プロが教えるわが家の防犯対策術!

柄にもないですが、いつもは気にしない事を気にしています。

私などは、人類に通底しているものを重視して、個性の類はどちらかと言うと余興の様なものと思って見る事が多いです。
ユングは普遍的無意識の存在を説いたが、同時に個性化についてもそうあるべきだと言及し、無意識と向かい合う必要を説いています。

皆さんはどう思いますか?
何が自分を形作っていると考えますか?
人間は普遍化した方が良いですか?
それとも個性化した方が良いですか?

私は今になって思うのですが、両方必要だなと。

質問者からの補足コメント

  • うれしい

    これは興味深い話です。色々の示唆を与えてくださりありがとうございます。ゆっくり読んで理解したいので、お礼の方、少し遅れそうです。ご了承下さいませ。

    No.8の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/11/16 00:05
  • うれしい

    BAの選定迷いました。皆様独自の見解を語ってくださいました。ありがとうございます。今回は、素人の為に文章をまとめてくださった8番さんにBAを進呈しようと思います。

      補足日時:2015/11/18 02:04

A 回答 (14件中1~10件)

普遍化と個性化に関して、意外と思われる物理学からの視点を紹介いしましょう。



これは、時間の向きはどちらに流れているのかと言う、物理学の重要な問題にも絡んでいるのです。この世界は時間と共に統一化や普遍化の方向に向かっているのか、それとも、分岐を繰り返して地方化や個性化の方向に向かっているのかと言う問題です。

さて物理学の基本法則は、基本方程式と呼ばれるもので表現されています。ところで物理学の基本方程式と呼ばれる物は、ニュートンの運動方程式や、量子力学のシュレディンガー方程式や、アインシュタインの相対性理論など、ほんの数個しかありません。そして驚くべきことに、その全ての基本方程式は、時間の向き、すなわち時間をプラスからマイナスに入れ替えても、方程式の形が変わらないように出来ています。例えば、時間をtで表すことにして、もし方程式がtの2乗の関数だけを含んでいたら、tを-tに入れ替えても方程式は前と変わりませんね。全ての基本方程式は、本質的にはそのように出来ているのです。だから、物理学の基本法則は全て、過去から未来に一方に向う時間を一見否定しているのです。

しかし、我々は必ず歳を取って行き、若返ることはない。これが大問題だ。我々の経験と物理学の基本方程式が矛盾しているではないか。だったら、基本方程式は間違いか。でもiPhoneもコンピュータもナビゲーターも新幹線も台所のIHコンロも皆、この基本法則の原理の応用で出来ている。基本方程式が正しいとする証拠を何億何兆と示すことができる。

この間の矛盾の橋渡しの役割を演じているのが、熱力学と統計力学と呼ばれる学問です。これは基本法則ではなくて、現象論的な法則と呼ばれています。この学問では、基本方程式はともかくとして、現実の世界では、家にダイナマイトを放り投げると常に乱雑に壊れるが、瓦礫にダイナマイトを放り投げても家は自然に建たないという現象論的な経験事実を認めようという所から出発します。自然は放っておくと、乱雑で、従って空間的にも時間的にも構造的が均質になる方向に時間が流れていると主張するのです。ご存知かもしれませんが、これをエントロピー増大の法則と言います。エントロピーとは乱雑さの程度を表すために導入された物理学的量のことです。この法則は、放っておくと系は全く構造を持たない熱死状態に向って時間が流れていると主張しているのです。だから、この法則は時間の向きを一見否定している物理学の基本法則とは相容れないように見える法則です。でも、この法則は、車のエンジンの原理であり、またあらゆる化学反応の原理として、この現象論的な法則が正しいとする証拠を何億何兆と示すことができる。

さて、「構造」とは空間的にも時間的にも均質でないもののことを言いますね。例えば空間的に均質で場所によって変化しない物には構造がない。不均質になればなるほど、だから、こことあそこか違うほど、構造があると言いますね。そう、こことあそこが違う、あるいは、これとあれは違う、ということを個性があると言いますね。別な言い方をすると、個性があるものほど高度な構造を持ち、普遍的で均質で統一的なものほど構造がないと言えますね。

だから、エントロピー増大の法則は、その系を放っておいたら個性のある状態から構造のない普遍的で均質な状態へと向うように時間が一方に流れている、とも表現できます。要するに、物事は放っておいたら退化して行く方向に時間が流れて行くと、主張しているのです。確かに家を建てるときのような単純な現象ではそれが正しいようです。

でも、もっと複雑な現象、例えば生物の進化や人間の歴史や文化の発展はどうでしょう。明らかに、構造が均質で普遍的な状態から、次々に分岐を繰り返し、不均質で高度な構造を持った個性を手に入れる方向に時間が流れている。だから、一見、エントロピー増大の法則の主張とは逆の方向に時間が流れている。

この一見した矛盾は現代物理学の金字塔の一つ、「散逸構造の理論」と呼ばれる理論で解かれています。私の先生だったプリゴジン教授はこの理論の功績によりノーベル賞を戴いております。この矛盾の解決の鍵は、上で述べた「放っておくと」という条件にあります。物理学ではこの「放っておくと」という言葉はもっと正確には「孤立系では」と表現されます。プリゴジン教授はこの条件を取払い、系の外部から物質やエネルギーのやり取りが出来るような開放系にして、さらに熱死状態から十分に離してやると、系は分岐を繰り返しながら前より不均質で新しい構造が物理学の法則に従って自発的に生まれて来ることを明らかにしたのです。例えば、この地球は太陽に向った側では暖められ、反対側では冷やされて、温度が均一な熱死状態から十分離れた開放系になっています。その結果、均質で統一的普遍的な状態から、次々に分岐して不均的で地方的個性的な高度な構造を手に入れ、遂には生命の出現まで可能にしたと言うことが、この「散逸構造の理論」で明らかになったのです。

現在の物理学は「散逸構造の理論」でいう時間の向きと物理学の基本法則で言う時間との関係を明らかにしようと、日夜弛まぬ努力をしているところです。

どうですか、普遍化か個性化かと言う問題は、物理学における時間とは何かと言う問題に密接に絡み付いていることを説得できましたか。

ついでに、哲学でいう「存在」は、時間という概念を含んでいませんので、一見時間の向きを否定しているように見える物理学の基本法則と馴染む概念ですが、「変化」と言う概念は熱力学や統計力学に馴染む概念であり、物理学の基本法則には馴染みません。

一方、永遠不変に重きを置く西洋的一神教的世界観は「存在」と馴染む概念であり、諸行無常に重きを置く日本的多神教的世界観は「変化」と馴染む概念です。普遍化を是とする西欧的嗜好と、土地土地の個性豊かな生産物を作り出す職人を是とする日本的嗜好の違いは、「存在」に重点を置く西洋的世界観と、「変化」に重点を置く日本人的世界観の違いに深く根ざしているのではないかしら。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

物理学の大転換の経緯をコンパクトに纏めてくださり有難うございます。
新しくダイナミックな世界像の存在を少し感じ取ることが出来ました。
意外なのは、普遍化というものが、エントロピーの増大という熱死状態であると説明されていたところです。私のイメージする普遍化とは、固定的で、静かなものでした。
一定の法則に従いつつも、自由な振る舞いを為し高度な構造を形成する、という散逸構造の理論で説明されているものが、何か人の為す創造的行為に似ているなと感じました。
例えば部屋は、使いっぱなしにしておくと、どんどんと散らかって行きます。そこで、時々に掃除や整理をして部屋を片付けるわけですが、さらに部屋をコーディネートしようと思うなら、動線を活かして家具を配置し、使いやすくし、しかも自分の趣味などを投影して美しくするものです。それは、限定されたエントロピーと、それを律する枠組みと、更に進んだ独自の法則を用いてなされる散逸構造なのではないかと考えました。
あるいは音楽では、一定の法則、つまり定石に従いつつも、メロディの飛躍やコード進行の乱れ、リズムの崩しなどを絶妙のタイミングで行うゆえに、人にとって気持ちの良い音楽になるようなものと似ているなと。

散逸構造を成り立たせるには微妙な条件設定が必要なようですが、その微妙さやさじ加減といったものが、実に創造的であると思ったのです。

物理学を用いて説明されたことを私が誤解していないかという懸念は残りますが、大体そのように理解しました。もし誤解していたり不十分な理解が見受けられましたら、ご指摘ください。

>どうですか、普遍化か個性化かと言う問題は、物理学における時間とは何かと言う問題に密接に絡み付いていることを説得できましたか。<

半分くらいなら、理解できたと思います。個性が微妙な条件に支えられた高度な構造であるということが理解できました。現象を観察し、時間が進むにつれより高度な構造が生まれては消えてゆくという事を示した散逸構造の理論というものが、パラダイムシフトを孕んでいる事がわかりました。私にとってですが新しい世界を垣間見ることが出来ました。新たに浮かんだ疑問は、物理学では無というものはどのように扱われているのか、ということです。無は普遍的でかつ平らですが、熱死状態ではなくとても静かなイメージが有ります。そして西洋的な普遍性とは違います。

お礼日時:2015/11/16 22:30

>>柄にもないですが、いつもは気にしない事を気にしています。


はい。

>>私などは、人類に通底しているものを重視して、個性の類はどちらかと言うと余興の様なものと思って見る事が多いです。
はい。
>>ユングは普遍的無意識の存在を説いたが、同時に個性化についてもそうあるべきだと言及し、無意識と向かい合う必要を説いています。
知らん。

>>皆さんはどう思いますか?
何が自分を形作っていると考えますか?
人間は普遍化した方が良いですか?
それとも個性化した方が良いですか?

江戸 明治 昭和 平成 
良い所を考えてみてください。

>>私は今になって思うのですが、両方必要だなと。

異論ありません。
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この回答へのお礼

近世から現代にかけて考察するには、ちょっと私の知識では足りません、。勉強が必要ですね。ゆっくりとやって行こうと思います。
ご訪問ありがとうございます。

お礼日時:2015/11/17 15:33

お礼ありがとうございます。



確かあほなさんは、私がここに来始めた時からいらっしゃいましたよね。
随分お世話になったのは、覚えています。

過分な評価、ありがとうございます。

知りたいことがあり来るようになったのですが
哲学者の言わんとするところ、伝えたい内容を
受け取れるようになってなって来て、それを使う方に
比重が移行しています。

ここに来ることを忘れがちです。

私にとって哲学は、自分が進みたい道
叶えたいことに必要不可欠です。

一生の付き合いとなるのが哲学です。
先人の教えは、有難い物ばかりです。

教えは、最後には従うことではなく
私自身の道を見出し荒野を進むことを示していました。

以前は知覚できなかったものが知覚できるようになり
今を乗り越えて、新しい未来を見て進む時期なのです。

嫌になった訳でもなく、探し物が見つかっただけなんです。
そして、誰でもまっすぐに求めれば(与えてくれるのを求めるで無く)
自らの力で出会えるものと思います。

「もう来ない」のでは無く、24時間と言う時間の中で
目的地に歩く自身の時間が先に進むことを要求しています。

今、テレビで4週に渡りサルトルをやってますね。
彼も面白いです。

自由の刑に処されてる私達は、自身で選ぶと言うことが
多くは見えていないでしょう。
私も自分の姿が見えてなかった。

受け取りたいものを受け取れるのは、素晴らしいことです。
ただ、真っ直ぐに「あるがまま」で居れるようになれば
見えなかった道は、姿を現わすと思います。

質問を立てられるとのこと、出来るだけ気がけておきます。

抽象化した短い言葉では、似たような回答になるかもしれません。
あまり先の話しを書くと、goodが全く付かないので
多くの人の理解の範疇から外れているようで、Q&Aでは
意味を成さないと感じています。

現実社会での具体的方策だと、質問者本人が回答を出してこそ
真の意味を持つものになりますので。

では、そのうちにご質問でお会いできることを願っています。
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この回答へのお礼

ありがとう

承知いたしました。そう言う理由があったのですね。私も、学んだ事を活かすフェーズに差し掛かってきているのではないかと感じておりました。学びの心のある人は、どの様な経緯で出会ったものであれ、自身に本当に必要なものをそこから抽出し、糧となします。カントアイさんはそんな学びの心を身につけられたのでしょう。だからこそ次に進める。私も陰ながら、カントアイさんの道が成就するよう応援しています。また、カントアイさんから学んだ事を自分自身に取り入れて、道の糧としたいと思います。

お礼日時:2015/11/17 15:30

お礼ありがとうございます。



対置の方法でしょうね。
二者択一で始めるなら、常にどちらかが正解でどちらかが不正解と言う
目線でしか見る事ができない。

どちらかを選ぶという命題に決着をつけるため思考する。
実際がどちらも選ぶことを示しても、どちらかを選ぶとすれば答えは
出ないか矛盾をはらみますよね。

>人間は普遍化した方が良いですか?
>それとも個性化した方が良いですか?

このやり方は、私から見ると二者択一に見えます。

人は落とし所を出すやり方を自身の中に持ち得ないと
普遍と個性は相反しないことが理解できない生き物です。

私は正しい、だから相手が間違っているなどと言う日常思考に反映され
上司が悪い・会社が悪い・社会が悪いでも、どうする事もできない。
やり方など無い、もしくはやり方は分からない。

二者択一思考が常套ですと、そんな風に反映されてしまいます。
そこに行けば、行き詰まりですよね。

あほなさんがそうだと言っている訳ではありません。

人間が思考の最初でつまずくと、その先は行き詰まりになる事を
示したまでです。

思考の最初は自身の中が出発点です。
多くは無意識による選択です。

本来どんな問題でも、解き方がありますので解き方の選択か
新たな解き方の取得が必要となります。

そいつは、内にしか持ち得ないのです。

たとえば、哲学でよく出る「平和」と言う命題には
二者択一が常套であれば、回答は望めないと言うことが示されます。
そんな感じに無意識の働きに動かされるのが人間です。

自身の心が平和で、人がそれぞれが平和を持てば
世界は自ずと平和になる。

図式もやり方も自分がどう動くかも分かるのは
自身の内にしか存在しない。
自分の世界の全ては、誰でも自身の中にあります。

ざっくりと全体を書きましたが、私がいつ来なくなるか分からないので
あほなさんには渡しておきたかった。
いつか理解していただける日が来ると、信じています。
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この回答へのお礼

あらら、来なくなってしまうなどおっしゃらないでください。カントアイさんの回答はいつも爽やかで、質問を真面目に考えてくださっているのが伝わります。私にとっては貴重です。でも、そう言うのは私の我儘かもしれません。
人は一人歩むものではありますが、(群れるのでは無く)同じ志を持つ友との出会いは人生において大変貴重なことです。今の時代は、この様なネットという形で出会うことの出来る人がいますが、そのどれもがリアルでは得られないものです。中には道を違える人も居りますが、道を共にした人とのやりとりは少なからずの糧を人生に与えてくれます。カントアイさんとのやりとりも、その様に少なからずの糧を私に与えてくれます。この様にネット上ではありますが、縁のあったことを有り難く思います。

確かに受け取りました。折に触れては読み返して、また実際の人生に照らして、貴重なご回答を身にしたいと思います。
私の方はまだ、幾つか質問を立てると思います。その時、もしまたご回答頂けると、幸甚にございます。

お礼日時:2015/11/16 16:05

No.2です。


御礼からよくよく考えてみました。

>社会は私の(個性・在り方より)スペックを必要としているのかがわかる。

>誰に歓迎されもせず必要とされもせず、まして労われもせず、
 しかし自分をしっかり持っているならその方が、
 真に価値のある生き方のように思う。



宇宙全体から見れば太陽は特殊ではなく平凡な星に過ぎないけれど、
価値を表明できる人間(からのみ?)とても個性的にそして、
消えても又現され、「明けない夜はない」とずっと想われ続けてます。

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に出てくる
自分の体を焼いてその光で夜の闇を照らした蠍が出てきます。
自分が犠牲になることで世界にわずかでも幸いがあれと望んで
赤く輝くアンタレスになってますね。

太陽のように世界全体を明るくしたり暖かくしたりまでは出来ないけれど
かすかな光でも、闇の中、目が慣れた感受性が強い人々になら
その存在を普遍的で個性的に映ることが出来るでしょうね。
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この回答へのお礼

星々を喩えにしたご説明、独特の風合いがあって良いですね。
漆黒の闇を見つめることのできる人が、僅かな光を察知して闇を抜けるというような話を聞いたことがあります。
普遍的でありかつ個性的である星々。
素敵な指摘だと思いました。
ありがとうございます。

お礼日時:2015/11/16 00:19

こんにちは。



普遍であるから、個性が許されるのだと思います。
普遍の逆が個性では無いと思います。

普遍が根底に無ければ、脈々と受け継がれる社会形成はできないし
変化、つまり個性が無ければ、成長も無く時流に合わせることもできない。


哲学では、対比して逆説のように扱う人が多いですが
その多くは逆説ではないことを逆説のように出発する
その最初の時点から、すでにズレていることが見受けられます。

そこから出発すると、真の答えは出てこない。

無意識と向き合うことで、普遍も個性も理解できるようになります。
が、向き合い方で何も理解できない事もあります。
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この回答へのお礼

普遍と個性を対置すること自体にミスがあると。。ふむ。解釈によっては対置することも対置させない事も可能だと思いました。普遍をマクロの真実、個性をミクロの真実だとするなら、両方が立ってよいのかな。無意識に向かい合う、まだまだ自分の知らない自分がいる、そんな風に無意識に関しては受け止めています。
いつもご回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/11/16 00:10

#8の続きです。



プリゴジン教授がまだずっと若かった30代のころ、世界的に著名な老教授の前で講義をしたときのことです。その講義が終わって、その老教授はは、

「お若いの、あんたは何で、変化などと言う一過性の現象に興味を持っているのかね。物理学の中心テーマは永遠不変の存在について語ることではないのかね。」

と言ったそうです。その時のプリゴジン教授の返す刀が凄かった。

「でも先生、私たちの存在って一過性じゃあないんですか」

プリゴジン教授はこの話をいつも自慢げに話しておりました。

神という永遠を語る西洋人、諸行無常という変化を語る日本人。もし自分のことが知りたいなら、私は日本人の興味の方に軍配を上げます。
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この回答へのお礼

私は今、その若き日のプリゴジンさんと同じくらいの年頃です。「でも先生、私たちの存在って一過性じゃあないんですか」というプリゴジンさんの言葉に返答するならば、「この存在は一過性かも知れないが、その生き方は一過性ではなく貫かれています。」とお返事します。徳は老いないと言われます。それは、こうあるべきという強制力ではなく、本当にはこうしたいのだという本心に基づくものです。
確かに私には、神という永遠を語るよりも、移ろいゆくものを受け入れる性分が有ります。その点では日本人的です。しかし、移ろいゆく中で最高の構造(生き方)を求めたならば、それはとても哲学的な態度となるでしょう。その生き方においては、移ろいゆくことも、永遠不変であることも、私を支配することはありません。その哲学的態度、即ち智慧ある生き方というのが、道というものではないかと思いました。
物理学を用いて色々に知見を示してくださり、色々と視野が開けました。
丁寧なご回答ありがとうございます。またお話し聞ける機会があることを楽しみにしております^^。

お礼日時:2015/11/16 22:42

人間には「人として普遍的で共通な部分」と


そのうえで「多様性として共存すべき部分」があって
それらを併せ持った存在としての人間性の理解が
人間にとって普遍的だと言えるのだろうと思います。
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この回答へのお礼

実にまとまっていますね。よく分かりました!
ありがとうございます。

お礼日時:2015/11/15 15:03

随分と難しいことを考えているんだなあと思ったけど


社会人として、どうやって生きていったらいいんだろ
うということのように思いました。

人間の普遍化って、どういうこと?

普遍的真理に従って、やや一律的に生きるというニュ
アンスが感じられますが‥
それを重視してきたということは、意外とお堅い方で
したのでしょうか?

個性化と両方重要であることに、もちろん異論はあり
ません。
つまり、普遍的真理の内で、いかに個性の花を咲かせ
るかが、人間のデカい脳みその使い道ということにな
りそうで。

あ、それから「何が自分を形作っているか」、う~ん
地球(あるいは宇宙)ができてからすべての経緯、どれ
か一個抜けても今の自分はないんじゃないかな。
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この回答へのお礼

いらっしゃいです^_^
そうなんです。私は意外とお堅いんです。しなやかさをみにつけたいですね。

人類の普遍化とはどういうことか?私も実は考え中(^^;
普遍的なものはすでにあると思うのですが、あえて普遍化と言うと、なにか人々を均すようなイメージがありますよね。私は人々の立ち返る場所のようなものを認識することが、普遍化の一つかなあと考えています。勿論、善なる何某が広く行き渡る事を普遍化と言う方もおるとは思うのですが。

普遍真理のうちで、いかに個性の花を咲かせるか。というお答えですね。
ありがとうございます。
ふと思いましたが、普遍真理のうちにあること自体が、個性の花を咲かせることになるのではないか?とも思えました。

お礼日時:2015/11/15 15:01

普遍 対 固有



普遍・一般・共通
   対
固有・特殊・独特

イメージを膨らませる為に上記のようにして見ました。(固有と云う言葉を使うに当たっては、辞書で適当かどうかの確認をしました。)

例えれば普遍とは大地。
対して固有とは大地の産物。

大地なければ産物生まれず。

産物の成長は固有である故に、特殊的に育ち、独特に発達する。
そして、その固有体は頂点に達することの出来たものが爆発(芸術・自由)する。

爆発は治まって周囲に拡散し一般化する。

是、逆転の逆転的発想!
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この回答へのお礼

ふむ。一種のサイクルのようになっていて、普遍と固有を巡っているというご見解でしょうか。産物は大地の一部なのではないかと冒頭、思いましたが、意外な結末、少し楽しかったです。^_^

お礼日時:2015/11/15 14:53

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