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Es mag so teuer sein, wie es will, ich muss das Buch kaufen.

この例文でmag は譲歩、認容の例として挙げられていますが、wie es willの意味がわかりません。

esはBuchを指すものと思いますが、wie es willとは?

ご教授お願いいたします。

A 回答 (1件)

wollenもmögenとの組み合わせで意味を強めて、認容文の中で使われます。

意外に文法書には書いてないようですが、「mögenを使った主文」+「疑問詞とwollen」という形で、「たとえ~であろうと」「勝手に~すればよい」など、「冷淡」「放任」のニュアンスを持つmögenを強めた認容文になります。mögenのみの例文。

Was er auch sagen mag, ich glaube ihm nicht.
彼が何を言おうと、私は信じません。

上の文を、疑問詞wasとwollenを使って書き換えると下のようになります。意味は同じですが、直訳すると「彼は言いたいことを言えばいい、私は信じない」ということになります。

Er mag sagen, was er will, ich glaube ihm nicht.

wasやwie以外の疑問詞も使われます。(Er mag gehen, wohin er will...など)
上の文の場合は人が主語なので、その「人」が「したいように」「欲するように」という意味になることについては、疑問はないと思います。御質問の文の場合は「本」が主語なので戸惑われたかもしれませんが、wollenは人以外の事や物も主語にとります。「意志」を表す意味はそのままで、意味論的には、人格化という比喩的用法です。

Diese Pflanze will viel Pflege.
(この植物は多くの手入れを欲する→)
この植物には十分な手入れが必要だ。

Das Projekt will Vorurteile der Jugendlichen abbauen.
(このプロジェクトは若者たちの先入観を徐々に取り除こうとする→)
このプロジェクトは、若者たちの先入観を徐々に取り除くことを目的とする。

Die Wunde will nicht heilen.
(傷は治ろうとしない→)
傷はなかなか治らない。

本の値段を決めるのは人間ですが、それを「本」を主語にして表しているわけです。そしてこの文の場合は、主文のteuerの前にsoがあるので、疑問詞wieはこれにも当然対応します。「so~wie~」で「~のように~である」という意味ですね。つまり直訳的な意味は、「その本は、好きなだけ高い値段であればよい、(それでも)私はその本を買わなければいけない」ですが、対応する日本語の表現は、「たとえその本がどんなに高くても、私はそれを買わずにはいられない」とするのが自然だと思います。
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この回答へのお礼

Tastenkasten先生、ありがとうございました。

>直訳的な意味は、「その本は、好きなだけ高い値段であればよい、(それでも)私はその本を買わなければいけない」

とてもよいご説明でした。納得できました。毎度ありがとうございます。

お礼日時:2016/06/27 01:12

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