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北朝鮮とか韓国って朝鮮語を使っているけど、日本の新聞とかニュースでは名前は漢字で記されていますよね。 アメリカ人やフランス人の名前など他の言語の名前は漢字に直せないですよね。なんで朝鮮語はそれができるんでしょうか?

また、普段の名前以外のハングル文字も漢字に直せたりするのですか?

どちらかかたほうでもいいので教えてください。

A 回答 (5件)

現在、一般的に言われている、ハングル文字の原型は、李氏朝鮮 世宗大王の時代に作られました。


いわゆる、ハングルとは、#2の回答者の方が説明されておられます様に、表音文字です。
言葉の読み方を表すだけで、意味は表しません。
世界にある言葉の発音だけなら、ハングルで大抵のものは表すことができます。

朝鮮の言語学的なルーツは、中央アジアアルタイ語系に属し、日本も同じです。
中国語は、これとは違いますが、表意文字として、漢字を用いる点は共通しております。
朝鮮も、日本も、中国文化の影響を受けております。

ハングルにもどります。
古朝鮮(李氏朝鮮とは異なる、古代朝鮮)から、三国時代にかけては、漢字文化でした。
千字文(チョンジャムン)と言う、主要な漢字が定められ、上級官吏試験(科挙)に合格するためには、必須の学問でした。
科挙を目指す貴族階級(両班:リャンパン)は、必死で勉強したものです。
科挙に関係ない、一般の庶民は、漢字がわからず、いわゆる、文盲となっていったのです。

李氏朝鮮の世宗大王の時に、漢字以外で庶民を啓蒙する必要があると考えられ、表音文字が開発されたのです。
1443年に制定され、1446年に公布されました。
↓に子音と母音の組み合わせによる発音表(反切表:パンチョルピョ)を挙げておきます。
この表音方式は、世界で最も合理的な文字と言われております。
世宗大王の最大の業績の一つと言えましょう。

この方式の文字を、当時は、訓民正音(フンミンジョンム)といいました。
国民を教え導く正しい音と言う意味です。
韓国(大韓民国)では、ハングルと呼びますが、これは、大いなる文字と言う意味です。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では、チョソングル(朝鮮文字)と呼んでいます。
「朝鮮の名前ってなぜ漢字に直せるのですか?」の回答画像5
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この回答へのお礼

ハングルができた歴史がわかりました!ハングルは庶民のために作られたものだったのですね!

>世界にある言葉の発音だけなら、ハングルで大抵のものは表すことができます。

驚きました。やはりひらがなやカタカナと同じような感じなんですね!

ありがとうございました!

お礼日時:2015/08/30 10:51

朝鮮半島が昔から漢字文化圏だからです。

漢字文化圏は、漢字を取り入れて長く使ってきた地域のことですね。
 どういう地域があるかと言うと、漢字発祥の地である中国はもちろん、朝鮮半島、日本、ベトナムが主な地域です。
  長いこと使ってきたので朝鮮語(韓国語)の単語の70~80%は漢字を使った単語であるほどです。(この数字は学者によっても違いますが、韓国で一番多く言われている説が70~80%です。)
 つまり、名前以外でもハングル文字で書かれているものの70~80%は漢字に直せるということです。
 例えば、
・「シボー」「ホ」「テプン」イ 「チグム」「プクサン」ハゴ イッスムニダ。  
という文は、「 」 の部分が漢字の単語なので漢字に直せます。順番に直しますと、
「十五」「号」「台風」「只今」「北上」
 となります。漢字を見たら、何を言いたい文章かだいたい予想できますよね。
・15号台風が今、北上しています。
 という意味の文章です。

・「キサン」「チョンボ」エ「チュイ」ハシギ パラムニダ。  は、
「気象」「情報」「注意」 の部分が漢字です。
・気象情報に注意なさってください。
 という文です。

 昔むかしに中国から取り入れて使ってきた漢字のことばも使いますし、日本人が江戸時代以降に新しく造語した「日本漢語」(和製漢語)も取り入れて使っているので漢字のことばは日本人には大変わかりやすく親しみやすいです。
 日本漢語(和製漢語)は、「約束」「細胞」「文化」「憲法」「国会」「大統領」「大衆」「青年」「新聞」「記者」・・・・・・などなどたくさんあります。日本人が漢字を利用して作って使っていた単語なので、もろ、日本語なのですが、朝鮮半島の人は積極的に取り入れて使っています。
 日本人が作った漢字の単語で最近韓国で使われるようになったのものとしては、「コドクサ」というのがありますが、どういう意味の言葉かおわかりになりますでしょうか。「一人暮らしの老人が増え、韓国でも「コドクサ」する老人が増えています。死亡後数日経ってから発見される場合が多く、先月は死後4か月経って発見された例もありました。」というニュースが報道されたりします。 「コドクサ」は、「孤独死」ですね。わっかりやすぅーい。
 「トッコノイン」という単語も最近、日本から輸入して使っています。「トッコノイン」は、「独居老人」です。日本でも新しい、最近のことばですよね。
 なじみのない新しいことばに接すると「何、それ?」と人間は興味を持ちますね。その心理を利用して、韓国の雑誌などが日本語の新しい社会用語をどんどん取り入れて、それが広がっていき、やがて普通の新しいことばとして広く定着していくようです。

 名前に関してですと、ベトナム人の名前も朝鮮半島と同じで中国式の名前の付け方で、漢字に置き換えられるそうです。有名な政治家、ホー・チミン氏は、漢字では 胡志明だそうです。
 ベトナムも長いこと漢字を使ってきました。漢字を利用して独自の文字である、チュノム文字というのを作り、一時は公文書はチュノム文字で記すことにしたりしました。

 一般人向けに書かれた韓国語についての説明の本があります。
大野敏明著『日本語と韓国語』文春新書
 もしお近くの図書館にありましたら、お手に取られるのもいいかもしれません。
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この回答へのお礼

ベトナムも漢字を使っていたんですね!驚きました。キサンとかチョンボとかコドクサとか音は日本も韓国も中国も似ているんですね!ホー・チミンも確かに韓国や中国の名前の雰囲気が似ています!色々知れて嬉しいです。詳しく教えてくださりありがとうございました(^_^)

お礼日時:2015/08/25 23:25

朝鮮では明治時代まで漢文だけで公文書を表していました。

それをハングルと漢字で表すようにしたのは韓国併合時代の伊藤博文だそうです。
ですから戸籍は漢字で表すのは当然なのです。そんな歴史を韓国でしっかりと教えて欲しいと思います。
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この回答へのお礼

日本人がハングルを教えたんですね…驚きです…!戸籍を漢字で表すのが当然ってことはハングルより漢字の方がフォーマルな漢字なのでしょうか?

お礼日時:2015/08/25 23:30

文字には二種類。

表意文字と表音文字。

中国語・朝鮮語・日本語の基本は表意文字である漢字が基本。
表音文字のカタカナ・ひらがなは平安時代に漢字の一部から独自に工夫。
ハングルも14世紀に母音と子音を組み合す事で、あらゆる発音も表現できる文字として発達。

だから、表音文字の文化しか持たない民族と違い、殆ど漢字に変換する事が可能なのです。
特に、氏名や地名と言った固有名詞は、顕著です。
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この回答へのお礼

なぜ漢字に直せるのか納得できました!!ひらがなカタカナのようにあいうえおかきくけこさしすせそってなっているということですよね??

お礼日時:2015/08/25 23:20

当地ではもともと漢字を使っていて、名前などは今も漢字表記をしているんですよ。


ハングル(文字)というのは15世紀ころに人工的(変な言い方ですが)に作られたもので、言語体系の基がにハングルというわけではないのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE …
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この回答へのお礼

ハングルは人工的に作られたものだったのですね!漢字から変化したっていうようにも見えなかったので納得です!ありがとうございました。

お礼日時:2015/08/25 23:16

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