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ドイツでは高校を卒業した後、一度社会人を経験して、
それから大学に入る人がたくさんいると聞きました。
これは本当の事なのですか?
本当だとすればその人達は全体の何割を占めているのでしょうか?

https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/541?page=2
上記のサイトではドイツの大学の平均年齢が24歳という統計結果になっているようですが、
「アメリカの大学生の平均年齢が27歳なんてさすがに言い過ぎ。18歳がほとんど。」と言う声がたくさんあり、やはり嘘なのかなと思っています。

でも質問した事が本当の事なら今すぐドイツ語を勉強してドイツの大学生になりたいです。

以下は愚痴です。ぶちまける場所が他になかったのでここでぶちまけます。
私は高卒社会人の22歳で高校卒業時は大学進学の重要性を全く理解していませんでした。
なんとなく大学進学を希望したけど親に進学を反対されて仕方ないなと気持ちで社会人になりました。
しかし私も大学に通いたかったという思いが自分でも予想以上に年々強くなってきており
今では、大学に通わなかったことというよりも
高校を卒業した後は大学に通うという、ある程度発展した国の中の平均的な人生を踏み外してしまったという絶望で自殺を考えるくらい毎日本当に辛いです。
高卒は言われないだけで心のどこかで可哀相と思われる人間なんだ。高卒になっちゃった限りこのままでも惨めだけど今更大学に通ってももう手遅れで、私は一生惨めな人生を送るんだ。と。
こんな人生でもよかったんだと思えるドイツに逃げたいです…。

A 回答 (5件)

基本的に考え方が違うんですよ。


大学はヨーロッパで教会での学問に対しての不満があった層が1000年ほど前に設立した経緯があります。あまり大々的にやれなかった為に、どの国でも大学設立年度は曖昧なわけです。
一般にはパリ大、ボローニャ大、オックスフォード大あたりが最古といわれています。
要は「お坊さんの修行」の延長なわけです。
日本のような新興国の大学はこの100年ぐらいでできたばかりです。
そして「国家掲揚と発展」のために明らかに実学重視で国家予算を使って欧米をコピーして作りました。
ですから日本人が欧米のトップ大学を見てると、音楽の専攻が必ずあったり、哲学をやった人がその後に医学に鞍替えして驚くわけですけれど、「お坊さんの修行」としてみれば
複数の専攻があったり、複数の専攻を修めたり、4年を超えて学ぶことはヨーロッパ人としてはむしろ当たり前なわけです。

加えてドイツは西はアメリカの援助、東はソヴィエトの援助をかなり受けていますから伝統的に社会福祉は最強クラスなんですよ。つまりもともとからして学費という概念はあまり無いです。
そしてドイツ人の勤勉さを加えると「40歳、50歳でも学び続ける学生が溢れたり」もします。

お坊さんが修行するのに「何年」とかないですよね?
そういう場、探求の場なんです。
アメリカではそういうのの反発からランキング化が進んでますけどね。
カルフォルニア工科大やスタンフォードのような数字特化型、リベラルアーツ(教養)無視型の新設校が、今ではランキング上位に食い込むようになってきました。


で、質問にお答えしますと、できます!
ただ今はそういう人が増えすぎたので最低限の学費を取ったり、外国人を誰でも受け入れたりはしない(自国で大学を出てるとか、ドイツ語が話せるなどの有無)ようにはなってます。
決まりはないですけど、ずっと大学生してる人が大学から追い出されるようにはなってきてます。
※デモなどあったみたいですけど、こういう何年も大学に住み着いてるおじさん・おばさんって学びたい人というより働きたくないだけ、という認識があったみたいでドイツ人の支持は得られずに呆気なく潰されました
ですが、日本を含む多くの国よりもよほど優しい国です。

あとドイツは進級や卒業は厳密で大卒は「おおー」てなります。
卒業できずに辞めていく人も結構いますね。
日本でいえば国家試験のある医師や教員や大学院卒ぐらいの感覚です。
大卒は一種の専門職として見られますし、ですから日本のように「法学部を出てマスコミに就職」とかはあまりないです。
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この回答へのお礼

大学に対する考え方の話について、目からウロコでした。
ただ向こうでも考え方は徐々に変わりつつあるのですね。
ご回答いただきありがとうございました。

お礼日時:2017/05/05 22:27

日本の大学は単位制度と言っていますが、本当は学年制度です。

ある科目を取るには、習得しておくべき科目が有り、順次習得して行きます。この為、米国やヨーロッパでは中年になってから少しずつ単位を取得して行くことができます。また単位の互換制度が機能していますから、大学を渡り歩くことも可能です。要は学生ビザを得ることができるかがポイントになります。また外国語で学習することは主たる言語、母国語で行うよりも困難を伴います。ドイツ語で講義を聞きテストを受けるのは人によりますが、一般的な日本人にはより難しいのでは無いかと考えます。さらにドイツはビザの取得が困難になって来ているように想像いたします。
高卒ですぐに入って来るものもおりますが、米国の学生の年齢は高いです。知的興味の対象を追求する。あるいは職業的知識を身につける場合、米国は移民の国なので多様なサービスがより多くあると考えます。ドイツは、今もそうだと思うのですが、アビツアーと言う検定制度があり、例えば医学部に入学したい場合、成績による多年の入学待ちなどありました。私のドイツに関する情報は古いですが、実際の大学職員の入学係に聞かないとドイツ留学経験者でも分かりかねると思います。ドイツの医学部のcollege professor に当たる人も外国からの大学への留学について、よくわからないようでした。
drumubabergさんは実際にドイツ留学のご経験がおありのようですが、ドイツ語での学習はいかがでしたでしょうか?
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この回答へのお礼

海外の大学のシステムについて詳しくご回答いただきありがとうございます。
日本と海外では大学のシステムが本当に違うんですね。聞けば聞くほど驚きます。
生徒側ではなく大学の入学係の方にも聞ける機会があれば聞いてみます。ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/05 22:12

ドイツ等では小学校から留年と言うかもう一年やり直す事が結構有ります。


大学入学前に旅行したり社会勉強(仕事)する事も良くあります。それは勉強するテーマを見つけるための時間と言う意味合いも強いかと。
皆、年齢は気にせず、その学年の内容を網羅出来たかどうかを重要視します。結果、横並びの日本に比べれば平均年齢は高いかもしれません。

ドイツでは小学校高学年で大学・専門学校・技術者、等のコースに分かれて、勉強する気のある人だけが大学に来ています。
(ギムナジウム、ドイツの教育、等を調べて下さい。)歳とって大学に来ている人は勉強の目標もしっかりしています。
卒業後は2年、場合によっては一年目から一人で責任持って自分の知識で判断して仕事をしています。日本とは違います。

知り合いに高卒で経験を積んで評価され、一流大学卒の部下を持つ人も何人か居ます。勿論給料も一本はいってると思います。
目標が「幸せな生活」や「高収入」であれば大卒ラベルは関係無いです。本人の頑張り次第です。
給与だけで考えれば一流大卒の大多数に並ぶ・抜く方法は幾らでも有ります。
大学名で鼻高々に行けるのも一部の閉じた世界で、気にする必要は無いと思います。

ドイツに留学するのも一つかもしれませんが、そのガッツがあるなら、日本で最新技術に特化した専門学校等に通いつつ、
仕事で使える英語とドイツ語等のもう一カ国語を勉強する道も検討しては如何でしょうか。仕事は続けつつです。

3~5年くらい今の仕事を我武者羅に頑張りつつ、何か一つ、専門か語学を勉強するだけでも3年後に違う道が開けると思います。
まずはネイティブな言語で勉強・勝負する方が効率良いと思います。
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この回答へのお礼

このまま高卒で仕事を頑張るのもコンプレックス解消のひとつの道なのでしょうが、「この年ででも20代前半のうちに行っておいたほうがいいのでは」と大学のほうに頭が向いていて仕事へのやる気が全く出ません。
ひとつの道をきり開いても大卒コンプは一生消えないんじゃないかと考えてしまいます…。
私のためにどういう道があるのか回答してくださりありがとうございます。

お礼日時:2017/05/01 23:14

ドイツの事情はよく知りませんが、大学生の年齢の平均が何歳だから、だから何なんでしょうか。

年齢が高いメリットは、ただ少々居心地がいい程度の違いでしかありません。

あなたにおかれては、ドイツで暮らしたいという強い希望があるのでなければ、ドイツ語を勉強してドイツの大学生になるのは「労多くして功少なし」でしかありません。日本の大学に入るほうがずっと楽です。

また、日本の大学進学率はほぼ50%です。大学行くのと高卒で就職するのとどっちが「平均的な人生」ということはありません。

更にまた、大卒は大卒で、自分はFラン大だから(Fランというのも意味不明な言葉ですが)、早慶あたりの人も東大に落ちたから、東大生でさえ不人気学科の人は人気学科に行き損ねたからと、コンプレックス抱えている人が大勢います。

更に更にまた、若い人が社会に出て自分の無能さ非力さに挫折感を抱くのは珍しくもないよくあることです。しかし、大学に行けばそれが解決するのかというのは別の話です。
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この回答へのお礼

その居心地の悪さに非常に悩んでいるのです。
確かに大学進学率は50%ほどですが、その他の半数以上は専門進学だと思います。
高卒で社会に出てから高卒がいかに珍しい存在なのかひしひしと感じています。
「大学に行ってないの?カワイソーで、その年で大学に入学?カワイソー…と世間は私みたいな人間のことを内心こう思っているんだろうな…」と常に考えてしまって自殺を考えてしまうのです。外国に逃げたいと毎日思っています。
でも、励ましのご意見ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/01 22:59

紹介されているサイトは文部省のデータを基にしていますが、誤解と理解が


交錯しているので、その文を基に同じデータと自分の経験に基づき書き直して
みました。

●ドイツ
・大学・専門学校進学率:42%
・大学学生年齢平均:24歳
世界4位の留学生受け入れ国、1386年に神学研究を主体に設立されたルプレヒト・
カール大学ハイデルベルクはあまりにも有名です。このとき、日本では室町時代。
南北朝で争っていた時期です……。日本での大学に該当する高等教育機関「足利
学校」は80年ほど後でまだありません。

(大学進学率が低いのは、伝統的に職人の気風がある国であり、大学以外の選択肢
として、即戦力的な職業教育が充実しているからでもあります。ステロタイプな
誤解の例。)
大学進学率が日本と較べて低いのは、伝統的に第二次世界大戦前の教育システムの
残渣を引きずっているからです。少数のエリートだけがギムナージウム(日本では
戦前の中等学校)から大学に行き、大多数の青少年は職業学校生徒や見習い徒弟
として社会に出ていました。一旦レールに入ると少年少女達の進路切替は難し
かったのです。
戦後、社民党政権の下で、進路選択可能性の多様化が図られ、職業学校や職業
教育後に大学へ進学する複数の進学路が可能に成り、進学率も高まりました。

高等教育での大学と専門学校の比率は2:1で、大学進学者の約60%は大学院に
進みます(理系では学部卒業が日本の修士に相当)。
入学時の年齢は普通高校からなら18から19歳(夏か冬のどちらの学期から
学業を始めるかによる)、職業経験後の中途入学ならそれ以上の年齢と成ります。
学生の平均年齢が24歳と高いのはその辺の事情を反映しています。

海外の大学入学年齢が平均的に高いのは、日本ほど厳しい入学試験制度が無く、
大学入学資格試験成績と云う全科目に渡る評価制度ためでもあります。
高校卒業後に働いてお金をためてから入学する社会人経験者が多いということも
あります。このあたりは、歴史的に見て、欧米(イギリスとアメリカ)の大学は
民間主導(ドイツでは大学はほぼ国公立)で形成された歴史と伝統があり、
門戸が開かれているという認識があるためです。

ドイッでやり直すより、日本で受験し直す方がよっぽど楽ですよ。
ドイッでは学費の殆どは国持ちで生活費は奨学金(今は返済有りも多い)
ですから、その点は楽でしたが。

それに、ある程度支払えば遊学先を紹介してくれるエージェントが有ると云う
話もドイッに関してはあまり聞きませんが。
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この回答へのお礼

詳しく教えてくださりありがとうございます。
平均年齢が高いのは本当の話なんですね。
その理由についても教えてくださりありがとうございます。

お礼日時:2017/05/01 22:41

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