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113番ニホニウムの作り方が、30番の亜鉛と83番のビスマスをぶつけたと、テレビで知りました。
実際には、そのように単純でなく、大掛かりな装置やぶつけるタイミング、気の遠くなるような年月がかかったようですが、113番として存在するのは、一秒もないと。

そこで、気になったのが、原子は人間がつくることができないと教わったのに、たった1個でもなんとか作ることができるということ。
昔から人間は錬金術にあこがれていましたが、この方法で金を作ることができるのではないのでしょうか?
たとえば、29番の銅と50番の錫をぶつけて金79番を作るとか、
あるいは、39番のイットリウム同士をぶつけてみてプラチナ78番を作るなど。

当然たった1個を作るのに巨額な費用が掛かり、まったく採算に合わないと思いますが、
それでも作ることは可能なのではないでしょうか?
113番は現実にはない物質で不安定なため、一瞬しか存在することが出来ないようですが、
金は実際にあるものだから、安定するのか?あるいは人工的に作ったものはやはり不安定なのか?

物理に詳しい方にご回答いただきたく存じます。
よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

人工的に加速器を使い金を作ることは可能です。


すごく面倒で費用がかかりますが…。

水銀とベリリウムとを衝突させてポロニウムを作ります。
198Hg + 8Be → 206Po
このポロニウムが陽子を放出すると 205Biができます。
更にこの205Biが更に2回α崩壊すると、197Auになります。
197Auは自然界にある金と同じもので安定同位体です。

197Auの他に18種類の同位体が金では知られています。
人工的に作ったものは不安定、なのではなく物理学的に安定な核種を作れたら、
人が作ろうが自然界で存在しようが安定です。
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この回答へのお礼

人工的に作っても、安定できるんですね。
勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2016/08/21 18:01

こんばんは



元素といっても「質量数」が異なるものがあります。
「同位体」といわれるものです。

ウラン(原子番号92)が天然で存在する一番大きな「原子番号」の元素です。
ただし、「天然」のといっても「地球上で観測できる」という条件が付きます。

恒星の中では、さまざまな元素が生み出されています。
寿命の長いものもあれば、短いものもあります。

鉄(原子番号56)あたりが、一番安定しています。
しかし、恒星の超新星爆発などで、それよりも不安定な元素も作られます。
…言い方は変ですが「天然の加速炉」です。

原子の寿命は、「原子番号&質量数」で決まります。
同じ原子番号の元素でも、質量数で寿命が異なります。

超ウラン元素(ウランよりも原子番号が大きい元素)である程度安定しているのはプルトニウムくらいでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど、寿命があり、また寿命も異なるのですね。
最後は分裂して水素とかになるんでしょうかね。
それにしても、プルトニウム最強やないか!
ありがとうございました。

お礼日時:2016/08/23 16:15

錬金術(いやコレは誤解が多い言葉の1つで、金を得るのが目的ではないのであるが)が主目的なら、原子力発電所から出る放射線を利用して、水銀(だったかな)を金に換えることが出来ていたと思います。

ただし採算ラインは原子炉を別としても下回りますので、金を作れても金儲けにはなりません。
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この回答へのお礼

錬金術=金儲けはありえないとは思っていました。
作ることが可能かどうか知りたかったのです。
有難うございました。

お礼日時:2016/08/23 16:10

>原子は人間がつくることができないと教わったのに、



「化学反応では」という但し書き付きでは正しいです。
核反応では正しくないです。

原子力発電所では日夜新しい原子を作ってます。
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No.2です。

読み返してみると、ちょっと誤解を与えそうなので訂正します。

(訂正前)重い元素であろうと軽い元素でああろうと、原子核の反応で、複数の原子核を合成させたり、1つの原子核を複数に分裂させたり(それが核分裂)して、新しい元素を作ることができます。

  ↓ 「新しい元素」が新発見の元素ようにもとれるので、「別な元素」に訂正します。

(訂正後)重い元素であろうと軽い元素でああろうと、原子核の反応で、複数の原子核を合成させたり、1つの原子核を複数に分裂させたり(それが核分裂)して、別な元素を作ることができます。
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この回答へのお礼

なるほど、核を反応させて、元の元素と別の元素にするということですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2016/08/21 18:04

>原子は人間がつくることができないと教わったのに、たった1個でもなんとか作ることができるということ。



誰から教わりました? ウソですよ、それ。
自然界には、原子番号 92 のウランまでしか存在しません。
それより「重い」ネプチニウム(原子番号 93)、原爆材料になるプルトニウム(原子番号 94)などは、皆「人工」の元素です。プルトニウムなど、ずいぶん大量に作られていますね。

重い元素であろうと軽い元素でああろうと、原子核の反応で、複数の原子核を合成させたり、1つの原子核を複数に分裂させたり(それが核分裂)して、新しい元素を作ることができます。
福島事故で話題になった「セシウム137」とか「ヨウ素131」なども、原子炉の中でウランの核分裂によって人工的に作られたものです。

核分裂は、それによってできる元素は「確率」で決まりますが、わずかながら「金」も含まれます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%88%86 …
http://www.rist.or.jp/atomica/dic/dic_detail.php …

特定の原子核に、別な原子核を加速して衝突させれば、「狙った」原子核を作ることができます。ただし、加速する原子核はある意味「数が数えられる」程度の個数なので、できあがった原子核(例えば「金」)の原子核も「数えられる」程度の個数です。
ご承知のように、金であれば「197gの金を構成する金原子の個数は 6 × 10^23 個(アボガドロ定数)」ですから、「数えられる」程度の個数では・・・。採算が取れません。
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この回答へのお礼

そうだったんですか!
人間の技術ではせいぜい水素かヘリウムくらいしか作れなくって、それより重い元素は超恒星の核融合でしか作れないと思っていました。
確かに採算に合わないですが、やっぱり作れるんですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2016/08/21 17:57

核融合反応の事ですかね?


太陽は、水素の核融合反応によって、熱と光等を放出していますよね。

もっと質量のある(重原子同士をぶつけて核融合反応を起こさせるには、莫大なエネルギー源が必要になるでしょう!
そのための装置も、必要ですよね。

仮にそんな装置が作れたとしても、単純に原子同士をぶつけても、原子には、安定した原子もあり、そう簡単には、核融合反応は、おきないのでは、ないでしょうか(人類の現在の知識と技量では)

そんな事、まだ学生時代に考えたことがありましたのです( ^o^)
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この回答へのお礼

ニホニウムを作ったように、金も作れるのかなといった素朴な疑問でした。
ありがとうございました。

お礼日時:2016/08/21 17:59

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