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”考える葦”について、今まで、次のように思っていました。
<宇宙は何も知らない。だから、人間のすべては考えることの中にある。>
しかし、「だから」ではなく「そうだとすれば」とも考えうる、ということを聞きました。
質問1、「そうだとすれば」と読むことができるのでしょうか?
質問2、「だから」と「そうだとすれば」とで、考え方はどのように異なるのでしょうか?

A 回答 (6件)

Toute notre dignité consiste donc en la pensée.


ここで、doncが接続詞として、「だから」もしくは、「それゆえ」と訳されます。
これが、仮定形だと推定するのは、困難ではないでしょうか?(文意として、その前文が仮定を述べているとしたら、仮定から導かれるので、後半も仮定による結論と解釈する事は可能かもしれませんけどね)
宇宙が意志をもつとは考えられないです。(つまり、宇宙が何も知らないのは当たり前の事です)
この前の文に以下があります。
puisqu'il sait qu'il meurt et l'avantage que l'univers a sur lui, l'univers n'en sait rien
ここで、puisqu'ilは、誰もが知っている理由のニュアンスがあります。
宇宙が人間に対して優位性を持っている。(ご存知のように)→既知の事実なわけです。
ですから、宇宙が何も知らないのも、既知と解釈して良いでしょう。(宇宙は意志を持たない)
つまり、宇宙と人間の違いは、人間は意志(思考)を持つと言う事です。
これを、「そうだとすれば」と仮定で結論づける必要性は無いでしょう。
素直に、「だから」、「それゆえに」と解釈するのが良いと思いますよ。(そうでない場合は、宇宙が意志をもっている場合です)
なお、文脈から、「宇宙」は、単なる空間を意味し、それが思考を持つ存在である人格神などとは、想定していません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
1.<「だから」もしくは、「それゆえ」>
と訳すのが正しいのですね。
<仮定法>は無理なのですね。
2.宇宙は、
<思考を持つ存在である人格神>
とは想定してないのですね。
原文に沿って、分りやすく細かく説明して頂ました。(フランス語が分かれば・・
と楽しいだろうな、と感じています)

お礼日時:2017/02/18 18:16

Mais quand l'univers l'écraserait,



でも宇宙が人間を押し潰すとしたとき、

l'homme serait encore plus noble que ce qui le tue,

人間ってのは、人間を殺すそいつよりずっと高貴なことだろうねえ、

puisqu'il sait qu'il meurt

だって、人間は、人間が死ぬって分かる

et l'avantage que l'univers a sur lui, l'univers n'en sait rien.

けど宇宙が人間に対して持っている優位性のことをさ、宇宙はちっとも知らないんだもん。

Toute notre dignité consiste donc en la pensée.

てことはつまり我々の尊厳はまるっとすっかり、思考にそなわっている。


・・・・・・以上のように読むべき箇所で、わかりやすい素朴なフランス語で書かれています。doncは、結論を導く簡素な言葉です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
<doncは、結論を導く簡素な言葉です。>
したがって、”だから”と訳すべきなのですね。それから、日本の初心者向きの哲学書といえど、ほとんどは、難しい言葉が並んでいますが、パンセは
<素朴なフランス語で書かれています。>
なのですね。

お礼日時:2017/02/21 20:14

接続詞はいりません、「宇宙=認識」です。


量子論的に、認識される事で有限な存在性は
派生しています。
確定化しようとすると無限不確定に発散する
不確定性原理の相補性を、階層現象を表面的に
捉える事で、“仮象的な対象の確率的な存在性”を
派生させるのです。

その「相補的不確定性」の、「位置(S)と運動量(St)、
時点(T)と質量(Ts)の2対において、一方の値を確定
しようとすると、もう一方が無限不確定に発散する」
というのは、時間軸(時間の流れ=記憶=自我仮説(心))
と空間軸(空間の広がり=予測=時空仮説(物))の相補
分化に基づきます。
その「相補分化」は、無=不確定性無限の潜在的
認識可能性=感受表面の量子相互作用=光速=
現在からの、過去(超光速)と未来(光速下)への
相補分化でもあります。
原理的な超弦(量子定常波=光速)の階層現象的
潜在化による、現象表面的な非光速性に付随して
派生する。

全ての存在は、量子的な不確定性(確率波動)に
基づいており、無限に詰め込むと存在確率の山が
平らになり、無と等しくなります。
この「絶対無=不確定性無限」において、その
無限の闇に、認識体の仮定断面の運動(プランク
定数hの収束の時系列化=物体収縮=宇宙膨張)を
想定すれば、相対的に無の風は光になり、認識体は
その光の向うに、自我仮説の補完としての時空仮説
=宇宙を認識するのです。

量子的な相補的不確定性を介した、自我仮説と時空
仮説の相補分化と、そこにおける、無の射影として
の存在性。(無の無限の闇に対する自我の射影)
全ては、あなたが存在するための(物理的根源にまで
遡った)補完なのです。
「<宇宙は何も知らない。「そうだとすれば」」の回答画像9
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
猫に小判のような心境です。

お礼日時:2017/02/26 20:00

<宇宙は何も知らない。

だから、人間のすべては考えることの中にある。>

主語の立て方が間違っているのではないでしょうか。

接続詞の選択以前に、主語の選択を間違えると混沌の世界に入ってしまうものです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
猫に小判のような心境です。

お礼日時:2017/02/28 16:27

葦では、ありませんが、2か月ほど前に、花屋さんで買ってきた大きめのアロエは、けっこう頭がいいです。

IQもそこそこいいと思います。
いろんなことを良く考えていて感心しました。葦だって、中には優秀なやつがいるんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました
アロエなどの植物は、環境に適合して、人類などより長く生息していますね。彼らからみて、”人間もそこそこのIQを持っているな”と言っているかもしれませんね。

お礼日時:2017/02/16 19:34

「人間のすべては考えることの中にある。

」という結論を
すでに出しているなら「だから」 今まさに出そうとしているなら
「そうだとすれば」
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
ご回答は、質問2についてのように、おみうけします。
まず、質問1、すなわち、原文では、「そうだとすれば」と読めるのでしょうか?

お礼日時:2017/02/15 21:37

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