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蜂蜜に含まれている可能性があるボツリヌス菌ですが、きび砂糖にも入っている可能性があると聞きましたが、本当でしょうか?

A 回答 (3件)

ボツリヌス菌は自然界最強と言われる、ボツリヌス毒素を作り出します。

ボツリヌス菌は嫌気性菌(空気を嫌う)で、熱にたいへん強い菌です。
120℃で4分間加熱、100℃だと何と6時間も過熱しないと、死滅しないやっかいな菌です。
しかも空気がある場所では増殖できないので、空気の無い場所、缶詰・ビン詰・真空パックなどで増えていきます。
メーカー品の缶詰などは熱処理していますから大丈夫ですが、熱処理が不完全な自家製缶詰・ビン詰は要注意です。しかもハチミツは熱処理できませんから、ミツバチが運んできたボツリヌス菌がビンの中に入れば、ここで増殖していくのです。そこで厚生省は1987年10月に、1歳未満にはハチミツを与えないよう通達を出しました。
ご質問の砂糖ですが、黒砂糖・キビ砂糖にボツリヌス菌が混入している可能性が有ります。上白糖や三温糖グラニュー糖には混入している可能性はほぼありません。その違いは精製です。
でも、これらでも煮詰めれば大丈夫です。菌そのものは中々死滅しませんが、ボツリヌス毒素は80℃で30分煮詰めれば、失活(無毒化)してしまいます。
そのまま与えるのだけは避けてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2015/05/02 15:28

ボツリヌス菌について、乳児や高齢者が問題となるのは


芽胞の問題があるからです。

ボツリヌス菌、ボツリヌス毒素は加熱によって殺菌、不活性化できます。
ただし、芽胞は加熱でも殺せない場合があります。
菌や毒素に比べて、芽胞の殺せる温度が高いのです。
毒素、菌は死んでも胞芽が残るというレベルの加熱というのもありますから

芽胞を殺すには120度の加熱で4分間、です。
きび砂糖に入っているかどうかは
メーカーによって製造過程が違うのでメーカーに問い合わせるしかないでしょう。
自宅でシロップにするなら、120度に到達したかをきちんと温度計で測るのがいいでしょうね。
100度であれ6時間以上の加熱が必要です、がなかなかコレをやる人は居ないでしょう。
なので普通にシロップを家庭で簡単に作った、とかであれば残っている可能性があります。

本来は菌が大増殖したとかでなければ
芽胞が少量摂取されても大人なら、問題ないのですが
乳児や、抵抗力が落ちている人などであれば、体内で芽胞が発芽してしまい
ボツリヌス毒を出し始めることがあります。
これを乳児ボツリヌス症と言います。
そのため1歳未満には黒砂糖や蜂蜜は与えてはいけないと国からも言われています。
まあ確率は低いのですがね。あたってしまえば、自分にとってはそれがすべてですから…。
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きび砂糖といえども原料はサトウキビですよね、



抽出した原液から砂糖とは別工程で順次煮詰めて作られます、

煮詰めの工程では当然何度もの加熱工程がありますよね、

その中でボツリヌス菌が生き残る事は限りなくゼロなんでは?、

何処で聞かれたか、見られたのかは判りませんが、


他方、蜂蜜は生ものですから残存する可能性は仰る様に有ります、
だから、「1歳未満の乳児には与えないように」と注意書きが表記されてます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2015/05/02 15:27

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