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バナナは糖質が高いようですが、それは糖類の果糖のせいですか?

A 回答 (4件)

いくつか誤解もされているようですね。


 まず、糖尿病でない限り糖質はカロリー源として重要な栄養素であることをわすれてはなりません。糖質は最終的には単糖と呼ばれる糖に分解されて運動や思考のためのエネルギー源として使われます。脳の活動源はグルコースです。
 エネルギーとして使われるときはグルコースですが、果糖もエネルギーとして使われます。最終的なエネルギー源ATP--学生時代小耳に挟んだかと---にエネルギーを渡しますが、それを解糖系と言います。グルコースもフルクトースも解糖系を経ます。最終的には二酸化炭素と水になる。
 余剰な単糖はグリコーゲンとして肝臓に蓄えられます。
・・グリコーゲンはグルコースがたくさんつながったもの。動物の糖類を蓄える手段。植物ではデンプンにあたります。グリコというお菓子の由来とも・・
 肝臓に蓄えられるグリコーゲンは限られていますから、余剰なエネルギーは脂肪に変えて蓄えられます。脂肪はグリコーゲンと異なりすぐには使えないが、肝臓・皮下・筋肉組織・内臓・・と体の色々なところに蓄えることができる。
 フルクトースは一部は使いやすいグルコースに変えて利用されますが、大部分は解糖系に入って分解されるか、余剰なら脂肪として蓄えられます。
 血糖値は血液内のグルコース(ブドウ糖)の濃度( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E7%B3%96 … )ですから、同じ糖質でもフルクトースは外見上は血糖値を上げませんが、過剰による危険性は大差ないといって良いでしょう。問題は【過剰】ということと糖尿病であるか否かで、過剰でなく糖尿病でなければ特に問題にはなりません。血中の糖が多すぎると体内の細胞はそれを代謝するために負担が大きくなります。
 ⇒生体内糖化反応( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B3%96%E5%8C%96 … )

 人類はもちろん、動物は植物の糖質貯蔵であるデンプンが豊富な食生活をして来たわけではありません。人は動物の肉や木の葉が何百万年と言う長い間主食でした。農業を発明し、それまでは消化できない穀類を加熱調理で消化できる形にできるようになりました。
 食生活の変化は高々数先年の歴史しかないのです。当然、血中の糖類の濃度が高い状態に堪えられるようになっていません。(甘いものに限らずでんぷんを含めて)糖質を制限しろ、肉を食べなさいといわれる根本的な理由はここにあるかと。

 しかし、プランテンを除くバナナは穀物ではなく果物です。糖質だけじゃなく豊富なビタミンやカリウム摂取源としては極めてよい食品と考えて良いでしょう。

⇒1 果物は糖尿病にはよくないのですか。公益社団法人 日本栄養士会( http://www.dietitian.or.jp/consultation/f_01.html )
⇒果糖と血糖値と中性脂肪。( http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3120.h … )
⇒果糖は太る? ブドウ糖と果糖の違いと注意点( http://allabout.co.jp/gm/gc/438395/ )

 化学や生物の高校程度の基礎知識がないと理解は難しいかもしれませんが、よく読んでください。

 

この回答への補足

バナナの糖質が他の果物に比して高いのは「果糖・ブドウ糖・ショ糖」の内どれのせいなのか知りたいです。

補足日時:2015/01/26 00:18
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この回答へのお礼

専門的なお話、有難うございます。
完璧に理解できました。

お礼日時:2015/01/26 00:14

>バナナの糖質が他の果物に比して高いのは「果糖・ブドウ糖・ショ糖」の内どれのせいなのか知りたいです。


 それは、No.2、No.3で、すでに詳しく述べました。

 他の果物と異なり、デンプンが多いからです。デンプンはグルコースまで分解されて吸収されます。

 料理用バナナ(プランテン)だと、食物繊維を除く炭水化物--糖質は約30g、甘いバナナでも20g近くは糖質です。
 ⇒バナナ - Wikipedia( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%8A … )
 ⇒プランテン - Wikipedia( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9 … )
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この回答へのお礼

有難うございます。
大変よくわかりました。

お礼日時:2015/01/26 11:30

 栄養学的・化学的にいうと、糖質とは消化できる炭水化物(糖類)のことですから、グルコース、フルクトース、スクロースのみならずデンプンも含めます。

いずれもグルコースとして消化吸収される糖質です。熱帯地域ではプランテン( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9 … )は重要な糖質供給の主食ともなっています。これは甘くない。消化できない糖類であるセルロースなども含みます。

 100g中、20~30gが糖質--と考えてよいでしょう。
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この回答へのお礼

有難うございます。

お礼日時:2015/01/25 15:38

バナナにはグルコース(ブドウ糖)、フラクトース(果糖)、スクロース(ショ糖)の三種類の糖質が含まれています。


バナナ100g中、果糖5.7g、ブドウ糖5.6g、ショ糖9.0gというデータもありますが、それとは異なる内訳のデータもあります。

異なる糖質を含んでいてそれぞれの糖質の消化吸収が異なるため、腹もちがいい、なんて褒め称える記述も見かけますが、業者によるただの宣伝でしょう。バナナ一本あたり90gだとして、そのうちの20gは糖質という記載もあります。いずれにしてもかなり糖質量は多いですね。

糖質制限中の人や糖尿病の人は食べないほうがいい食材だと思います。

この回答への補足

果糖は、血糖値を上げないそうですが、それだけではないのですね。
他の果物も同じなのでしょうか?

補足日時:2015/01/25 15:42
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この回答へのお礼

有難うございます。

お礼日時:2015/01/25 15:37

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