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 こんにちは

 鍼灸師のため、漢文で読む霊枢 浦山きか さんの書籍で勉強を独学で行っています。

 書籍の問題の中に、(1)一 (2)谷 (3)突 (4)立の漢字の音の圏点はどうなっていますか?
 また、日本語の音読みは何種類ありますか?との設問があります。

 この答えが(1)「一」影質入 呉音 イチ・イツ/漢音 イツ
 (2)「谷」 見屋入来屋入以燭入 呉音 コク/漢音 コク・ロク・ヨク
 (3)「突」定没入 漢音 トツ
 (4)「立」来絹入 呉音/漢音 リフ・リュウ 慣用音 リツとなっていました。


  入が入声であることは理解できるのですが、影・定・来などの書かれている意味が理解できません。(2)は、見屋入来屋入以燭入とありますが、私の辞書には(入)屋 呉・漢音 コクとしかかかれていません。平水韻・韻字表をみて探してみてくださいとの注釈があります。

私の所有している学研漢和大辞典の付録にはにたような表はありますが、同じものはないように思います。どのような勉強方法だと理解できますでしょうか?

情報をよろしくおねがいいたします。
感謝をこめて☆

A 回答 (3件)

souchu 様、回答2号です。



私は年配者ですが、過去に趣味で漢文体で書かれた仏典とか、中国の古典とか、漢詩に凝ったこともあり、その後は東洋思想に凝り、それが高じて、中退こそしましたが、鍼灸学校に2年間通ったこともありまして、その学校の図書館に置いてありました。「中国人民解放軍、第○○病院」によって発行された軍病院内の中国漢方治療のカルテを読みました。そこには、症例を現代風に記してあり、各経穴に長い中国鍼を刺す要領が記載されていました。この本は市販されていませんので、質問者様が通った鍼灸学校の図書館にはあるかもしれません。

お気づきになられたようですが、最初は素問霊枢の簡単な日本語の解説本から読み始めて下さい。それと、漢文体を読む要領は、返り点を考えて読むことも大変重要ですが、実は、文頭より漢字を読んで行くことが意味を取る早道です。

ここで、がっかりさせてしまうとは思いますが、素問霊枢も秦の始皇帝の時代の焚書坑儒の時に純粋な医学書であると言う理由から焼却を免れたものです。そして、古代の医術の実際例を書き遺している医学書でもありますが、印刷技術もなかった時代なので、各時代に人の手で書き写しながら現代に至っています。ですので、書き写す段階で、相当の加除訂正が各時代の人の手で行われて居りまして、純粋な医学書とは言えなくなっています。でも、書いてある内容は東洋医学の症例と治療方法を主体としています。

★天台密教では「魔境に陥る」と言う言葉がありまして、これは、漢字で書かれた仏典を読んでいるうちに、漢字の意味の解釈にとらわれ過ぎてしまい、つまり、左脳内での思惟行為にはまってしまい、まるで、哲学者のような思考状況に陥ってしまうことを言います。漢字のみの文章を読む時の注意事項です。

一例を挙げますと、御釈迦様が言った有名な言葉に、「諸行無常」があります。これは唐の時代に唐に帰化した印度人僧が漢文に翻訳したのもですが、御釈迦様が臨終の前に言い残したこの言葉は簡単に「すべては移ろう」と言われたのを漢字で「諸行無常」と翻訳しました。このように、漢字表現は原意が転化してしまいやすい一面を持っています。このことを少し頭の片隅に置いておいて下さい。

OKwaveは、何度でも回答出来ますので、お問い合わせがあるようでしたら、いくらでも応じさせて頂きます。
本業の鍼灸治療も頑張って下さいね。

ロータス拝
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この回答へのお礼

ロータスさま
 丁寧にありがとうございます。

 治療方法の合間に古典解説を少し読み、余裕があるなら原文もみています。
 漢文も理解できるようになっていきますね)^o^(

 ありがとうございます。

お礼日時:2014/10/05 09:07

見屋、来屋、以燭などは「反切」ではないですか?


それぞれ、コク・ロク・ヨクに対応しています。
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この回答へのお礼

kerokerogreenさま
 ありがとうございます。

 参考になりました!

 kerokerogreenへ感謝をこめて☆

お礼日時:2014/10/05 09:08

souchu 様、



霊枢を読む場合に「圏点」に拘っていては、本文を理解することが遠のきますよ。漢字の圏点に拘るのは漢詩を音読みする場合に、日本語の音読みではなく、中国語の発音で朗誦する場合にするものです。

圏点は以下のWikipediaをご参照下さい。右の四角の升の中の四か所の点のことです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B0%B4% …

先ず、日本語の漢和辞典で該当の漢字を調べて下さい。私は手許の「角川 大字源」を使用します。

(1)一、イツ(漢音)、イチ(呉音)、「於悉切」(おいて、ことごとく切る)とあり、四角の升に「質」の漢字が記入されており、右下に圏点があり、ローマ字ではyiと記載されています。

上記より意味を類推しますと、「影質入」とは、「圏点の陰影の為に入れる文字として、質の字を入れる。」ではないでしょうか。

(2)谷、a,コク(漢音)、「古禄切」(発音の仕方ですね、意味は判りません。)、四角の升に「屋」の漢字が記入されており、右下に圏点があり、ローマ字ではguと記載されています。

b,ヨク(漢音)、「余蜀切」(発音の仕方ですね、意味は判りません。)、四角の升に「沃」の漢字が記入されており、右下に圏点があり、ローマ字ではyuと記載されています。

c,ロク(漢音)、「盧谷切」(発音の仕方ですね、意味は判りません。)、四角の升に「屋」の漢字が記入されており、右下に圏点があり、ローマ字ではIuと記載されています。

上記より意味を類推しますと、「見屋入来屋入以燭入」とは、四角の升の中に「屋」を入れてみることができて、「屋」の字を入れることが出来る。以って、「燭」を入れる。と読めますが、私には意味が取れません。中国語lの発音が「屋」と「燭」は共通点があるのでしょうか。

(3)突、a,トツ(漢音)、「陀骨切」(発音の仕方ですね、意味は判りません。)、四角の升に「月」の漢字が記入されており、右下に圏点があり、ローマ字ではtuと記載されています。
b,タツ(漢音)、「他括切」(発音の仕方ですね、意味は判りません。)、四角の升に「曷」の漢字が記入されており、ローマ字ではtuoと記載されています。

上記より意味を類推しますと、「定没入」とは、四角の升に「没」の字を入れて定めることができる、の意味ではないでしょうか。没はmoとなっていますので、突のtu,tuoとは異なりますが、四声の発音としては共通しているのでしょうか。私には意味が取れません。

(4)立、リツ(慣用音)、リュウ(リフ)漢・呉音、力入切「力を入れて発音して切る」、四角の升に「緝」(つむぐ)の漢字が記入されています。ご質問の「絹」ではありません。右下に圏点があり、ローマ字ではIiと記載されています。

上記より意味を類推しますと、「来絹入」は、緝(絹ではありません)を入れて来ることができる。ではないでしょうか。

★使用する漢和辞典により、圏点に使用する漢字が異なるようですね。

★老婆親切からですが、漢字の文字の解釈にいちいち拘り過ぎますと、漢文で書かれた霊枢の意味を取ることから逸脱してしまいます。霊枢も古代中国の医師の記入したカルテをまとめたものですので、現代版の中国語で書かれたカルテを時々読んで頭を現代風に整理した方が無難ですよ。現代版の中国語のカルテと言いますと、中国人民解放軍の軍病院の軍医が纏めたものが参考になります。大変簡潔明瞭に記載されています。

★最後は医師でもない私めが上から目線で書きまして、お気を悪くされましたら、予め謹んでお詫び申し上げておきます。

ロータス拝
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この回答へのお礼

ロータスさま
 こんにちは 大変丁寧なご回答ありがとうございます。
 とてもうれしいです。(^o^)

 とりあえず、中国読みの発音のことで意味があまりわからなくても、霊枢自体の解釈はできるということがわかってよかったです♪

 とりあえず、レ点や一二点をマスターしていくほうがいいということがわかったので、
 現代文に訳したものをみながら行っていこうと思います。

 最後に私は中国語がまだよめないのですが、

>現代版の中国語のカルテと言いますと、中国人民解放軍の軍病院の軍医が纏めたものが参考になります。大変簡潔明瞭に記載されています。

この文章に大変興味を惹かれました。これを読むには中国語のマスターが必要かと思います。どのようにしたら手に入るか教えていただけるとさらにうれしく思います。ロータスさまへ感謝をこめて☆

お礼日時:2014/09/22 22:02

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