あなたの習慣について教えてください!!

永訣の朝についての質問です。
まっしろな、すきとおる、みちた、つややかなという表現を用いている賢治の心情はどんなものか教えて欲しいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

賢治にとって最愛の妹がまさに死にゆく日に、その妹への思いを込めて呼んだ詩です。


はげしい熱やあえぎの間から、死ぬ間際だというのに兄を明るくしようと雪を頼んだ、
と賢治は詠んでいます。
単に熱で冷たいものが欲しいというのではなく、妹に何もしてやれない自分の無力さに苦しむ兄の為に
最後の頼みごとをする妹の心情を理解し、「銀河や太陽、気圏などと呼ばれた世界の空から落ちた最後の一椀」を
取りに、兄は曲った鉄砲玉のように外へ飛び出していくのです。
どんなに辛く、やるせない気持ちだったでしょうね。
私は まっしろ は他の色との対比を感じました。
「青い」蓴菜が描かれた茶碗(しかも兄と妹とお揃い)
「蒼鉛いろ」の暗い雲
詩には書かれていないけれど、多分妹は熱で真っ赤な顔をしていたでしょう。
またどの言葉も、今にも死にそうな状態で兄を思いやる妹の心そのものだと感じました。
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