは私の屁理屈と答えています。人間社会に何故に神様がいるのかが不思議なのです。だから、その回答を求めているのです。不思議だと思っていても神様のことを否定しているのではありません。

ほう?

>神様の言葉をかりて人間が戦争をするのです。その神様の言葉とは支配者の言葉なのです。だから戦いの神様は怖いのです

矛盾しています。

今回は神の居る理由を問うていると言っていますが、其の前では「神の言葉とは支配者の言葉」と発言しています。

神の存在理由と、戦争の存在理由と、政治論をごちゃ混ぜに語られては、答えようもありませんよ?
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この回答へのお礼

タイトルのみの質問で、それ以下のものは屁理屈ですから。

お礼日時:2014/08/13 09:45

>神様の言葉をかりて人間が戦争をするのです。

その神様の言葉とは支配者の言葉なのです。だから戦いの神様は怖いのです

ほう?

確かに軍神の存在は、大概の信仰に於いて存在を確認出来ます。

つまり貴方の持論で言えば、神を(軍神)頂く事が「悪い」と言うことですか?(怖いと言う表現をする限りはそういう事です)

ならば軍神を否定すれば良いではないですか。

戦争が嫌ならば戦争が「嫌」と言えば良い。

何故に神のせいにして、自分が良い子だと言いたいのですか?

人間と言う物は「軍神」に良い様に扱われる妄信者だと言いたいのですか?

若しくは貴方は、「神」の一言で殺人でも強姦でも自由自在の人間なのですか?

考える力が無いのですか?

または貴方以外の人間は、容易く「神」に騙される人間ばかりで、自分だけが「俺、頭良い」等と思っているのですか?


本来「神」等というモノは、環境や其れに伴う生活習慣から生まれる物です。

逆に言えば、人類共通の「軍神」等はいません。


貴方の書き込みを見る限り、一度信じたモノを疑う思考ロジックを有していない様です。

「戦争はいけない」と言う発言は、必ず「無視」される前提での会話です。

何を妄信しているのだか。

この回答への補足

私の考えはどうでも良いのです。No.1の方にも戦争のことは私の屁理屈と答えています。人間社会に何故に神様がいるのかが不思議なのです。だから、その回答を求めているのです。不思議だと思っていても神様のことを否定しているのではありません。

補足日時:2014/08/11 17:30
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神様とひと口に言うが、初期においては、自己の考えや


力の及ばぬ大自然や死への恐れとして、世界の起源や
死後の世界への仮説、どうしようもない事への祈りとし
てのアニミズム(多神教。儀式宗教としての性質が強い)
として広まった。
強力な教義を持つ一神教が広まったのは、国家としての
体裁がととのい、あるいは市場の拡大&貨幣制の浸透に
よって、それまでのファミリーの延長としての感情的な
原始共産制から、分業化&組織化が発展した時期に一致
する(イスラム教、キリスト教、仏教といった世界宗教
が広まったのがほぼ同時期なのは偶然ではない)。
そうした社会生命化(自己の生の社会的拡張)を把握し、
自律的に社会行動をとる(助け合いとしての労働)ので
はなく、お金や出世といった“馬車馬の目の前のニンジン”
によって他律的に社会行動をとらせる方法をとったために
歪み(自己チュー)が生じ、そうしたアメと共に、法規や
モラル、宗教といったムチが必要になったのだ。

宗教は、平和(組織の外部との関係性)の如何以前の、
国家体制の潜在的必要である以上、その外部との戦争
(聖戦)は必然である。
自己チューな意識のまま他律的に社会性のタガをはめる
事は、戦争の回避ではなく、家族愛から愛社精神、郷土愛
へと自我の相乗による、より集団的で苛烈な戦いにエスカ
レートするだけの事だ。
自律的な社会行動=助け合いとしての社会行動×生きる
事自体による喜びこそが、内発的に戦争を解消し、生きる
真の目的である最大充足を可能にする。

この回答への補足

三大宗教に至るずっと前の人間社会にも神様がいたのです。神ではなく敢えて神様と記述しているのはそのためです。
神様は石器時代の前からいたと思うのです、それが不思議なのです。

補足日時:2014/08/11 14:53
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”神様はいざと言う時に戦争に勝つために必要なものであったのではないか。


    ↑
戦争もありますが、それだけではありません。

・民族内では、秩序を守るためです。
 神様の教えに従い、神様の基に団結して
 そうやって秩序が守られるわけです。

・秩序が守られた団体というのは強力です。
 だから、御指摘の通り、戦争にも有利です。
 対外的な競争に打ち勝ち生き残るのに
 有利です。


”神様がいるので平和になるのではなく、神様がいるのことで
 戦争が起こりやすくなると思うのです。”
     ↑
民族内では平和が保てます。
対外的にはその通りだと思います。


”皆さんは多くの民族に神様がいるのはどうしてだろうと思われますか。 ”
     ↑
神様は自然発生的に人間が編み出したものです。
不可思議な現象を説明し、死に対する恐怖を
癒やすために自ずと誕生したものです。
戦争の為に、人間が人工的に創り出したものでは
ないでしょう。

この回答への補足

戦争のことは私の屁理屈です。
>神様は自然発生的に人間が編み出したものです。
同じ考えですが、どうして編み出せたのかが不思議なのです。

補足日時:2014/08/11 14:49
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何のために存在するか? その質問と回答自体、つまらぬ陰謀論に落ち込んでいくしかないでしょうな。



共産主義者のように。
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この回答へのお礼

私は無神論の共産主義者ではありません。お寺と神社によく行く人間です。仏教徒だと思っています。

お礼日時:2014/08/11 14:46

信仰が生まれる理由は色々言われていますが、統一された見解は無かったのではないかと思います。



争いはあくまでも生存競争の果てに自然偶発的に生じる物ですし、互いに信仰を持っている点からして、関係無いです。

神のせいで起きると言っても、そもそも神は直接喋りませんから、結局は集団のリーダーか若しくは全体の総意で戦争が起こります。

つまりは戦争也、略奪也、其れをする理由が先にあって、其処に神の看板が付く訳です。

生きる為の信仰なのですから、神の声が先に有る戦争なんて、純粋に唯のカルトですし、無計画な戦争をする民族が残るのは難しいです。

この回答への補足

神様の言葉をかりて人間が戦争をするのです。その神様の言葉とは支配者の言葉なのです。だから戦いの神様は怖いのです。

補足日時:2014/08/11 14:42
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集団内で無益な争いが起こらないようにと指導者が


祀り上げられて、その取巻きが指導者の威厳を後ろ盾にして
集団の管理にあたる、というのが各地域の形態だったと思う
しかし大きな災害とか異常気象などの折はどうにも対処できず
人間以上の存在を引っ張り出すことで責任転嫁或いは理不尽
な要求を正当化して統制をとっていた⇒神の誕生

神様居るから戦争に勝てるねん!ではなくて
人間以上の存在が味方に居るんだから戦争に参加せよ
だったんじゃないのかね
指導者が「ワイには勝算あるしオンドレら行けや!」って言って
負けたり死人がたくさん出たら、指導者が責任を問われる
「神の意思やし、ワイは嫌やねんけども」これなら指導者は安泰

結局ボンクラが上に立っても統治が出来るように、って発想
私はそう思います。

この回答への補足

ボンクラが上に立っても統治が出来るように発想した人はボンクラではなかったはずです。神様は作られ利用されたと思うのです。

補足日時:2014/08/11 14:39
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宗教というのはとても人を誘導しやすいので、上の人が勝手に市民?下の人達?に信じ込ませることで動かしやすくできることも、理由の一つな気がします。

(キ◯スト教とか)
信仰しとけば天国に行けるよ、なんて信じ込ませればいくらでも戦争に行ってくれる、つまり国のために命を落としに行ってくれるじゃないですか。

また戦時中じゃなくても、誰かが神の教えで~とか言っとけば、いくらでもお金を落としてくれる人がいますからね。
別に宗教をディスってるわけではないですよ。わたし自身もカルマを信じたい気持ちはありますし!
ただ、そうやって人の心の闇につけ込むことで(言い方がわるいですが・・)、大勢利用しやすくするためでもある、というのが私の考えです。
まあもちろん、心を癒すために神を信じるひとがもちろん大多数だと思いますよ。

この回答への補足

支配者が神様を利用した。武士の戦勝祈願も同じです。仮に神様が居ない民族がいたら戦争に負けて滅んでいたのではないかと思うのです。

補足日時:2014/08/11 14:36
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