プロが教えるわが家の防犯対策術!

現在、プロジェクトマネージメントを学んでいまして、ある資料の中に

「スケジュール作成時には、メンバーの担当作業の平準化を行うようにします。
なぜなら、メンバーは必要なときだけアサインすることができないため、平準化を行わないと空いているメンバーをずっと抱えることになり、費用がかかるからです。
これを山積み山崩しと言います。
山崩しを行なう場合は、クリティカルパスでないルートに、山を崩すことが必要です。」

と書いてあったのですが、いまいちよく分かりません。
平準化と山積み、山崩しの意味もよく分かりません。
もう少し分かりやすい説明か資料をご存知の方、よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

関与率は1人/月=100%とする事ですが、コスト・工数(時間)両面から見ます。


簡単な方で時間から説明すると、1人/月=150時間と換算すると1ヶ月で75時間稼動した場合は、0.5人/月となり関与率は50%になります。コストという点で言えば、単価(1人/月のコスト)が50万円であれば、関与率50%で25万円になります。

例えば、1ヶ月300万円の予算のプロジェクトの場合。
PMの単価が100万円、チームリーダーの単価が50万円、開発者の単価が25万円だとしましょう。この場合、全ての関与率を100%とすると、
PM = 100% * 1人 = 100万円
チームリーダー = 100% * 2人 = 100万円
開発者 = 100% * 4人 = 100万円
というコスト・人員配置が考えられます。あとは各役割の仕事量によって、関与率を調整していきます。システム開発の場合、PMは他プロジェクトとの兼任が大半なので、
PM = 50% * 1人 = 50万円
チームリーダー = 100% * 2人 = 100万円
開発者 = 100% * 6人 = 150万円
という感じにも出来ます。これが1ヶ月の計算なので、例えば2ヶ月300万円のプロジェクトの場合、1ヶ月150万円として人を割り振っていきます。

で、質問の回答ですが(前置き長くてすみません)100%を越える事はあります。前の例で言えば、Bの担当者が1ヶ月で仕事を終えなければならない場合は(2人/月の仕事なので)、関与率は単純に200%です。これだと、明らかにオーバーロードです。
100%とはこの場合、「1人/月=150時間=100%」という事であり、まあ物理的限界といえば物理的限界ですかね。月300時間労働が続いたら身が持ちませんし(笑)

PMで工数管理をしていると「稼働率」という言葉も耳にしますが、視点が違うだけでほぼ同じ意味です。
ちょっと説明が長くなって申し訳ないですが、こんな感じでしょうか?
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この回答へのお礼

ご説明ありがとうございます。よく理解できました。

確かに私の知っている(数少ない)プロジェクトは稼働率は100%を超えています。計画段階にてリスクを含まない洗練された(?)スケジュールのものが多く、リスクが具現化した際には稼働率で補うというパターンです。

かなり突っ込みましたが、質問した以上に理解ができて満足しております。親切なご回答をありがとうございました。

お礼日時:2004/07/15 10:25

読んで字の如しだと思うのですが平準化とは、人に対してかけるタスクを均一にする事です。


例えば(システム寄りで申し訳ないですが)、AとB2つのプログラムを2人で作成するとします。Aは1人/月(150時間と換算)、Bは2人/月(300時間と換算)の工数がかかると仮定しましょう。AとBに1人づつ人を付けて開発を行うと、Aは1ヶ月、Bは2ヶ月かかります。仮に納期が1ヵ月後であった場合、Bの担当者はAの担当者の2倍の時間働かなくてはならず、逆にAの担当者は1ヶ月何もしなくて良い計算になります。
ですので、Aの担当者を1ヵ月後、Bの担当にまわせば、Bは2人で行う事になり、半月で完成する計算になります。これが平準化です。

蛇足ですが、私の会社では1人/月をベースに、関与率を設定しています。1人/月=100%とし、計画段階では全員が100%になるようにして、後はコストとワークロードで関与率を調整していきます。

一部の人材にのみ負荷をかけないようにする為に平準化はとても大切です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
分かりやすいご説明をありがとうございます。蛇足の部分をつっこんで恐縮ですが、教えていただければ幸いです。

「関与率を計画段階では全員が100%になるようにして~」
とは、「暇をしている人間をいないようにして」ということですよね?100%を超えることなどあるのでしょうか?100%が物理的限界ってことですよね?

お礼日時:2004/07/15 09:15

山積みとは


あるプロジェクトを進めるのにあたって必要となる人員、機材、材料などがいつどれだけ必要かをスケジュール表に書き込むことをいいます。

たとえば道路工事で地ならし、アスファルト打ちをするときにある一日に集中してアスファルトを調達し、多数のローラーを投入するのが良いのか、ローラー1台を何日もレンタルし少しずつアスファルトを購入しながら打っていくのがよいのかといった問題を検討します。

一般的にはある特定の期間に要員や機材が集中すれば多数の要員を確保する必要があり、交通費やボーナスなどを出すので高くつきます。
機材も多数の移動費や基本料金がかかります。
したがって許容される期間内になるべく1台、1人の単位で行えるように計画する必要があります。

クリチカルパスはある工程が次の工程の開始のネック(条件)になっているものをいいます。
ネックとなる条件は期間や要員、機材の制約などで、たとえば、「この穴を全員ですべてのブルドーザーを使って4日以内でふさがないと次の舗装に入れない」といったものです。
穴をふさぐために全要員を集中して投入するべきなのにその期間に余計なことを追加でやるわけにはいけません。

機材や要員、材料などはPM(プロジェクトマネージメント)の用語ではまとめてリソース(資源)という言い方をします。


PMについてはマイクロソフトのHPに説明があります。

参考URL:http://info.nikkeibp.co.jp/genba/msproject.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

山積みについては
「アスファルト内に必要な人月」と認識しました。
山崩しは
「必要人月をどのくらいの期間かけて行うか」という
ことでしょうか?

つまり、アスファルト打ちには山積みでは6人月かかるとして、これを1ヶ月でやるか、3ヶ月でやるかでは人数のかけ方が違う。山崩しとは、人と期間の具体案を提示することという認識です。
また、その際にクリティカルパスに影響が出ないように山崩しをするとベターということ。

認識はあってますか?

ちなみに、平準化はどういうことなのでしょうか?

お礼日時:2004/07/13 13:23

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