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No.2
- 回答日時:
女性解放運動の結果です。
ただ、男性の服と女性の服は歴史的に成り立ちが違う、と言うことも知っておくほうがいいでしょう。
男性の服は「作業服」から発展したものです。
ワイシャツは元々下着で、その上からジャケットなどを羽織るのが洋服(つまり西洋での着方)の基本でした。首が締まっていて、襟があるのは襟元を締めないと作業時に寒いからで、襟があるのは、さらに寒い時に襟に紐やタオルを巻いてそれがずれないようにするための折り返しが形式化したものです。
ちなみにネクタイも基本は首をきゅっと絞めて、風がシャツの中に入らないようにする防寒着、から来ているのです。
この様式がだんだん洗練されてスーツになり、スーツを着崩す形でポロシャツなどが生まれ、スーツの下のワイシャツのしたにさらに肌着を身に着けるようになった結果、肌着だけで歩けるようにしたのがTシャツ、ということになります。
だから男性の洋服の基本は「首が締まった襟」なのです。
それに対して女性の服装は首を絞めない、というものでした。分かりやすく言えば「大草原の小さな家」や「ダウントンアビー」や絵画「落穂拾い」に出てくるような日常着
参考 http://blog-imgs-81.fc2.com/a/s/t/asteroidcowboy …
襟なし、立ち襟が基本で、年齢が上になると首元まで立ち上がっているような服装も多くありました。女の子は襟付きでもバスター・ブラウン・カラーのような、立ち襟部分がない(ネクタイをまくようなことはできない)ものが主流でした。今でも小学生の女子の制服はバスター・ブラウン・カラーが多く採用されてると思います。
で、19世紀までは「女子も首元は閉めていた」のは同じなのですが、これが変化したのが女性解放運動なのです。
写真に有るような服は20世紀初頭、もう少し具体的に言うと第一次世界大戦前までの服装で、だんだんに服装が変化していきます。なぜなら「女性が男性と同じような仕事、特に肉体労働や機械操作などを行うようになったから」です。それは男性が戦場に行ってしまい、バスの運転や荷卸しなどの作業をする男性が足りなくなったからです。
それまでの服装は基本的にコルセットをつけ、長い足元まであるフレアスカートを履いていたため、たとえばトラックの運転などの作業をするときに非常に邪魔になったのです。
そのため、第一次世界大戦中には「女性解放運動」が起こり、服装にも変化が生じました。まず起こったのは「コルセットを外すこと」と「スカートの丈を短くすること」で、ココ・シャネルは1926年に「リトルブラックドレス」を発表しています。
このデザインが革新的だったのは、コルセットがないこと・スカート丈がひざ上だったこと・色が黒だったこと、です。今からは信じられないと思いますが「足を出すこと」に「ハシタナイ」と最も反対したのは保守的な男性であり、むしろ女性たちは「自分たちの意思を表現できる新しい服」として歓迎しました。
この時点で女性解放=女性の社会進出と「機能的な服装で肌を出すことをためらわないこと」が一致します。戦後は「肌を出すことは女性解放のシンボル」に変化していき、その究極が70年代のミニスカート(ツイッギーが有名)で、ここの時点で「足を出すのは限界」になります。
で、元々女性の服は首が締まっていなかったこと、リトルブラックドレスなどで「女性をコルセットなしでエレガントに見せるには、襟がじゃま(体のラインを首から腰、そして足まできれいに見せること。「ティファニーで朝食を」のヘップバーンのドレスが一番分かりやすい)という意識が芽生えたことがさらに首周りの発展につながるのですが、そこにはさらに80年代の「強い女性たち」の登場があります。
80年代になると「強い女性」が女性解放運動の最終目標になります。映画でいうとターミネーター2やエイリアン、さらにはスピードのヒロイン、最終的にはGIジェーンなどの「女性が戦場に行く映画」で90年代ぐらいに成立します。
この女性たちみんな「タンクトップ」なんですね。これはアメリカのマッチョイムズ(肉体派で自立したタフなヤツ)のイメージであり「女性でもタフでマッチョになれる」というメッセージだったわけです。
この結果と80年代にさらに進んだ女性の社会進出(ちなみに女子差別撤廃条約は1981年に発効)が進み、その結果「男性に負けないように」パンツルックスタイルが多くなっていきます。
でも「女性らしさ」を出すために、そして女性解放の象徴である肌みせをするためには「どこか大きく削って肌を見せる」必要がでてきます。
その解決策が「首元を開ける」ということになったのです。
それでも日本の女性たちの服装はまだ「穏やか」です。欧米の女性たちの服は基本的に「胸の谷間を強調する」のが普通になっています。日本ならレース地の当て布で隠すところを欧米女性は普通に出すというか、見せるのが一般的です。
これは足を隠してしまった代わりの自己主張で「おんなですがなにか?私が見せたいんだからいいでしょ」という意味あいがつよくあります。だから成功しているキャリアウーマンのほうが胸元を開いた服装を着たりするのです。
21世紀の成功したアメリカ女性の服装と男性の服装
http://livedoor.blogimg.jp/cat_kat/imgs/c/3/c344 …
ドラマスーツより、
左端の女性は、この間英国のヘンリー王子と結婚したメーガン・マークルです。
21世紀の強い女のイメージ
http://www.foxmovies-jp.com/alien/
映画「エイリアン・コヴェナント」の公式ページ
80年代以降のタフでマッチョで運命に翻弄されない強い主人公のイメージ、でも女であることもしっかり主張している。下は見えてないけど、ズボンです。
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