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久保公式って久保さんが生み出す前に、中野さんが使ってたらしいんですが、
何所か文献みたいなの知っていますか??
あと、中心座標の久保公式で、なんか発散するとこがどうとかという話を聞いたのですが、何所らへんが変なのか教えて下さい。

A 回答 (1件)

こりゃまた,専門的な話ですね.



Boltzmann 方程式を経由せずに直接電気伝導率を求めようとしたのは,
確かに中野藤生先生の論文
(1) Prog. Theor. Phys. 15 (1956) 77-79
(2) 物性論研究 No.84 (1955) 25-54: No.88 (1955) 53-60
が最初でしょう.
久保亮五先生の有名な線型応答の論文は
(3) J. Phys. Soc. Jpn. 12 (1957) 570-586
ですから,中野論文の方が早い.
ただし,その中野論文の前に久保-富田の磁気共鳴の論文
(4) J. Phys. Soc. Jpn. 9 (1954) 888-919
があり,これは磁性体に交流磁場がかかったときの線型応答の理論になっています.
中野論文は(4)を電気伝導に応用したものと言えるでしょう.
一般の線型応答理論として整備された形になったのが(3)です.

> 中心座標の久保公式で...

言葉からすると,強磁場下2次元電子系の話でしょうか?
中心座標を用いて久保公式で電気伝導率を表現し,
散乱体のポテンシャルについてボルン近似を使うと,確か発散が起きます.
原因は状態密度のδ関数型特異性にあります.
発散を止めるために,セルフコンシステントボルン近似を使うなどの方法があります.
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この回答へのお礼

早速読んでみます!!
ありがとうございました。

お礼日時:2001/06/09 13:59

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