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上代特殊仮名遣いとはどのような、事実をいうのか。
と言われた時らどのように、答えたらいいのでしょうか。
教えてください!


また、その結果、八世紀の日本語のおんいんについてどのような推定がなされるか。
とはどういうことですか…?


さっぱりわかりません…ご回答よろしくお願いします!

A 回答 (3件)

ウキペディアの解説における定義は、つぎのようになっています。


「上代特殊仮名遣(じょうだいとくしゅかなづかい)とは、上代日本語における『古事記』・『日本書紀』・『万葉集』など上代(奈良時代頃)の万葉仮名文献に用いられた、古典期以降には存在しない仮名の使いわけのことである。」
また、名称は国語学者・橋本進吉の論文「上代の文献に存する特殊の仮名遣と当時の語法」に由来する。と追記補足します。

万葉集を代表例として、当時は日本語の表記方法(ひらがな・カタカナ)が無く、日本語発音を漢字を借用して表記表現していました。これが万葉仮名と称される漢字で発音を示した音字の文字です。
一方、日本に大陸文化が大量流入した時代となる、隋・唐時代の漢字の発音は『宋本廣韻』と云う唐漢詩での韻と云う発音研究書から推定・復元されています。これを万葉仮名に適用しますと、奈良時代後期にはなると、その発音が区別されない特別な発音区分が見つかりました。これが、上代特殊仮名遣(上代8母音説)での、今日のaiueoの5母音(甲類)以外に、ieoに別種(乙類)があり、全部で8母音だったというものです。
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こちらの質問(↓)に回答した者です。


https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9151783.html

「奈良時代の文献(『万葉集』や『古事記』『日本書紀』など)は、特定の音(キ・ヒ・ミなど)を万葉仮名で表すときにだけ、2つのグループの漢字を正確に使い分けている。この使い分けを『上代特殊仮名遣い』という」
などと、説明されればいいと思います。

例:
「沖(オキ)」のキ:甲類のキ(岐・支・吉など)が使われ、乙類のキは使われない。
「月(ツキ)」のキ:乙類のキ(紀・己・奇など)が使われ、甲類のキは使われない。

> その結果、八世紀の日本語のおんいんについてどのような推定がなされるか。
「キ・ヒ・ミなどについては奈良時代まで、2種類の発音があった」という推定がなされます(平安時代には、発音の違いはすでになくなっていました)。でなければ、わざわざ万葉仮名を使い分ける意味がないからです。ちなみに実際どのような発音だったかはわかりません。
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直前の質問「万葉集89番 甲類、乙類について」にも関係するのですが、「万葉集」などが出来た時代には、日本語の音韻にはある現象が見られました。

それは、質問にあるように「上代特殊仮名遣い」ということで、手っ取り早くは、次の「上代特殊仮名遣い」のサイトの「概要」及び、「万葉仮名」のサイトの「一字一音の万葉仮名の一覧」の項を読んでください。

 「上代特殊仮名遣い」のサイト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E4%BB%A3 …

 「万葉仮名」のサイト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E8%91%89 …

 現代の五十音の表(濁音を含むが、半濁音は含まない)のうち、ア行とヤ行でダブっている「イ」とア行とワ行でダブっている「ウ」の二字を除く、68字分の「仮名」に対応する「万葉仮名」が「一字一音の万葉仮名の一覧」の表の中に書かれています。その数は相当数あります。
 この一覧を見て気が付くのは、「甲類」「乙類」に分けられていることです。これが「特殊仮名遣い」なのですが、そういう区別があるのは「キ」「ケ」「コ」「ソ」「ト」「ノ」「ヒ」「ヘ」「ミ」「ヨ」「メ」「モ」(古事記だけ)「ロ」「ギ」「ゲ」「ゴ」「ゾ」「ド」「ビ」「ベ」の20字(「モ」を除けば19字)です。「モ」は古事記だけで、「日本書紀」「万葉集」には区別がありません。
 このことで何がわかるかというと、この時代には、「母音」は「あいうえお」の五音だけではなく、それ以外の「母音」があったことです。それは「イ段、エ段、オ段」にあり、行によって五段と八段と七段とに分かれていたことが分かります。現在のような五段に揃ったのは平安時代に入ってからということのようです。
 なお、付け加えますが、分かりやすくするため、「一字一音」の「万葉仮名」だけを見ましたが、「万葉仮名」のサイトの「種類」に書いてあるように、「一字二音」「一字三音」「二字一音」「三字二音」等の例があり、それらが「漢字の音」を使った「音仮名」、漢字の「訓」を使った使った「訓仮名」というふうに多彩なものがあります。ふざけたものもあり、「二二」は「し」、「八十一」は「くく」、「山上復有山」は「出」(いづ)、「蜂音」は「ぶ」などがあります。実は「蜂音」は「馬声蜂音石花蜘蛛荒鹿」という中にあり、「いぶせくもあるか」と読みます。
 参考までに現代の人名で「佐矢香」は「音・訓・訓」という組み合わせ、「明日香」は「訓・訓・訓」ということで、とくに「明日」を「あす」と読むのは二字をまとめて「熟字訓」と呼びます。この方法も「万葉仮名」と同じやり方です。
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