【コナン30周年】嘘でしょ!?と思った○○周年を教えて【ハルヒ20周年】

よろしくお願いいたします.
先日、スーツを購入しました.店員さんといろいろお話しし、スーツのウエスト部位を詰めることにしました.ショップから遠いこともあり、できあがり次第送っていただいたのですが、着てみると、何となくしっくりこない状態です.少し詰めすぎたかなという感じになってしまいました.そこで、この質問コーナーを拝見させていただいたら、肩とウエストを詰めるべきではないとのご回答を多く拝見しました.
なるほど、いじってはいけないとことを直してしまったか・・・.と、ちょっと悲しくなってしまいました.自分の無知さを反省しました.
そこで、今回お直しした部分をさらに元に戻してもらうような修理は可能なのでしょうか?それとも、一度なおしたら、このままあきらめた方がいいのでしょうか?また、直すのが可能なら同じショップでやってもらった方がいいですよね.
教えてください.よろしくお願いいたします

A 回答 (3件)

ニューヨークから失礼します。

まだ買い慣れていないからだろうとは思いますが、もう少し御店に対して毅然とした態度が必要です。
少し長くなりますが、ショック療法だとでも思って読んでください。私は、当地で服飾コンサルティングをしています。つまり顧客に対して何をどのようにコーディネートして着ればいいのか、二週間、一ヶ月
単位でプログラムを組んで、顧客の仕事内容、性格、これまでの服飾履歴、肌の色、瞳の色、そして顧客に対して自分をどう見せたいのか、といった希望などを含めて、ディスカッションを重ね、その上で私が最終的な指示を出すのです。もちろん私の言うことを聞くも聞かぬも顧客の自由ですが、もしも私の言う通りにして仕事に効果があった、つまり私が顧客から、より強い信頼を得ることが出来たら、顧客は全て私の言う通りに服を着るようになります。そのような意味で、私の仕事は医者と一緒です。役に立たないと判断されれば、同業他社に代えられる、それだけのことです。もちろん、こうした服はカスタム(日本ではオーダーメイドと言うのでしたか)で、全て私たちのところで作製します。
 彼らアメリカ人の顧客は、自分たちが、それぞれの分野のプロだと理解し切っている、それ故に我々服のプロの判断を求めてくるのです。彼らは自分が服飾に関して、単なる消費者にすぎず、つまり素人だと痛いほどわかっているのです。それに対して、日本はどうでしょうか?
素人であるはずの消費者が何でもかんでも自分で判断しようとしすぎていないでしょうか。素人判断は危険ですが、こと洋服に関しては、命に関わることなどは何もなく、”ただ似合っていないね”とか、”ダサい”とか、特に女性に言われてガクッとくるのがいいところでしょう。 イギリスやアメリカ、いわゆるアングロサクソンのコーディネートとは、異性にではなく、同性である男性に、”あいつは凄い、ちょっと違うぞ。”と、ある意味、屈服させることが服と、そのコーディネートの目的であり、そしてそのことこそが仕事場における男の服飾の”肝”なのです。 このあたりが何歳になってもオンナのケツを追っかけているイタリアをはじめとしたラテンの男と、そのコーディネートに通底するコンセプトとの違いなのです。(ローマやナポリでは、いい女が通ると、どんなジジーでも目でその女を追ったり、アピールさえしたりする。もちろんそんなジジーは、日本のジジーと違って 年季が入ったおしゃれでメチャクチャ色気も雰囲気もあって格好がいいのですが...)
 さて、顧客が、もし2週間分で(これがもっともポピュラーな単位)ということであれば、月曜から金曜日まで5日間X2で、10着のスーツ、その他にジャケット、スラックスを数組ウイークエンド用に購入します。彼らにとって、洋服を買うことは、基本的に高級車を買うのと同じことであって、出費もほぼ同額で当然だと思っています。(競合他社のアラン.フラッサーのオフィスにて3万ドル、5万ドルの個人のオーダーシートを見て、ビビッて帰ってきてしまった日本人を知っています。)一般の日本人は、スーツは一回の買い物で一着しか買わないのですよ。
 この結果、どうしても一着一着のスーツのメーカーはもとより、デザイン、シルエットに違いが出てくる。これが、実は、世界的なレベルにおいての日本の男の格好悪さ、貧乏臭さの源なのです。アメリカ人というか、欧米全般(当然ながら上流、エリート層)からすると、スーツのデザインやシルエットを毎日のように変える日本のビジネスマンは、精神年齢が子供に見えてしようがないのだそうです。つまりこの歳になっても未だ自分の着るべきものがわかっていない、ということです。 彼らも仕事が終わってからは、特に金曜日の夜や土曜日には、アルマーニやグッチに着替えて街に繰り出すことも当然あります。プライベートでは、ビジネスの場と違って、自分の好きなもの、アピールしたいものを着るのです。
 日本国内の日本人男性については、スーツには、フォーマルをも含めた”ビジネススーツ”という考え方、カテゴリーと、完全なおしゃれ着としての”タウンスーツ”という、2つのカテゴリーがあることを未だに理解していない。(だからバブルの時代に、日本の商社では仕事に平気で紫やグリーンのスーツを着てくる人がいたのです。)このような、ものごとの本質を理解する方が、実はよっぽど大切なことなのであって、たかが”スーツ(既製服)の肩やウエストをいじってはいけない”、とか、”いじってしまったら終わりだ”などなど、おまえら何をケツの穴の小さいことを素人の分際で言っているのか、と声を大にして言いたい。 この程度のレベルの問題は、本当の技術を持ったテイラーがことにあたれば全て問題なく直せるものです。(日本のテーラーが得意なのは、えてして股下を何センチに仕上げろ、とか、袖を何ミリ出して、とか、基本的に直線と平面という二次元の話で済むお直しは上手だが、これが曲線と立体という三次元がからむ話になると、カラシキダメ。)
 ニューヨークに、バーニーズという店があります。今から20年くらい前の全盛期には、店内で針仕事、即ちテーラーの仕事が出来る人が
150人以上はいた。 当時から、アルマーニやベルサーチェは人気でしたが、顧客に中には、そうしたデザインされた服がなかなかサイズ、体型的に合わない人も、まま いるものなのです。そうした人たちが、アルマーニを欲しいと言えば、何とかして 服の持つ雰囲気を壊さずに、きちんと補正をして上げるのが本当の意味での専門店のサービスなのです。
 既製服のシルエットを、何もせずにそのまま受け入れようとするのは、いかにも日本人らしい。(欧米においては、サンドイッチひとつ買うのにも、パンの種類から中身、チーズ、マスタードなどもいくつも種類があって、それらを全て自分で決めてお店の人に伝えなければならないが、日本人は出来合いを買うのに慣れすぎていて、自分で自分の好みを明確に伝えられない、だから外国でサンドイッチひとつ買えないのです。)既製服のシルエットなどというものは、万人向きなどと言っているが、要するに細かいことを言えば、誰にも合っていないということなのです。アメリカ人のエリート層などは、自分に合う既製服をお店を回って試着しているようなヒマなどあるわけもなく、最初から自分にあった(サイズ、感性ともに)服を創ってしまう方がはるかに合理的なのです。
 日本人は、子供の頃から出来上がったものをそのまま文句も言わずに受け入れる教育を受けてきたせいなのか、人前で自分を主張するのがどうも苦手なようです。
 アメリカ人顧客の話に戻りますが、スーツに関して、”この柄こそが自分の柄”と思えば、10着とも全て同じ柄で創ることもありますし、また顧客がニューヨーク以外に、シカゴ、ダラス、マイアミ、サンフランシスコなど、計5箇所にオフィスがあれば、同じ柄のスーツを
5着づつ創ってそれぞれのオフィスに配送することもあります。その場合、シャツもタイもハーフダズン(6枚または6本)、または一ダースづつ同じものを各オフィスに配送しておきます。靴などもそう。こうしておけば、顧客はポロシャツにスニーカーで、それにアタッシェケースをぶら下げて飛行機に乗って各オフィスに出張出来るわけです。そうそう、顧客の中には全てのオフィスの自分用の仕事部屋を同じ業者にまかせて、内装から家具、さらには日差しまで同じ向きになるようにしつらえている人もいます。また、当然各オフィスには、同じメルセデスが用意してあります。
 こんなですから、彼らは何を着ても格好いいのです。長々とこんなことを書いてきたのは、日本人の”貧乏臭さ”は戦争で負けても一向に変わっておらず、スーツに関しても相変わらずの”一着入魂”。昨年お亡くなりになられた服飾評論家の方の功績を認めるにやぶさかではないものの、一部の”貧乏臭い”日本人に”一着入魂”のともし火を再び付けてしまったり、素人でも彼の本を読めばすぐにでも玄人になれるような錯覚を与えてしまったりと(過去にアイビーリーグスタイルを若者向きのスタイルだと、日本人に大きな誤解をさせてしまった石津謙介ほどではないが)これらは罪の方にあたると言えるでしょう。
 貧乏自体は悪いことではないのですが、”貧乏臭い”のは悪いことなのです。男は、矢沢永吉も言っていましたが、心意気は”メジャーでなけりゃ”いかんのです。服を着るのはあくまであなたであって、着こなせるかどうかも、最後はあなた自身の問題なのです。今の心意気のままでは服に着られてしまいかねません。 今回の問題は、御店の担当者に
”すいませんが、ちょっとキツイので、もう一度見ていただけませんか?”と一言 言えれば解決であったのかもしれません。さらに細かいことを言うと、売る側の心配り、つまり、担当者は、”本当は ご試着をしていただいてお渡ししたかったのですが、配送到着後、何か不具合な点、お気づきの点など、もしありましたら、どうぞ御遠慮なく私の方へ御電話ください、という言葉とともに、名刺(携帯番号まで書いてあるとベスト)とともに、あなたを何があっても大丈夫、と安心させる心配りが足りなかったことも事実。
 さてと、それではドレスシャツに着替えて鏡の前に立ってください。
どのような目的で着るスーツかは存じませんが、ツイードやコーデュロイであればともかく、基本はドレスシャツ一枚でフィッティングが基本です。そのスーツは、ビジネスに着るのですか?それともプライベート用(彼女とのデートなど)ですか? ビジネス用であれば、まず普段スーツの内ポケットに入れるものは全て入れてみてください。そうしてスーツのボタンを掛けてみてください。全身が映る鏡があればベストですが、なるべく鏡から離れて(あまり縫い目の細かい箇所など気にする必要はなし。日本人は服を近くで見すぎるので全体のバランスが掴めない。)自分のことを他人の目線で見てみましょう。時間を計って、一分間じっと見てみてくだい。そうすると、今まで見えなかった色々なことが見えてくるのではありませんか。普段使っているものを入れてボタンを掛けてみると、結構外から服が脹らんでいるのがわかる、とかetc. とにかく自分の姿を他人目線で見れるようになること。
前にも触れましたが、今回あなたがもう少し注意すべきであったのは、買い上げの服に直しが発生した場合、家との距離が遠いのはもちろん理解出来ることですが、出来るだけ配送を頼まず、自分で取りに行くようにすべきでした。そしてどんな時でも必ず確認のため試着をしましょう。何か問題があれば、その場で提起することが可能であるからです。試着の際には、先ほど申し上げた、普段内ポケットに入れるものなどあれば、それらを全て入れてみて具合を確認するようにしてみましょう。もしお店の人がこうした対応をメンドクサがるような態度を見せたら、もうその店には行かないことにすればいいのです。さらには、そのお店の本社人事部宛に、クレームを書いて出すことも忘れずに。実は、サービスに関するクレームは、今売る側各社が一番気を遣っていることなのです。
 それとは別に、服をまた直すことお願いすることそれ自体を、お店に対して恐縮したり、怖がる必要はまったくありません。”たかがスーツ”、それも”たったの一着”ではないですか。スーツを自分のものにして着こなすための心意気は、何度も言いますが、気持ちが”貧乏臭く”ならないことなのです。
 逆に、また”たったの一着”であっても、きちんとお金を払って購入したのです。お店の方においては、あなたが100%とことん満足いくように仕上げることこそ、いただいたお金に対する彼らの”務め”なのです。あなたは、臆することなく、ただひたすら堂々としていればよいのです。
 最後に、これも細かい話ですが、買われた服がもしサイドヴェンツのモデルであったならば、ヴェンツの切り込みの部分が邪魔をしてヒップ廻りなどの寸法についてはあまり出すことが出来ないかもしれませんが、基本的には一端ツメたサイズを元に戻すことは難しいことでも何でもありません。ただ日本の場合、確かに詰めたあとの縫い代をカットしてしまう傾向はありますが、それでも念のために現状回復の余地を残しておく方が多いです。とにかく、自分の正直気持ちを御店の方に伝えること。もしお店の方でがガタガタ言うようであれば、私がなんとかして上げますから、どうぞご心配なく。
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この回答へのお礼

とても貴重はお話ありがとうございます.
ショック療法と書かれていましたが、私にとっては非常に興味深く勉強になるお話でした.
もう一度ショップに方とお話してみようと思います.
これを機にまたお話を伺えることができたらできたらいいななんて思っております.ありがとうございました.

お礼日時:2007/03/19 11:24

既製服のスーツは、たいていの人に合うように出来ているそうです。


とは言っても、スーツ各部のバランス、デザインはしっかりと出来上がっていると思います。
ようするに、着丈・袖丈・ゴージラインの位置・ゴージラインの角度・ポケットの位置・ボタンの位置・ラベル幅・アームホールの寸法等、それぞれの位置関係、全体的なバランス・デザイン、着易さ、という事です。
ですので、スーツのウエストを詰めた時点で全体的なバランスが崩れる事になりますし、着にくいスーツになってしまうと思います。
イメージとして簡単に考えてみると、ポケットの位置が全体的に後ろに行ってしまうように感じます。またウエストの両側を同寸法、詰めているはずですので、その縫製の仕方によっては、左右の身頃の位置がズレル、したがってボタンの位置とボタンホールの位置がズレルという事にもなるように感じます。
それから、「着てみると、しっくりこない・・・」との事ですが、詰めるという事は、上記の事も関係していると思いますが、どこかの生地が引っ張られる事になるのではないかと思います。アームホール(脇の下の部分)とか、肩のあたり、首のあたりの生地が・・・と感じます。
というような事から『既製服のスーツの修正は、ズボンの裾丈と上衣の袖口の詰めだけと決めておく』事は非常に大切な事だそうです。
『1つの修正は、間違いなく1つのバランスを崩す事になる』との事です。
また、『肩とウエストは詰めるべきではない』という事も事実であり、『どちらかを修正すれば、そのスーツは終わりである』とも言われます。
>今回お直しした部分をさらに元に戻してもらうような・・・
ですが、詰めた部分の生地が切り取られていれば不可能という事になります。とにかく一度同じショップでご相談されてみたら如何でしょうか?

それから、次にスーツを購入する時には、色々なショップに行って、出来るだけ多くのブランド(メーカー)のスーツを試着してみる事をお勧めします。同じサイズであっても、そのブランド(メーカー)によって各部の作り・デザイン・型等、いろいろ違いがあると思います。
スーツ購入時に直しをする必要が無い、質問者さんの体型・体格に一番合うスーツ、一番しっくりするスーツ、一番着心地の良いスーツ、一番カッコ良く見えるスーツが見つかるのではないかと思います。
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>今回お直しした部分をさらに元に戻してもらうような修理は可能なのでしょうか?



詰めたのは上着?スラックス?それとも両方ですか?
何センチ詰めました?
それによります。

というのも、詰めれば詰めた分縫い代が増えるので、ある程度を残してカットしてしまうんです。
縫い代がカットされてしまっっていたら「元の状態に戻す」というのは無理かと。
特に上着はきついですね・・・。

スラックスの場合は上着よりも直しがききます。
今の状態で元に戻す事が無理でも(縫い代があれば可能)「着られるようにウエストを出す」事は可能です。

>肩とウエストを詰めるべきではないとのご回答を多く拝見しました

でも詰める方はいらっしゃいますよ(上着の肩と脇)。
決して「詰めてはいけない場所」ではないです、「詰めすぎてはいけない」だけで。
上着は中にシャツなどを着ますから、余裕が必要になるので詰めすぎはよくないんですね。
購入の際は、そのスーツを着た時に中に着る服をあらかじめ着て買いに行き、試着して購入する事をお薦めします。

試着してみて、質問者さんとショップの店員で確認して、詰めると判断したんですよね?
それならショップに相談しましょう。
できれば購入した際にやりとりした店員と話すといいと思います。
もしかしたら、店員と補正室との間で何か食い違いがあったのかもしれませんから。

この回答への補足

早々のお返事ありがとうございます.
詰めたのは上着のウエスト部位で3センチも詰めてしまいました.
縫い代部分はカットされるのですね.となると元に戻すのはちょっときついですかね・・・.
一応、普段上着の中に着るものをきて試着しましたので、着れないわけではないのですが、印象としてちょっと詰めすぎたかなと思います.

補足日時:2007/03/18 16:34
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