プロが教えるわが家の防犯対策術!

4歳と2歳の子を育てながらフリーライターを目指しています。
5月にタウン誌の広告で「ライター募集・未経験可」という求人を見つけ、採用されました。その後2ヵ月全く連絡がなく、採用はしたけど、未経験は使えないから採用を取り消したのかと思っていました。そんなところにようやく「打ち合わせをしましょう」と電話があり、行きました。私は企画も取材方針も決まっていて、どこを取材するか割り当てるための打ち合わせだと思っていたのですが、行ってみると決まっているのは台割だけ。説明では9月発行の1年保存できる地域情報誌を作るという話で、これまでに作ってきた電話帳のようなものではなく、読み物を増やし「るるぶ」のような情報誌450ページものを作るということでした。でも、本のタイトルも企画も決まっておらず、何でも良いから提案してほしいとのことでした。しかもその打ち合わせには、編集長とチーフライターしかおらず、制作メンバーが揃っていないから、8月の1,2,3日のどれか1日、終日打ち合わせをして決めようとの話でした。
ところが7月30日現在、まだ連絡がありません。前の打ち合わせの時、子供の預け先のことがあるので、早めに連絡が欲しいと話しておいたのですが、「保育園に預けると楽よ~」と自慢されてとっても嫌な思いをしました(子供が病弱で預けられなかったので)。
こんなにのんびりしていて大丈夫なのか心配で、大事なチャンスと分かっていますが、この仕事は降りることも考えています。これは編集業界で当り前のことなのでしょうか?子供の預け先などの問題でイライラしてするようでは、ライターの仕事は無理なのでしょうか?
教えてください。

A 回答 (6件)

はじめまして。


編プロではないですが、制作会社で仕事を振るほうの立場にいます。もちろんライターの方々ともお付き合いがあります。業界歴は10年くらいです。

「フリーの方々にお願いする際には最低でも1週間前までに連絡することが最低の礼儀」と教えられ・・・

正直びっくりしました。とても恵まれた会社で働いていらっしゃったのですね。この手の業界は突然企画がもちあがると思えば、ある日突然企画がなくなったりします。ひどいのではなく、普通のことです。あんまり使いたくない言葉ではありますが、「この業界、水商売だからね」と平気な顔して現状を改めない経営者や編集者、プロデューサーなどは山のようにおります。

編プロがいいかげんというご意見がありますが、それは、出版社の奴隷的な立場だからです。

出版社の無理な注文を聞かなければ、仕事が回ってこないからです。下階層へ行けばいくほど、振り回されます。自分は業界に入って10年ですが、この悪習は何も変わりません。ただ、この状況は、日本のクリエイティブ産業の質の悪さを生み出している原因なので、経営陣にはがんばってもらいたいところですが、現実は、そうなのです。

ライターといっても仕事はさまざまで、ラフや文字量まで決まっている仕事もあれば、企画から編集者と打ち合わせをしていく仕事もあります。

どちらが、たくさんのお金をもらえ、そのかわりどちらが、わずらわしいことも多いかは言わなくてもお分かりかと思います。ただ、書くだけの仕事は専門分野やあぶない場所などへの潜入取材ができるのでなければ、新人のギャラはただ同然です。それでもみな仕事がしたくて、みな奴隷のように働くわけです。これはマスコミの悪習ともいう人もいますが、需要と供給がマッチしているので、なかなか状況は変わりません。なぜなら、なり手がいくらでもいるからです。

また、保育園のことを腹立たしく思われたお気持ちは十分察しますが、この世界は独身者あるいは生活の中心が仕事の人のほうが多いので、子持ちの主婦の気持ちを汲み取ってもらうことは期待しないほうがよいでしょう。むしろ、「子供がいるので、何時から何時まで仕事ができませんが、夜なら十分時間があるので、安心してお任せください。主人のサポートもありますので、ご迷惑はおかけしません」などと、逆提案ができないようでは、仕事ゲットは難しいでしょう。少なくとも、うちの会社はそういう提案が言えない人には、仕事を振っていません。

主婦の人は子育てや家庭のことで本当に大変なのは分かります。ただ、仕事がほしい気持ちは独身も既婚も男性も女性も変わりません。マスコミで働きたいなら、こういった俗世間の価値観にしばられないよういろんな価値観や考え方を鍛える必要があると思います。

あと、いいかげんな会社や通らない企画など「見抜く目」も重要になってきます。

安いギャラで振り回されてこき使われながら、下積みをし、すこしずつ、主導権が握れるようになっていきます。実力があれば、子供がいようとなんだろうと向こうから、予定をあわせてきますよ。なぜなら、相談者さんでないと書けない原稿だからです。

最後にご存知かもしれませんが、このような本を読んでみてはいかがでしょうか。

メディアアクセスガイド(MAG)
ライター・フォトグラファーのための売り込み、持ち込み情報源(現代人文社)

『2004年版 メディア アクセス ガイド』(現代人文社)


自分は独身ではありますが、日々無理難題の注文に振り回されながら、勉強の日々を送っています。がんばってくださいね。
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この回答へのお礼

とっても勉強になるお話でした。ありがとうございます。
私の勤めていた編プロは、某大手石油会社の社内誌を中心に制作しておりましたので、商業誌に比べてのんびりしていたのかもしれないと感じました。
「この業界は水商売」という言葉は、勤めていた時代に聞いたことがあったのですが、当時は意味が分かりませんでした。kappakunさんのお話を読んでやっと、それが商業誌の世界なのだと実感しました。ここでいろいろ教えていただき、自分がいかに世間知らずなのかを思い知らされ、改めてこの仕事についていろいろ調べています。

保育園のことについてですが、私は上の子が2歳になるまで働いていましたが、妊娠中の仕事の無理が祟って1キロで生まれてしまい、重症の呼吸障害を抱えている為に預けることができなかったのです。そうした経緯も話した上で、言われた言葉だったのでムッとしたわけです。単純に主婦だから預けられないのに…という理由で嫌な気持ちになったわけではなく、ワーキングマザーであっても、保育園に受け入れを断られてしまう子供のいる現状を知って欲しいという気持ちもありました(現在の情報誌には、もう少しバリアフリーの視点があっても良いと思います)。説明不足ですみませんでした。もちろん、保育園に預けた方が楽であることはよく分かっています。こういう仕事の場合、主婦のパート以上の収入がなければ認められないとは思いますが(激戦区らしいので)、必死で働くことにします。

私の場合、これまでの仕事を全て否定するぐらいの気持ちでいなければいけないと、よく分かりました。1から学ぶつもりでこの仕事に向かっていこうと思います。私の場合、企画を考えることも好きですし、それについて調べることも苦にはならないので、子持ちでもフットワークの軽いライターを目指して修行します!
教えていただいた本も、早速読みますね。ライター関係の本はずいぶん読んだつもりでしたが、まだまだあるのですね…。それだけ人気職種なんでしょうか。その中で勝ち抜けるライターになるべく、頑張ります。ありがとうございました。

お礼日時:2004/07/31 20:58

再度#4です。



書き忘れましたので、補足します。

東京ライターズバンク
http://www.masukomi-kakekomi.com/w-bank/index.html

自分は逆に↑を通じてライターさんを紹介して頂いています。

参考URL:http://www.masukomi-kakekomi.com/w-bank/index.html
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#4です。


お子さんの事情も知らず、失礼なことを書いてすみませんでした。

私が言いたかったのは、この世界はデリカシーがなく言いたいことをズバズバいう人が非常に多いので、ひとつひとつ気にしていたら身がもたないということをお伝えしたかったのです。

相談者さんのようなケースも他の一流企業などであれば、問題発言と取られるかもしれませんが、こういった業界では、問題視すらしてくれない会社が多いです。

男女の区別なく仕事を与えるかわりに、女性を女性とも思ってないんですね。

ライターは公私の区別がつきにくい仕事なので、気持ちの切り替えも重要かも知れません。

あと、アドバイスですが、仕事ほしさにあまり下手に出すぎると便利に利用されてしまいますから、交渉術なども大切かもしれないですね。

ただ、がんばっている姿はだれかが見てくれていますから、辛いことがあっても、明るく楽しくやってみてください。実力ももちろんですが、「相談者さんと仕事すると楽しそうだなあ」とか、思ってもらえることって結構重要だったりします。

自分は同業者の友達がいますので、結構グチのはけ口になっています。同業者で同じ子供のいる主婦の仲間を見つけると心づよいかもしれないですよ。がんばってください。

あと、ライターの掲示板があるので、見てみてください。仕事の質はピンキリですが、自分からPRすることもできますよ。ただ、ご存知だったらすみません。

参考URL:http://bbs12.otd.co.jp/1201874/bbs_plain
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この回答へのお礼

こんなにたくさんのことを惜しみなく教えていただいて、ありがとうございます!とっても有難いです。まだまだ勉強することばかりのひよっこですが、ここに相談し、上のようなURLや出版業界の生の姿を知ることができたことは、今回最高の収穫だったと感じています。とっても感謝しています!ありがとうございました。
この業界は思ったことをズバズバ言う人が多いとのこと、保育園発言した人は、まさにそのタイプでしたが、改めて考えてみると私の文章の問題点やその改善策などについて、どうしたらステップアップできるかについてもはっきり言及してくれていました。今の私に必要なことは、腹の立つことがあっても、一度目をつぶって指摘された問題点についてじっくり考え、見直していくことかもしれないと思いました。
実は今回の仕事には、3年もさまざまな媒体で活躍されている(お子さんは保育園だそうです)ベテランライターさんがいます。少し話したところ、とっても感じの良い方だったので、これから仲良くできたらいいな、と思います。

私の場合、今は仕事があれば御の字で、原稿料などは安くても勉強代だと思って引き受けるつもりでいたので、手を出しすぎないように気をつけます。と、ここで宣言しても、実際にどう気をつけたらいいのやら…。こういうことは、実地で経験していくことなのでしょうね。
書くことが大好きで、どうしても続けたくて始めたこの仕事です。どんな苦境でも、笑い飛ばして楽しく続けていきたいと思います。
ここでこんなにアドバイスしていただいたり、励ましていただけて、とっても励みになりました。普通の駆け出しライターさんでこんなに親切なアドバイスをたくさんいただく人は決して多くないと思います。ここに相談した私は、我ながらとってもラッキーだったと思います。ありがとうございました!

お礼日時:2004/08/01 08:28

♯1です。


お礼拝見いたしました。
質問者さんのような方が(外部との打ち合わせをする時は最低1週間前までに連絡するのが最低限と思っていらっしゃる方が)いれば私も仕事はやりやすいです。
今は編プロ系の仕事は全て断っています(私は東京在住ですが、そのくらいドーシヨーモナイ編プロが多いということで)
ただ今回は質問者さんにとって「大事なチャンス」かもしれません。今ガマンすることも必要かもしれません。もう一度お考え下さい。(同じフリーの立場としての考えです)
ギャランティなどを含めてキッチリ契約書を作る等、キチンと自己防衛ができるのであれば、『「るるぶ」のような情報誌450ページ』は良い話だと思いますよ。
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この回答へのお礼

2度もアドバイスをくださって、ありがとうございます!
こんなに早く、2度もアドバイスをくださる#1さんのお気持ちが、とってもうれしいです。
私の勤めていたような編集プロの方が珍しかったんですね…。ちょっと驚きました。フリーはそれだけ軽く見られているということでしょうか。でも、これから本気でやっていくつもりなら、その世界に慣れるしかないのですね。
ギャラは安いのですが(もう1人採用されたベテランライターさんはあまりの安さに固まってました(笑))、次回の打ち合わせについては時給分を原稿料に上乗せしてもらえるそうなので、主人に会社を休んでもらうよう頼むことにします。契約書を作ったことがないので、まずはそこから勉強しなくては・・・。
本当に、今回はとっても勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/07/30 12:51

「フリー」であるからには、それぐらい


普通なのでは・・・と思います。
フリーの仕事というのは、仕事をするも自由、しないも自由、
自分の頭と足で仕事を「奪う」ぐらいの勢いでないと無理だと思うんですね。

それが出来ないのであれば、きちんと時間も場所も内容も決まった
仕事をすればいいわけで。
今回の仕事を「すごくやりがいがあって面白そう!」と
思うか、「私にはそこまでの熱意も根性もありません」と
判断するかはあなた次第です。

それと小さいお子さんがいるのなら、家族のサポートは絶対です。
締切間際は、子供の世話も家事も一切出来なくなったりもします。
家事より仕事優先にならざるを得ません。
(周囲のフリーの人達を見ての実感です)

それと「保育園に預けると楽」は自慢でもなんでもなく、単なる事実ですよね。
こんなことでいちいち腹を立てていたら、
自我の強いフリーの人達の間で仕事していくのは無理ではないでしょうか。

打ち合わせの日時は、#1さんのおっしゃるように
全く関係のないこのサイトに相談するより、その出版社(編集オフィス?)に直接聞くのが一番ですよ。
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この回答へのお礼

厳しい意見、ありがとうございました。
なるほど、と思いました。保育園については言い方の問題なんだろうと思います(ライターの場合、これが致命的な気もしますけど)。
昨年まで、以前勤めていた会社の仕事を請け負っていたので、家族のサポートが必要なことは身をもって知っていたのですが、最近はどっぷり専業主婦になってしまって、甘えがあったのかもしれません。
ただ、私も仕事を辞めるまでは編集プロダクションにいて「フリーの方々にお願いする際には最低でも1週間前までに連絡することが最低の礼儀」と教えられ、それが常識と考えていたので、今回の会社には驚いたのです。レスを見る前に電話して、さらに不信感を持ったことでこの仕事を降りることにしました。とってもやりたい仕事だったので、自分なりに企画も作ったのですが、この会社とは仕事できない気がしました。
良くも悪くもこれが本当のフリーなのですね。今後のためにいい勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/07/30 12:20

フリーでイラストやデザインの仕事をしている者です。


たまにライターさんから仕事をふってもらいますが、そういった方々の行動力といったら、本当に頭が下がるというか土下座モノです。
正直「この人、いつ寝てるの?」という感じの方が多いです。

このようなサイトに質問する前に、まずクライアントに連絡・確認しましょう。
いい加減なクライアントは捨てるほどありますし、その中で自分を通し、認めさせていくこともフリーには必要です。

あと参考になるかもしれないサイトとしてこちらを紹介しておきます。
「SOHO情報局」
http://www.johokyoku.com/

がんばってくださいね(ついでに将来仕事をふってくださいね)。

参考URL:http://www.johokyoku.com/
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この回答へのお礼

アドバイス、ありがとうございました。 
このレスを読む前に電話して「あとで電話しようと思ってました~。あの時は言わなかったけど、2日は当社の都合でダメなので3日にします」と言われました。
私は2日が良かったのですが、これは仕方の無いこと。

ただ、この会社に私は少し不信感を持ちましたので、この仕事を降りることにしました。私自身、2人目を妊娠するまで編集プロダクションで働いていて、外部との打ち合わせをする時は最低1週間前までに連絡するのが最低限、フリーの人たち(決して暇ではないだろうし)への配慮と思っていたので。今回はいい勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2004/07/30 12:07

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