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プラトンは2元論を唱えたのに対してアリストテレスは1元論であるという説明を聞きましたが、本当ですか?アリストテレスも2元論だったんじゃないですか?

A 回答 (2件)

プラトンとかアリストテレスというビッグネームが何論かなどに答える任ではないのですが、賑やかしに一言。



一元論対二元論という対抗軸は、近代になって取上げられるようになったものですね。古代の彼らになかった考えをとり出すのですから、どういった視点を持って見るのかということを明確にしておく必要があるでしょう。プラトンを二元論だという方は多いようですが、その場合でも何を論ずるときに何を二元としていると見ているのか。例えば、プラトン中期のイデア論で、イデア界と現実界の二世界説を二元論という方も居られるかもしれません。その場合、後期になってイデアを否定するようになったら、一元論に変ったと見るのか。その場合アリストテレスは始めっから一元論ということになりますね。

あるいは、アリストテレスを二元論であるというときに、形相ー質料という見方を言うのなら、心身の二実体という見方とは本質的に違うことを言うことになりますね。アリストテレスの形相ー質料は、コインの裏表のように一体であり且つ、入れ子になってもいる。レンガという形相をもったものは、建築物に対しては質料になる、というように。潜勢態・現勢態との絡みも考えると「二元論」と言えるのか。
kgat0769さんが「アリストテレスも2元論だったんじゃないですか」と言われるのは、二元を見て居られるからでしょう。そこははっきり、アリストテレスが斯々論ずる上で、何と何の二元としている、と示されて問われると良いのではないか。あるいは、一元論だという説明の何処に不信を持ったのか、を示されて問われると良いのではないか。
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この回答へのお礼

なるほど、詳しく教えていただき、ありがとうござました!

お礼日時:2015/02/15 08:43

ソクラテスは心に赴いてこれを行った。

プラトンをこれを説明した。
アリストテレスはこれを無形化して学術にした。
あなたの馬鹿考えは知恵を生まない。
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