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同一種内での淘汰について。たとえば、クジャクほか幾種かの鳥ではオス達が羽の立派さを競い、豪奢な羽をもつオスがメスを獲得できて子孫を多く残す、とか、多くの動物ではオス達が互いに争って、勝ったオスがメスを獲得できて子孫を多く残す、とか言われています。そこで質問ですが、このような配偶者獲得による淘汰は、主としてオスが選別されることで実行されているのでしょうか? オスの側がメスを積極的に選別する、ということはないのでしょうか。専門家の方にお教えいただけると幸いです。

A 回答 (1件)

単に種内での淘汰でしたら様々なものがあり、雌雄によるものはほんの一部です。


より多く餌を取る能力や天敵から身を守る術をもつ遺伝子がより高確率で残っていくことも自然選択の一部です。
これは雌雄に関係ありません。

雌雄が関係するものは性淘汰と呼ばれ、クジャクやカモなどのように雌雄で羽の色が変わったり、大きさが変わったりします。
メスは子を生むのにコストがかかるかわりに確実に自分の子供を生むことができ、オスはコストが低い代わりに自分の子供である確証が持てません。
ですから必然的にメスがオスを選ぶことが多くなります。

しかし逆の例がないわけではなく、日本で繁殖する鳥にもタマシギというものがいて、メスのほうが派手でオスにアピールをし、オスが子育てをします。
また、オスがアピールする相手も選んでいる可能性はありますね。ちゃんとした研究がされてるかどうかは残念ながら知りません。
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この回答へのお礼

たいへん勉強になりました。タマシギのことは初めて知りましたが、一妻多夫とは面白い鳥ですね。また、オスの方もアピールの相手を選んでいるという可能性ですが、気に入らないメスの前は素通りして好みのメスの前に跳んで行ってアピールする、というのは確かにありそうなことです。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2016/08/08 15:40

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