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西洋には「騎士道」があると言われますが、この「騎士」という言葉が日本語の騎馬武者を指しています。徒歩武者は「徒士」と書いて「かち」と呼びます。 
この騎馬武者を意味する騎士という言葉をわざわざ用いたのは、西洋文明と初めて触れた頃の日本人が、西洋人は、皆馬に乗っていると考えた白人コンプレックスが由来しているのでしょうか?
近代までの日本は、一部の権力者しか馬に乗ることが許されず、ほとんどの人は、ほぼ素足で駆け回るのが精一杯という社会でしたら、白人に憧れを抱いたのでしょうか。

A 回答 (2件)

「騎士」は古代ローマの騎兵隊equitesに由来する言葉で、英語以外の


欧州言語ではそれを引き継いでいます。
例えばドイツ語では騎士=Ritter(騎乗する者)です。騎士には従う者が
居たわけで、11世紀頃までのドイツではKnecht(下僕、従者)と呼ばれて
いました。オランダ、デンマーク、スエーデン、ノルウエーでも似た様な語を
「騎士」と「従者」に使っています。
フランス語系ではchevalier(英chavalry⇒現在では「騎兵」を指す)が
「騎士」として使われています。

英語の展開だけは特異で、Knecht⇒cniht(英古語;若造、下僕)⇒knight
(騎士)と成ったとされています。そして14世紀にknightが「騎乗する戦士」
=「騎士」=「名誉と相応の地位のある者」の概念が定着しました。
他の方の回答にも有るとおりです。

<この騎馬武者を意味する騎士という言葉をわざわざ用いたのは、西洋
文明と初めて触れた頃の日本人が、西洋人は、皆馬に乗っていると考えた
白人コンプレックスが由来しているのでしょうか?>の疑問に対しては、
次の様に回答します。
「西洋文明と初めて触れた頃の日本人が、西洋諸国の状況を広く見て
騎乗して闘う階級の者を表わす語に対して「騎士」と云う訳をあてた。」
当時の日本に「騎士」がまず入ってきたのはオランダ・ドイツ語を通して
です。後で来た英語のKnightと云う単語を見て、「これの由来は何だ?」、
「類推するに騎士と云う語の英吉利(えげれす)方言だな」と考えたと
思います。
<コンプレックス>では無く、翻訳者としての極めて「合理的な類推能力」
です。

余談ですが、「坂の上の雲」で日本の騎兵を育てた云われる秋山好古は
フランスに留学しています。

https://en.wikipedia.org/wiki/Knight
https://de.wikipedia.org/wiki/Ritter
https://fr.wikipedia.org/wiki/Chevalier_(chevale …
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爵位の問題だと思うけど。


徒士は一般的でも、騎士の呼称は日本では定着せず、漢書での中国の騎馬武者の認識があったようだし。
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