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芥川龍之介さんの『鼻』を読んでいる外国人です。

『鼻』には、こういう記述があります。

>池の尾の町の者は、こう云う鼻をしている禅智内供のために、内供の俗でない事を仕合せだと云った。あの鼻では誰も妻になる女があるまいと思ったからである。中には又、あの鼻だから出家したのだろうと批評する者さえあった。しかし内供は、自分が僧であるために、幾分でもこの鼻に煩される事が少くなったと思っていない。内供の自尊心は、妻帯と云うような結果的な事実に左右されるためには、余りにデリケイトに出来ていたのである。そこで内供は、積極的にも消極的にも、この自尊心の毀損を恢復しようと試みた。

「内供の自尊心は、妻帯と云うような結果的な事実に左右されるためには、余りにデリケイトに出来ていたのである。」の意味についてですが、
「結婚できない坊主であるにもかかわらず、『結婚していない』という事実があるので、内供の自尊心がその影響を受けて、より傷つきやすくなった。」ということと私は考えていますが、
友達(同じく日本語を勉強している外国人です)は、「内供の自尊心があまりに傷つきやすいので、『結婚していない』という事実に影響を受けていなかった」と考えています。

私の主張と友達の主張、どちらが正しいですか。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

「内供の自尊心は、余りに繊細だったので、妻帯と云うような俗っぽい事実に関与することはなかった」といった意味。



お二人とも、「デリケート=傷つきやすい」と解釈なさっているようですが、「デリケート=繊細で感受性が強い」とお考えになるほうが良いでしょう。
繊細で感受性が強かったので、俗人が気にかけるようなつまらぬことで悩むことはなかった、というニュアンス。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/12/10 01:08

>「結婚できない坊主であるにもかかわらず



これの意味がわからない。
仏教の僧侶は結婚しないのが当たり前なわけで、
台湾の僧侶は、今の日本の僧侶のように結婚するのだろうか。
そして結婚できないと坊主にとってのコンプレックスなのだろうか。
それなら仏教をやめたほうがいい。
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この回答へのお礼

よくわかりませんが、ありがとうございます。

お礼日時:2014/12/10 01:07

好きなように解釈したら?



これで何人目の台湾人・中国人による嫌みか知らないけれど
とにかく結婚とか性の問題に関心を持つのですね。
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この回答へのお礼

???
特に結婚の問題に関心を持たないです。
ただ「鼻」の文章の意味が知りたいです。
ありがとうございます。

お礼日時:2014/12/10 01:04

 「内供の自尊心があまりに傷つきやすいので、『結婚していない』という事実に影響を受けていなかった」がより正解に近い。




 内供の自尊心は、余りにデリケイトに出来ていたので、自分の鼻の形の問題に大きく左右された。妻帯と云うような結果的な事実の影響はそれに比べると小さかった。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/12/10 01:01

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