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Yahoo!で音楽ダウンロードサイトが始まりましたが、MP3には対応してないので、ipodでは使えません。

(1)MP3が有料でダウンロードできるサイトは今後もできないのでしょうか?

(2)MP3が有料でダウンロードできるサイトがないのは、やはり不正コピーされてしまうからでしょうか?

(3)有料でも数百円ならば、気軽に購入できるし、不正コピーも減ると思いますが、そういうビジネスモデルは成り立たないのでしょうか?

(4)海外の状況はどうでしょうか?

A 回答 (1件)

こんばんは。


どこか誤解しているようですが、現在世界最大の音楽配信サイトはiPod用のiTunesMusicStore(以下iTMS)ですよ。

ただ日本でサービス開始していないだけです。
(もう随分前から交渉してますが、いろいろあってなかなか実現しません)

iPodはちゃんとコピーガード対応しているけど、Appleがその技術を公開しないので、iTMS以外からではダウンロードできないのです。
iTMSは実は開始当時は、それまでとは比較にならないほど安く(約110円/曲)、コピーガードが緩い(CDへの書き込みオーケー)サービスでした。
これはOSシェア10%以下のMacだからレコード会社各社が甘く見たのと、それまで散々試してどうしても採算ベースに乗せられなかった状況から半ば「まあ、Macで実験してみるか」というノリでスタートしたのです。

これが蓋を開けてみると大ヒット。それまで各社が出来なかったことをAppleとiPodがあっという間に達成してしまったのです。
勢いに乗ったAppleはWindows版を開始。儲かることが分かったレコード会社もそれに応えます。
こうして瞬く間に世界最大の音楽配信サービスになりました。
iPodのブームはiTMSのブームでもあるわけです。

このiTMSの大成功を受けて、他の配信サイトも次々に料金引き下げ、CDコピーの条件付き解禁と追随。

こういった流れの中で、日本は逆に背を向けます。
それは某S社が主導して、世界初の音楽配信を手がけ、ここまで膨大な投資をしてきた事もあり、簡単にはオーケー出来ないのです。
とはいえ、国内配信サイトも一気に激動の時代へ突入します。
黎明期のサイトの大半は消え、LabelGateはmoraになり、Listen、OCN、MSN、エキサイトなどなど、新規参入が相次ぎます。
しかしここでもiTMSの技術が非公開であるために、各社はWindowsMedia形式を採用します。
S社系だけはATRAC3plusを採用。
価格を下げ、CDへの書き込みも一部解禁にしました。

日本へのiTMS参入は時間の問題だと言われています。
それからが本当の勝負になります。

ところで「MP3」ですが、基本的にiPodなどで再生可能な普通のMP3で配信することは多分無いでしょう。
その原因の多くは「Napster」にあります。
最近ネットを始めた人は知らないでしょうが、'99年~2000年にかけて爆発的に流行したP2Pシステムのことです。
実は世界的に「MP3」が認知されたのはこのNapsterが原因です。
それまでは音楽ファイルなんて重すぎてネットでやりとりできないと思われていたのが、MP3を利用すれば簡単に、しかも無料であらゆる楽曲を手に入れる事が出来ると実証されたのわけですね。

ネットではちょっとした社会現象でした。
これに激怒したのがレコード会社。
彼らが次世代メディアに頭を悩ませている間にユーザーが彼らの予想を追い抜いてしまい、大量の楽曲が無料で流通してしまったのですから。
これでもう、MP3と聴くだけでアレルギー反応みたいになるほど嫌われてしまいました。
実はMP3の応用でコピーガードをつけることも出来るのですが、この反応もあって実現していません。

というわけで、今後もMP3をメインとしたサイトが出来る可能性は低いと思います。
まあ、技術としても古いですし。
(圧縮効率ならWMAやAAC、ATRAC3、oggの方が上です)
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この回答へのお礼

悪貨が良貨を駆逐するって感じですね。

不正コピーが普及するから
CDは安くならないし
不便なコピーガードがつくし、
MP3を有料でインターネット配信ができない。

悪循環のような気がします。

1客100円で配信すれば、コピーもなくなるような気はするのですが。

お礼日時:2005/02/25 12:00

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