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来月に個人向け国債の受付が始まると聞きましたが、
友人から不景気のこの時期に国債を買うのは不利だと聞きました。
本当にそうなのでしょうか?国債の買い時を教えてください。

A 回答 (1件)

「個人向け国債」と「国債」は別々に考えた方が分かり易いといます。



個人向け国債は、債券価格は変動しませんが、金利は変動します。個人向け国債の金利は、10年利付き国債の利回りから0.8%を差し引いたものと決められています。つまり、今後景気が良くなっていく場合(=金利が上昇していく場合)、10年利付き国債の利回りが上昇しますので、個人向け国債の金利も連動して上昇します。したがって、利息の受取額も増えます。債券価格が一定で、利息を受け取れるので、利益が出ます。逆に、今後景気が悪くなっていく(=金利が下落していく)場合、個人向け国債の金利も連動して下がるので、利息の受取額が少なくなります。こちらの場合も、債券価格が一定で、利息を受け取れるので利益は出ます。しかし、好景気の時に比べて、利息の受取額が少なくなるので、相対的に損です。それなので、個人向け国債の買い時は、景気が良くなると予想する場合です。

一方、国債は、金利は変動しませんが、債券価格は変動します。国債は、今後景気が良くなっていく場合、価格が下落します。その理由の一つとしては、景気が良くなるのならば、株式運用などで利益を上げ易くなり、資金が株式などのリスクがあるものに向かいます。株式などに資金がより多く流入するということは、裏を返せば、国債に投資されていた資金が引き上げられるということです。つまり、国債は人気がなくなり、債券価格が下落します。利息の受取額が一定のまま、債券価格が下がることになるので、損します。逆に、景気が悪くなると予想された場合、投資家は安全な投資先を求めて、国債への投資を活発化させます。その結果、債券価格が上昇します。利息の受取額は一定でも、債券価格が上昇すれば、その分利益になります。それなので、国債の買い時は、今後景気が悪くなっていく(=金利が下落していく)と予想した場合です。
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この回答へのお礼

大変よく分かりました。
詳細な説明ありがとうございます。

お礼日時:2004/10/14 12:59

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