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クラシックのコンサートを生で鑑賞するたびに思うのですが、曲が終わって指揮者がソロ奏者を立たせて労ったり、指揮者自身が満場の拍手を受けています。
それはもちろん頷けるのですが、何か忘れていませんか?と思うのです。

曲を作ったのは作曲家であり、もちろん誰かが演奏しなければただの楽譜で終わってしまいす。
なぜ、敬意を払っていないかと思う理由ですが、指揮者や演奏家のあまりに身勝手な解釈で、曲がスポイルされているのではないかということです。
「炎の指揮者」とか「ナントカ節」などと言われる「枕詞」がその根拠です。

一般的に言って、「個性」を重要視するあまり、作曲家の意図を楽譜から読み取っていないのでは?という危惧があります。もちろん、作曲すれば作曲家の手を離れてしまって、解釈するのは指揮者や演奏家、はたまた聴衆である、というご意見もあるでしょうが、

皆さんは、コンサートに行って作曲家に想いを馳せることはありますか?

質問者からの補足コメント

  • まさかこれほど回答を頂けるとは思ってもみませんでしたので、正直な所困惑しております。
    また、質問の趣旨としては意見表明ではなく、あくまで「作曲家の事を考えるか?」ですので、お礼欄でのコメントは控えさせて頂きます。また、質問者にとってのベストアンサーは存在しても、普遍性のあるBAは存在しないと思っていますので、ベストアンサーも決めません。ご了承ください。

      補足日時:2016/01/19 12:13
  • うーん・・・

    それだと、「作曲家が没個性である」と言っているのと同義語にならないでしょうか?

    No.6の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/01/20 22:30

A 回答 (9件)

難しいですね。


昔は、確かホグウッド辺りの指揮者が出る前まではバロックなども現代楽器で演奏していましたし。
それで作曲者の意図が再現されているかと言われると、音としてはピリオド楽器で演奏しないといけないわけで…、
さらにそれを現代の大ホールで聴衆が満足できる音が得られるかというと、楽器としてホールへの力不足感がありますし。

曲に対して弟子が色々と改変加えた曲も多いですよね。作曲者の意図を重視するというけれども、どこにあるのかどの版を信用したら良いのか。

政治的に弾圧された作曲家もいますよね、曲に対する本音は体制への迎合なのか、迎合と見せかけて裏には皮肉が込められているんじゃないかなど。

色々と考え出すとどれが作曲者の意図をくんだ演奏だというのはますます判らなくなるように思います。

私は、「ああ、こういう解釈もあるのか、こういう解釈だと作曲者の意図が伝わるかな、弱いかな、この解釈だと楽しいけれど、この解釈だと楽しさの中に別の感情があるかな」等、
そういう思いを馳せるのも楽しみの一つだと考えています。
そして、残された楽譜から現代の音楽家が何を読み取って聴衆にどう伝えるのか、時代によって変化していくものだと思います。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。どれが本当の作曲家の意図かわからないということで頷けます。

お礼日時:2016/01/21 19:18

No.6です。

「補足」に書かれたことについて。

>それだと、「作曲家が没個性である」と言っているのと同義語にならないでしょうか?

えっ? そんなことは言っていませんよ。
演奏家が自分の個性を出さずに、楽譜に忠実に演奏することが、作曲者を最大限に尊重したことになる、ということはあり得ない、と言っています。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。すみません、私の読み方が間違っていました。これではまともに質問も出来ないと思い反省しています。申し訳ありませんでした。

お礼日時:2016/01/21 19:27

元吹奏楽部です。

大学では演劇部にいました。

演劇も似たようなところがあって、戯曲をアレンジして使うこともありますし、ばっさりと切ってしまったり、登場人物の性別やキャラクターを変えたりすることもあります。

これが「作家軽視なのか」ということを、同じように吹奏楽部出身の先輩と議論したことがあります。

結論から言うと「そんなことは誰もわからない」ということと「でも、故人の作品であればそれを上演するだけでも作者に敬意を表することになるんじゃないの」ということで落ち着きました。

世の中にはあまた楽譜がありますし、同じぐらい戯曲があります。
また古いものであれば、どちらも16世紀ぐらいからのものがあるでしょう。しかし、古い楽譜の中ではすでに演奏されなくなって何年も経つものがありますし、すでに失われてしまった楽譜や戯曲もたくさんあるでしょう。
映画アマデウスで再度脚光を浴びるようになった、サリエリなどは、ベートーベンを指導したこともある有能な音楽家でありながら「アマデウス」まで完全に歴史の忘却の中にいたのです。当然、彼の楽譜などここ100年ぐらいは演奏されたことなどないでしょう。

しかし、映画という現代芸術によって再度脚光を浴びることができた稀な例になりました。
どんな音楽や芸術でも、忘れ去られてしまえば敬意以前の状態です。今でも愛されて演奏されるのは、それだけで作曲者への感謝があるといえるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。戯曲のことを引いて頂きわかりやすかったです。やはり顧みられない作曲家もいるということで、演奏されるのはそれだけで作曲者への感謝ということですね。

お礼日時:2016/01/21 19:24

敬意をはらって演奏していますし、聴衆していますよ



>皆さんは、コンサートに行って作曲家に想いを馳せることはありますか?

無いです、演者や指揮者に思いは馳せますが
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。敬意を払って演奏し、お聴きになっているということ、
演奏や指揮者のことを想うということがわかりました。

お礼日時:2016/01/21 19:21

>皆さんは、コンサートに行って作曲家に想いを馳せることはありますか?



当然です。
演奏家が、どのように作曲家の書いたものをベストの形で再現するか、という観点で聞いています。クラシック音楽とは、そういう類の音楽ですから。
それは、演奏家がいかに「没個性」で楽譜に忠実に、楽譜に書いていないことは一切しない演奏をするか、ということとは対極にあります。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。すみません、私の解釈が間違っていました。

お礼日時:2016/01/21 19:19

私は、コンサートというのは作曲家の思いを、指揮者がイメージを作り演奏者との協力で具現化する、そのような場だと考えています。

 確かに、自分のイメージとは合わない指揮者や演奏者はいますが、それはそれで解釈というか、個人の考えというか、いろいろあってもよいのではないかと思います。 作曲家のことを考えていない指揮者や演奏家はいないと思いますし、その思いは私なんかが持つものよりずっと強いものであってほしいとは思います。 

ちょっと話はずれているかもしれませんが、極端な例としてはピアノのソロ演奏なんかは奏者の色が顕著に出てきますよね。 グールドがバッハの意図を表しているかといわれると、ちょっと違うような気もしますが、彼を否定できるバッハ演奏家はいそうにないところを見ると、あれはあれで一つの解釈なのかなとも思います。 

他の方もおっしゃっていますが、結局のところ、時代と場所によって受け入れられる解釈が異なってくるのは必要なことなのかもしれません。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。時代と場所で解釈も変わって来るということですね。

お礼日時:2016/01/21 19:16

むしろ現実は「作曲家至上主義」的な風潮が行きすぎだといわれるのが


クラシックの世界です。悪筆の楽譜記号を巡って延々と言い争いをしているぐらいです。
それに旧き良き時代と比較すると今の指揮者・演奏家は無色透明なほど無個性です。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。現実は作曲家至上主義で、今は無個性ということですね。

お礼日時:2016/01/21 19:14

楽譜はあくまで素材であって、そのイメージをどうふくらませるかが


演奏家や指揮者の技量ではないでしょうか。
はるか昔に亡くなった作曲家の意図は推し量りようがないですし、
たとえそれが出来たとしても、それで感動できるかどうか疑問です。
聴衆は国や時代や年齢層によって違ってきます。
コンサート会場に来てくれた観客に合わせた演奏こそが、求められる
はずです。
楽譜をどう解釈しどう表現するかを、金を払った客が聞きにきていると
思います。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。やはり、演奏家や指揮者の技量が大事だということですね。

お礼日時:2016/01/21 19:13

なんでもそうですけど、感動したら作った人のこと考えますよ。



どんな人かなあ、他にもどんな曲つくってるのかなあ、聞きたいなあって
なります。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございました。そうですね、作った人も浮かばれますね。

お礼日時:2016/01/21 19:11

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